ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン3) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/762

第4話 悪魔の末裔 Blood Relation

脚本／Robert Doherty
監督／Oz Scott
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アリソンは過去に宿主を捜して現世を彷徨う殺人鬼・チャールズ
ウォーカーとの出会いがあった。15年ごとに殺人を犯している
彼。
アリソンはその日の夢で、チャールズの妻・モーラの出産の
時の映像を見る。分娩に30時間かかっており、医師からは母胎
は諦めて腹を切って子供を助けるべきだと言われる。しかし
チャールズは優先すべきは母胎だとして訴えるが、医者は
チャールズを追い出し、母胎を犠牲にして男児を助けるのだった。
しかしチャールズは子供には全く関心を示さず、血を流す
モーラを腹部をさすっていた。

アリソンは目覚めると隣に寝ていたのはジョーではなくブリジ
ットだった。ブリジットは恐い夢でも見たのか?とするが、
朝になれば忘れるとして母のことを安心させようとする。私は
恐い夢を見たときには、アイスやチョコレートの事を思い浮かべ
るのだというブリジット。

アリソンはこのことを相談するためにかつて助言をもらった
霊能力者・キャサリーンの元を尋ねる。ウォーカーの夢を見た
のには何か意味があるはずだという彼女。しかし何故宿主が
見えないのかとアリソンは歯がゆく感じていた。キャサリーン
は神様はキケンを犯さないものだとし、メリンダに届くメッセ
ージには、必ず理由と必然性があるのだと告げる。

アリソンは帰りがけにスーパーに立ち寄り食材を買い出し。
するとそこに女子大生のアマンダとステイシーの姿を目撃する。
特にアマンダはアリソンに対して、まるでチャールズが語り
かけるようにして近づいてくる。しかも鏡にはチャールズの
姿が映っていた。スキャンロンを呼び出すと、今度犯人に狙わ
れるのはアマンダであるとして、警護してくれれる様頼む。
しかし現時点では何のキケンもないので難しいとするが、
アリソンの頼みを断れず了承することになる。

アリソンは帰宅すると夕食の際にアリエルからある提案をされ
る。我が家のルールは週に10時間しかテレビを見られないが、
クレスラー先生によると、毎晩新しいニュースを見るのも勉強
だと言われたという。その分テレビを見る時間を増やして欲しい
と訴えると、勉強ならば仕方がないとして了承する。

その晩もアリソンは夢を見る。
チャールズ・ウォーカーが内科医として、辺鄙な村に来た事。
そこで熟年の女性から、ウチの娘は体を痛がっているとし、
見て欲しいという。成長痛と呼ばれる物で、診察と称して
チャールズは少女のお腹を切り刻むのだった。

翌日アリソンはアマンダの元に行き声をかけると、アマンダの
元に男がやってくる。なんと男はチャールズそのものなのであ
る。アリソンは急いで警備員を呼び、コイツが彼女を傷つける
つもりだと叫ぶ。
しかし彼はジャック・ウォーカー(36歳)というパソコンの修理工
で、チャールズはひいお爺ちゃんに当たる人物だという。二ヶ月
前に車でアマンダにぶつけられたことで二人は出会ったのだと
し、アマンダが親には知られたくなくて警察には知らせずに
分割して金を支払っていたのだという。ジャックの逮捕歴は
せいぜい飲酒運転くらいなもので、現在の所それ以外の犯罪歴
は無いというが・・・
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アリソンは夢の中で暴れまくっている殺人鬼のチャールズの
夢を見始める。彼が乗り移る宿主を見せる訳でもなく、彼の
過去を夢に見ることで果たして、何を知らせるためにメッセー
ジが送られてきているのか。

いよいよチャールズのエピソード三部作の最終話。
s1 #15「悪魔のささやき」、s2 #12「悪魔の再来」と来て、
s3の#4「悪魔の末裔」で解決を果たす。
演じているMark Sheppardは、とても色んなドラマに出ている
人で、ドラマ「S.O.F.」のCJイェーツ役、「24」のシーズン5
のイワン役、「宇宙空母ギャラクティカ」では公選弁護人
ロモ・ ランプキン。「スーパーナチュラル」では悪魔クラウリ
ー役など幅広い役を演じている。

霊能者キャサリーンを演じたMargo Martindaleも三度目の
登場にして、これ以降のクレジットが無い。ドラマの中では
アリソンの発言に対してあなたは分かっているじゃないのと
語っていたので、用済みという感じだったのかな。

さてドラマとしては解決するのが難しいと思われる事件。
何と言ってもアリソンだけにしか見えない犯人だし、実態が
有るようで無いという殺人鬼の姿。

チャールズの妻を失う壮絶さ・悲惨さは感じるけれど、その
怨念たるやもの凄い物が有る。
酒を飲むことでチャールズからのささやきを遮断できるとする
けれど、状況としてはなんとも辛いものがある。
常に酒を飲んでいなければならないというのは無理だろうしね。

涙ぐましいのが、ジャックはチャールズの声が聞こえるタイミ
ングを知っていることで、酒を飲む時間が定期的に訪れるという
ことだ。体内で酔いが覚める時が、その時間なのだろうけど、
常に飲んでいなければならないのというのは辛そうだ。

凄いことに殺されたと思われたアマンダは悪魔のささやきによ
って自ら命を落としていたこと。
それを証明するのもまた相当難儀な物が有ったのでは無かろうか
という感じがするけど、とりあえず解決したので良かった。

最終的には母性愛ならぬ、時空を超えてモーラが夫に訴えかける
というものだった。この殺人鬼も何処かで辞めたいと考えて
いたって事は無いのかな。

相変わらずブリジットがかわいいね。
悪い夢を見たときにはチョコレートを思い浮かべれば良いんだよ
みたいな幼さが何とも言えない。