NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン2 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Mar. 1, 2011
第23話 別人 Imposters
緊急事態！ヘティ失踪

脚本／Shane Brennan 監督／Tony Wharmby
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サンタモニカのレストラン"サーフサイド・サリーズレストラン"
でミッシェルとショーンは休暇で食事に来ていた。ミッシェル
はショーンの様子がおかしいことに気が付くと、休みくらいは
リラックスして過ごしてと言われる。しかしこの日ショーンは
彼女にプロポーズを予定していたのである。彼女がトイレに
居る間、友人のマークに頼んでVTRを回してもらう中、彼女が
トイレから戻るとショーンは跪いてダイヤを出して彼女にプロ
ポーズの言葉をかけようとする。しかし突然店には火だるまに
なった男性がやってきて店は大混乱に陥る。

サムとカレンは護身術の訓練をしていた。
サムは一人で休暇を過ごすためにクルーズ旅行にいくと知って
カレンはちょっぴり寂しさを覚える中、彼を皮肉を語り、
俺はサムと一緒に過ごそうとしていたというカレン。サムはヨット
を借りて過ごすだけだと告げる。そんな中組んず解れつしている
サムとカレンの元にネルが作戦ルームに来て欲しいとやってくる。
二人が体を密着していることにちょっぴり違和感を唱える。サムたちは
あくまでトレーニングだぞと語る。

作戦ルームにいくと案の定ディークスからサムたちのことを
絡まれる。エクササイズをしていたとの事だが、ロッカームール
にどちらかの人がレッグウォーマーを忘れていかなかったのか
ということ。

そんな中エリックとネルからサンタモニカのレストランで事件が
有った事を知らせる。カレンはいつも居るハズのヘティはどうした
のかと問うと、ヘティは今ヴァンス局長と20分以上も電話して
いるのだという。
ネルによると指紋も顔も焼かれて居るので被害者を特定するのが
難しいこと。歯形で照合を試みている最中という。鑑識によると
被害者は鈍器で激しく殴られており、火を付けられているが、
燃焼剤には白リンが使われているので消火活動も大変だったという。
エリックは被害者の膝には人工関節が入っているので現在製造番号
から被害者の特定を試みているのだと語る。ケンジーは何故NCIS
が担当するのか?と問うと、遺体から核物質のフルオロデオキシグル
コースが検出されたのだという。放射性医薬品で、過去カルウェスト
病院から盗まれた特殊な容器に入っていたものと一致している
が、当時の犯人・ジェイク・ヴァーリーとウェンデル・ハーツは
核医学室に侵入した際に職員のアフザルを殺害し、4つの容器を
盗んでいるが3つは回収されているが残りの一つが使われたのだ
ろうとの事だった(シーズン2 12話より)。
ケンジーとディークスは焼死した男の現場に行く事を告げると、
サムはサーフボードは持っていくなよと忠告する。

一方ヘティは未だに電話で激しい口論をしていた。
話しかけるとこれは私にしか解決出来ない問題でいわゆるお役所
的な事だと告げる。

そんな中エリックは被害者がブレント・ダンデスという人物である
事が人工関節の流れから発覚したとのこと。イリノイ州の工事現場
で作業中に事故を起こして怪我したものだった。現在カルバーシティ
に住んでいるのでサムとカレンは調べに行くという。

サムたちは室内を調べると室内は荒れていた。
女は引き出しを開けっ放しにするものだというサムに対して
女性はトラブルの元だなとカレン。カレンは室内からSEALのバッジ
があることに気が付きサムに手渡す。元SEALの隊員なのか。
カレンはすぐにエリックに連絡すると鑑識の手配を求め、
ダンデスのSEALの記録を調べるよう告げる。しかしSEALに居た形跡
はないという。サムは二階を調べるが微量な放射能を検出したが
容器は発見されていないという。

ケンジーたちは焼死した現場を調べる。
するとケンジーは血痕が道に付いているのを見つける。ディークス
はケンジーのことを名犬ラッシーだと呼び、次は主人を探り当てろ
という。ケンジーはあんたこそ大した活躍をしていないと呆れる。
しかし被害者がカルバーシティに住んでいたとすると、ここまで
歩いてきた筈は無いという。鍵もサイフも見つかっておらず、
犯人は身元を隠したいと思っていたことはどういう事なのかと
呟く。するとディークスは近くに駐車してある被害者ダンデスの
車を発見する。堂々と車にSEALと書かれたステッカーを貼っていた
為に本物ならばこんな馬鹿なことはしないと告げる。ケンジーは
車のナンバーを照会してもらう中、ダンデスのものだと分かる。
トランクの中にはダイビングの機材と爆弾の製造の材料が見つかる。
核兵器の製造をしていたのか。しかしエリックからの連絡で、
その男は製造方法を知らない事を告げる。ダンデスのインターネット
の履歴を調べるとインターネットで爆弾の作り方を調べている
のだという。彼はサンタモニカにあるバーのATMで頻繁に金を
引き下ろしている事を告げ、そのバーは"プリンスオブホエールズ"
から引き出していたものだった。当日にも300ドルが引き出されて
いて殺される2時間前の事だという。

