スーパーナチュラル SUPERNATURAL (シーズン2)

第16話 死へのドライブ Roadkill

脚本／Raelle Tucker 監督／Charles Beeson
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夜通し道を走るカップル。湖で結婚5周年の記念を祝おうとして
向かっていたが、二人は道を迷う。
デビッドは地図を頼りにするも、国道99号線を走行中のハズ
が、41号線の標識が見える。妻のモリーは、不機嫌な様子を
見せるが、デビッドは彼女に甘えて許しを請おうとしてキス。
運転しているモリーはハンドル操作を誤り、目の前に通りかか
る男性・グリーリーを轢き、そして車は森の中へと転落する。
気にぶつかりなんとか止まるが・・・

モリーが気がつくと、助手席にいたはずのデビッドの姿がない
事に気がつく。モリーは急いで周辺を探すも彼の姿がない。
森を歩いていくと一軒の家にたどり着く。先ほど車で轢いてし
まった男性が居たために謝罪するが、男は怪我をしていた。
しかも腹がパックリと裂けている事に気がつき、モリーはその
場から急いで飛び出す。

モリーは山林を走り抜けると国道に出てくる。
一台の車が遠くから走ってくるのを見ると、車を止めて助けを
求める。車を運転していたのはサムとディーンだった。
二人はモリーを町まで送ると言うが、彼女はあくまでここで
彼の姿を探すという。自分たちの運転して来た車が近くにある
のでそこまで連れて行って欲しいとの事。サムとディーンも
一緒に事故現場に向かうが、そこに車は跡形もなくなっていた。
一体どういう事なのか。サムたちは警察に知らせた方が良いと
して彼女を車に乗せるが、走り始めると突然ラジオから音楽が
流れ始める。その音楽を聴くと、彼女は事故直前に流れていた
曲だと告げ、ラジオの音に耳を傾けると、"その女は俺の物だ"
という声が聞こえてくる。
そんな中走行中の車の前にグリーリーだと思われる男が現れる。
サムはブレーキを踏むことなく走り抜けると、男の身体を
突き抜ける。しかし突き抜けた直後に車は原因不明の故障に
より止まってしまう。

モリーは驚きのあまり言葉が出なかった。
サムとディーンがトランクから武器を取り出すと、モリーは
二人が危ない人物だと感じてその場から離れようとする。しか
しサムは、我々はここで幽霊が出ることを知っていた事を話す。
モリーは二人のことを変人かと思い身震いするが、サムたちは
先ほど君も霊の姿を見ただろうと説得する。先ほど出てきた
幽霊は15年前にこの辺で農家を営んでいたグリーリーという男性
で、自分が死んだ夜に毎年現れるのだと告げる。そして毎年
誰かに復讐するのだと語り、モリーに協力する事を求める。
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■モリーが幽霊に襲われる

モリーを演じているのはTricia Helfer。
ドラマ「バーン・ノーティス」でカーラ役、「ギャラクティカ」
ではNO.6ことカプリカ役を演じた。
冷酷な役を演じてきた彼女も今回ばかりは襲われる側の人間
という事で、意外な一面が見られたか。

■幽霊の正体

15年前に亡くなった農民らしい。
この手のエピソードは昔から増産されているホラーネタだよね。
今回は非常にオーソドックスなネタの中にも、ちょっぴり複雑
な事情が関わってくる話だった。

■1992年

事故が起きたのが1992年2月22日。
それは同時にモリーたちの結婚記念日だという。
1992年2月6日の写真がグリーリー家に有った事。その写真の
中には墓に木を植えるという風習が写っていたことで、今回
のグリーリーの遺体が何処にあるのかを掴んでいく。

■グリーリーの妻の失踪

非常に悲しい事だけど、グリーリーが亡くなった後に、屋根裏
部屋で自殺していた。サムは埋葬しようとするが、ディーンは
放っておけという。この妻がその内、幽霊として現れるのでは
ないかという感じがするね。

■岩塩の銃弾

幽霊には効果的らしい。お清めに使うからという感じだけど、
何度も幽霊に当たっていたけど、別段効果もなかったな。

■複雑な事情

デビッドや車が現場から消えてしまうが、モリーが見ていた
事故は1992年のこと。現在は2007年ということで、15年間
毎年モリーはこの事故を繰り返し見ていたという事になるのか。

モリー自身が亡くなっていたというオチ。
日本の映画「黄泉がえり」でのオチを思い出す物があるな。