ザ・ホワイトハウス
The West Wing

第5話 妙な陳情 The Crackpots and These Women

脚本/Aaron Sorkin 監督/Anthony Drazan

この日、ホワイトハウスは大統領の記者会見の為の準備
に大忙しだった。特に厳しい質問を受けるとされる
インフレ状態の経済と先日の銃規制の問題。
対応を巡って大統領はトビーと口論する。
一方大統領府では開かれた政治を行うとして、熱心な
陳情者の話しを聞くために、様々な分野の代表者と面会
する事になった。サムが対応するのはUFOを研究する
代表の男性。政府はもっとUFOに関心を持って対応して
欲しいという。CJが面会するのは貴重な種で有る狼の
プルーイの保護活動を行う代表たち。彼らは狼専用
道路を作るべきだと主張するが、CJは動物のために金を
かけるのならばその分の金で学校を建てるべきだとする。

相変わらず忙しいね。
でもそんな忙しい中でも短い時間をプライベイトの為に
使う職員のホッとする時間を描いたところが、なんとも
言えない良さが有った。

今回は何と言ってもジョシュの苦悩だろうか。
国家安全保障会議から支給されたのは、アメリカに核攻撃
された時に最優先に特別な施設に逃げ込むことが出来る
パスポートだ。職員の全てがそのカードをもらっていれば
言うことはないのだろうが、もらっていたのは彼だけ。
後ろめたさが有るのは勿論、彼にはジョーニーという姉
を幼い頃火事で亡くした事があり、その時自分だけ逃げた
事を今でもトラウマとして心の中で抱えている。

姉が好きだったアヴェ・マリアを聞く彼の姿がなんとも
印象的で、とても繊細な一面を持っているなと思った。

トビーの苦悩もなんとも言えない。
最近大統領とウマが有っていなかった彼。
しかも現在の役職に就くまでに、この座を張り合っていた
ローゼンという男の存在を知り、余計気になってしまう。

最後はゾーイのお陰で暖かさとファミリー感を描くことが
出来た。
ゾーイはホント可愛らしいね。

職員の今日の出来事を語る大統領の姿を見ると、ホント
部下に気配りが行き届いている。これぞ上に立つ者の資格
有りって感じだ。

マーティン・シーン (ジェド・バートレット) 大統領
ロブ・ロウ (サム・シーボーン) 広報部次長
アリソン・ジャニー (CJ・クレッグ) 報道官
ジョン・スペンサー (レオ・マクギャリー) 首席補佐官
リチャード・シフ (トビー・ジーグラー) 広報部長
ブラッドリー・ウィットフォード (ジョシュ・ライマン) 次席補佐官
ジャネル・モロニー (ドナ・モス) ジョシュの秘書
デュレ・ヒル (チャーリー・ヤング) 私設秘書
ストッカード・チャニング (アビー・バートレット) 大統領夫人

Moira Kelly (マンディ・ハンプトン) ジョシュの元彼女
Lisa Edelstein (ブリタニー'ローリー') サムと一晩を共にする
Kathryn Joosten (ドロレス・ランディンハム) 大統領の秘書
Suzy Nakamura (キャシィ) 大統領府職員。アジア系
Tim Matheson (ジョン・ホインズ) 副大統領
Robyn Pedretti (キャンディ) 副大統領の側近
J. August Richards (ビル) 副大統領の側近
Jackie Roberts (ジャニーン) 副大統領の秘書
NiCole Robinson (マーガレット・フーパー)
Thom Barry (マーク・リチャードソン) 黒人議長
Mark Blum (カッツェンモイヤー) 反対票
Michael McGuire (ティリングハウス) 反対票
Jay Underwood (クリストファー・ウィック) 反対票
Sara Botsford (ジェニー・マクギャリー) レオの妻
Melissa Fitzgerald (キャロル・フィッツパトリック)

Elisabeth Moss (ゾーイ) 大統領の娘
Juwan Howard (グラント) 大統領諮問委員
David Fabrizio (ジョナサン・レイシー) 国家安全保障省

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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