ミディアム 霊能者アリソン・デュボア Medium (シーズン4) http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/762

第15話 一心同体 Being Joey Carmichael

脚本／Robert Doherty、Craig Sweeny
監督／Arlene Sanford
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ドイルと共にジョーは会社を立ち上げたが、経営権は51%の株式
を保有するドイルに奪われてしまった。それでもジョーは仕事
がしたいとしてサインをする。そんな中、ドイルは有る時
デートの最中にオフィスに居たジョーの元にやってくると、
人生とは計画通りに行かないものだとし、ジョーに無理矢理
キスをする。

ランチボックスを持ったジョーイ少年を三人組の男が虐める。
そのイジメを行う主犯格の一人が物陰に隠れてタバコを吸う
所に、ジョーイの双子の兄・テディが現れ、ランチボックス
で主犯格の男を殴り飛ばして顎の骨を砕くのだった。

アリソンはそんな夢から目覚める。
朝からブリジットがマリーのメガネを取り上げ、シリアルの
説明書を読んでいた。メガネをかければハッキリと見えるハズ
なのにボヤけて見えるというが、アリエルはマリーの視力に
合わせているのだから当然のことだとして、ブリジットに告げる。
アリソンは三人にジョーは昨晩遅くまで仕事をしてきてまだ
寝ているのだから静かにするよう告げる。

そんな中スキャンロンから電話が鳴る。
事件の捜査に協力して欲しいという彼に、アリソンは警察署は
私なんて不要だとしていなかったか?と嫌みをいう。スキャン
ロンは、それはヴァンダイクの考えだと告げる。
スキャンロンに逢うアリソンは自宅で銃殺されたカーティス・
ランバートの写真を見せられる。自宅で何者から三発撃たれた
のだとし、足に二発、頭に一発撃たれて居ると。すぐに殺害
せず苦しめて殺害している事から怨恨の可能性が高かった。
彼はヘロインで財を築いた人物で、麻薬捜査官が何年も彼を
追いかけていたものだという。恐らく犯人は商売敵がやとった
殺し屋でプロの犯行だという。最新のセキュリティシステム
の家に侵入して殺害している事や、現場に指紋やDNAを一切
残して居ない事がその要因だった。今のところ手がかりが
無いので捜査ファイルを見て何か分かれば知らせてくれと言われ
る。ファイルに触れたアリソンは這いつくばるカーティスの
幻視が見えて頭に銃弾を浴びせるシーンが現れるのだった。

ジョーは会社に出社する。
するとドイルから謝罪を受ける。昨日は泥酔していて気まずい
思いをさせたこと。キスを迫ってしまったが、貴方が家庭を
大事にする人だと分かったという。昨日のことは話したのか?
と問われ、そんな事を言えるはずはないという。信頼を失った
のは仕方が無い事だが、仕事では多額の投資資金を集めて見せる
とし、私と組んで良かったと思わせると告げる。ジョーは今度
同じ事をすれば僕は出て行くという。ドイルも二度としない
と約束する。

アリソンはベッドで資料に目を通す中、ジョーに仕事は順調
か?と尋ねる。アリソンは夢でジョーとドイルがキスしている
のを見ていた為にジョーからその話の説明が行われるのを待っ
ていたのである。しかもジョーは全く仕事の話をしないこと
に不自然に感じていた。僕はずっと図面に目を通していて、
彼女は弁護士や投資家・銀行家と連絡を取り合っていたと
告げる。アリソンはドイルから言われた食事会はいつ行う
のか?と問うが、彼女は友人が多く多忙なので当分は無理だと
語る。

バーでタバコを吸おうとする男性・ジョーイ。
バーテンダーはここは禁煙だとしてそれを止める。
ジョーイはシガレットケースを取り出そうとして、懐を探る
と中からIDカードがこぼれ落ちる。そこにはセージモント病院
のリハビリ科・ジョセフ(ジョーイ)・カーマイケルと書かれて
いた。

アリソンは早速スキャンロンに連絡して、ジョーイの居る
病院へと足を運ぶ。そして二日前に殺害されたカーティスを
知っているか尋ね、当時のアリバイを尋ねようとすると、
ジョーイのリハビリを担当している女性セラピストから変わり
に事情を語られる。ジョーイの事を4年以上リハビリを担当
しているが、事件報道にあったような事が出来るはずが無い
という。銃弾を受けて脳に損傷した彼は、未だに銃弾は体内
に入ったままで、当時の記憶はなく、両手も不自由だと語る。
知能は12歳くらいのものだという。

アリソンは見た夢が外れていた事にショックを受ける。
しかしその晩にも少年期のジョーイの夢を見る。そこで彼が
双子である事実を知る。3分早く生まれたテディが虐められる
ジョーイの事を守る姿が有った。
スキャンロンに電話すると確かにテディという1969年生まれ
の双子が居る事が分かる。B&E専門家だとし、幼い頃に不法侵
入からはじまり2004年には宝石強盗を行って不起訴になった
過去が有るとの事だった。
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シーズン4のラスト前のエピソード。
アリソンが見る夢も少しずつ難解になっていき、今回もまた
S4 12話「正義の裁き」でクーパー捜査官とのやりとりと同様
に、幻視に現れる霊がアリソンに対して取引と称して嘘をつく
という流れが描かれた。

段々とアリソンの夢を利用する霊が現れたことは有る意味では
危険な兆候なのかも知れないし、最近では額面通りに夢が現実
とならない事も有って、ジョーとドイルの件でも、実はそれとは
別の流れが有るのかと思った。ただ二人の間にはやはりドイル
側から迫った後が有り、相当気まずい状況があるようだ。

このドイルという女性、今までにもこうやって男性を誘惑して
仕事を得て来たであろう事が伺えるモノが有るし、何よりも
今回ドイルがジョーに贈ったプレゼントを見ると、個人的には
別れのメッセージであり、ストラトスフィア社のCEOのテリー
とやらと、ジョーのアイディアを盗んで逃げるのだろうなと
思わせるものが合った。しかし結果的にジョーの方から彼女
とのパートナー契約を下りるということで、ジョーのアイディア
は会社のものになり、結果としてテリーにアイディアを使われて
しまうという感じなのだろうか。

さて事件は双子のシンパシーを利用したものだった。

時系列的に見ていくと、今回アリソンの見た夢も、現在・
過去・未来・・・ではなく、現在と過去と、そのまた過去と
更に幼少期の双子の4段階の時空を夢旅行したことになる。

幼少期に双子の兄弟の絆を感じさせたし、次に出て来た過去で
は、弟が撃たれ、テディもまた金を持ち逃げしようとした事で
殺害されてしまった。

そしてカーティスが殺害された時代があり、そして現在に至る
という流れが有る。

リハビリはカモフラージュであり本人が復讐殺人したのかと
思ったけど、結果的には兄の霊が乗り移ったのか、それとも
テディが語る様に無意識のうちに弟が犯行に及んだのかよく
分からないものが有った。終身刑で無い限り、罪は自分が
被るとして兄が乗り移っているところなど、何が何だか分から
なくなりそうなエピソードだったね。

さて最終エピソードだけど、BS FOXが有料になってしまったの
で残念ながら暫く見られないかも。まぁレンタルで借りてきても
良いんだけどね。手元にシーズン5は有るので先に見てしまう
べきなのか。