そんな中ヘティがディークスの事を呼んでいるとして声を掛けられる。
一体何をへましたのか。もしかして電動二輪車の件の事で何か
処分があるのかとビクビクしながらヘティの元にいく。
ヘティは資料を処分する中でディークスが来るとある書類を渡す。
そこにはLA市警を辞職する書類とNCISへの志願書が有った。正式な
捜査官として向かい入れたいとするヘティだが、ディークスは
自分にとっては刑事が一番自分らしく居られる事を語る。ヘティは
そのうち状況が変化するかも知れない事を告げ、いつでも私の
サインがあるので気が向いたときにNCISに入れるようにしておくと
いうが・・・
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サンタモニカのレストランに突然現れた火のついた男性の焼死
体。遺体からは放射性医療薬品が検出され、かつてカルウェスト
病院で盗まれたものだと判明する。
犯人は逮捕されるが盗まれた容器の4つの内3つは回収されて
いるが1つが未回収である事を知って、何者かがそれを使って
核兵器を作ろうとしているのではないかと推察。
焼死体の身元を調べていく内に元SEALの隊員ではないかとされ
インターネットの検索履歴から爆弾の製造に関するページを
鑑賞している事が発覚。通話履歴やATMの使用履歴から犯人の
行動を特定していく。

シーズン2の12話で取り逃がしていた放射性医薬品のエピソー
ドを回収した流れであり、シーズン2の10話でディークスが
連れてきたプラスチック爆弾を見つけ出す事の出来る犬の
モンティを使って当時の汚名を晴らすというもの。

ネタ的にはヘティが最後の別れのようにして一人一人に
声を掛けていくという流れが印象的だった。
ディークスにはいつでもLAPDからNCISの捜査官に転身出来る
権利が与えられたし、サムに対しては、船の例を引き合いに
出して、錨の大切さを説き、カレンにとっての錨になって
挙げて欲しいと声を掛けられる。
ケンジーに対しては映画「ナイル殺人事件」でベティ・デイビス
が使用したとするメイクに使った隠しナイフ入りの道具を
プレゼントされていた。以前のヘティは、私は女優で
沢山の有名人を知っている風の演出が多かったけど、久しぶり
にそんな一面を見た気がする。
昔運営していた映画サイトで「ナイル殺人事件」に関してレビュー
を書いていたのでアップしておきました。

カレンがウロウロとオフィス内でヘティを探す姿が有ったけど
ただならぬものを感じたという事なのか。
ヘティは政治的なもので役所的な問題であることを指摘して
いたけどラストでプラハにいる映像は一体何を意味するのか。

ネタ的に一番面白かったのはディークスが目撃者を捜す際に
女性にナンパするような形で名刺を差し出していたけど
ケンジーが回収して捨ててしまうところかも。

爆弾を使おうとしていたのはアナーキストで有り、腐敗した
政治に対して力ずくでもそれを正そうとするものたちによって
使われたものだった。
政治が腐敗しているのは何処でも同じだけど爆弾を使って
まで何かしようとする思考は先進国の中ではアメリカが突出
しているな。

モンティが爆弾を見つけてくれる中で、サムがボロ雑巾
扱いしていたのでそう見えなくもないがやっぱり酷いっ
ってかんじだったけど、ボロ雑巾と指摘したのはディークス
に対するものだった。確かにちょっとヒゲが濃ゆいところは
あるんだけどね。

そしてなんと言っても外せないのは新しい捜査官のローレンが
ヘティの後任に就いたこと。
「キャメロット」で王女・イグレーン役を演じていたり
「CSI;NY」ではイギリス人・検死官ペイトン・ドリスコル役
としてマックと関係を持ち途中で帰国してしまった役を
演じていた。ヘティ自身は最新シーズンでも出演している
のでローレンの方が急場しのぎの指揮官役って感じなんだろう
けどね。いよいよ次がシーズン2ラストエピソードだ。