スーパーナチュラル SUPERNATURAL (シーズン3)

第11話 火曜日のデ・ジャヴ Mystery Spot

脚本／Jeremy Carver、Emily McLaughlin 監督／Kim Manners
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ベラによってコルト銃を盗まれた二人。

サムはこの日、ラジオから聞こえる"エイジア"の曲で目覚める。
すぐに身支度をすると、ディーンはとりあえず朝食を取ろうと
して近所の喫茶店に入る。
ディーンはベラを優先して探すべきだとするが、サムは仕事が
有るとして、この界隈でハッセルバック教授が先週から行方不明
になっているという。ミステリースポットに行く途中に突如
失踪したのだという。

喫茶店ではウェイトレスのドリスが注文を取りに来る。
ディーンはお勧めのチキンを頼もうとするが、ベーコンとコー
ヒーを頼み、サムもコーヒーを注文する。ドリスはそれらを
運んでくる際に辛いソースのビンを床に落としてしまう。

一方食べ終わるとサムはこの界隈のガイドブックを見て、
ミステリースポットの場所を探す。近所にあるミステリーハウ
スを調べようとするが、ディーンはそんな場所は存在するのか
と疑問視する。サムは実際にバミューダトライアングルの様に
地場が凄く強い場所や時空をゆがめ人を何処かに落とす様な
場所がある事を告げる。

二人は閉館後にミストリースポットを調べる。
特に悪魔が居るという証拠は見つからなかったが、そこで
館長によって見つかってしまい、銃を突きつけられる。
ディーンは彼を落ち着かせようとするが、館長の銃は暴発して
ディーンの体を貫き彼は亡くなってしまう。サムはディーンを
抱え涙するが・・・

気がつくとサムは"エイジア"の音楽で目が覚める。
日付を見ると火曜日である事を知る。
これは一体どういう事なのか。サムはディーンに変な夢を見た
とし、まるでデジャブの様だと語る。
喫茶店に行くと同じように注文する。
ウエイトレスのドリスは辛いソースのビンを落とすが、サムは
予め知っていたのでそれを落とさず拾う。サムはディーンに
同じ日を繰り返している事を告げる。サムは必死に説明するが
いくら何でも突飛すぎるとして信じてもらえなかった。
サムは今すぐにミステリースポットに行こうと告げるが、
ディーンは閉店後に行こうという。しかし今すぐ行くべきだと
してディーンをせかすと、何とディーンは喫茶店に来ていた
客の一人が運転する車によって轢かれて亡くなるのだった。

そして再びサムは"エイジア"の音楽で目覚める。これは完全に
タイムループしていると告げる。
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■悪夢の火曜日

この手のタイムループネタは多いね。
どうするとそのタイムループから逃れることが出来るのか。
どんな事をしても最終的にはディーンの死に繋がってしまい
サムの心もボロボロという感じ。

しかし事情を知らないディーンは、オレは渋く死んでいたのか?
と問い、サムからチビッている姿が有ったぞと一喝されていた。

■少しずつパターンを崩していく

抜け出すために何とか日常とは違う行動を取っていく。

象徴的な人物配置がして有り、それらのキャラクターがどんな
役割を持っているのかが、興味深く描かれる。
ある日の火曜日では全くの脇役だったとしても、次の火曜日には
主役になれるという。

繰り返し描くことで、キャラクターに対する視線も色々と
変わってくるものがあるし、どんな関わり方をするのか興味
深く想像することが出来る。

■犯人はS2の第15話"呪われたキャンパス"のトリックスター

サムに仕返しする為に現れたというのが今回の役割だったけど、
ある意味ではループし続ける状態は、今後のディーンとサムの
関係を感じさせる物が有ったし、ディーンの居ない世界を疑似
体験させるという興味も存在していた。

■サムのウィークポイント

ディーンのウィークポイントとサムのウィークポイントは
絆の深い兄弟だということだ。
悪魔は容赦なくウィークポイントを突いてくる。
トリックスターは害のないイタズラ悪魔みたいな感じだけど
サムに対して忠告するという実は良い奴だったりするのかも
知れない?