ザ・ホワイトハウス
The West Wing


第13話 密告者
Take Out the Trash Day

脚本/Aaron Sorkin 監督/Ken Olin

今回のメインはやはり長らく取り沙汰されている補佐官レオの
依存症施設の件。

結果的に犯人が職員の一人・カレン・ラーセンであることが
分かるわけだが、サムが有無を言わさず彼女に首を言い渡した
事と、その後で当事者であるレオとカレンが会話し、カレン
の首を撤回してチャンスを与えるという対照的なシーンがとても
印象的に映る。

それ以外は実に細々としたエピソード。

議会で教員職員の10万人増員の許可を受ける変わりに、性教育
の内容改訂を求める流れ。禁欲の徹底を示唆する内容を盛り
込む事を求められるという事でCJが担当する。

一連の流れでは大統領とランディンハムとのやりとりが
面白かったかな。大統領一人で見直すことになった改定案を
ランディンハムが相の手を差し伸べるが、"一生トラウマに
なる"と語り一蹴する流れ。その流れを汲んでバナナのエピ
ソードに繋がるところはとても面白かった。

また副大統領の先乗り要因マクルーディの件。
ゴルフをするために軍用ヘリを使い公費の無駄遣い。
この人、元々大統領府で働いていたという事で、ここでも
無駄遣いによって首になった人物。全く懲りないね。

公共放送機構の件はどうでも良いか。

ゲイという偏見で殺された高校生の遺族・ライデル夫妻の件
も取り上げられた。大統領の法案は支持するというが、どうか
気乗りしていない様子。
自分の息子がゲイであることに本当に恥じているのか。
翌々話しを聞いてみると、ゲイを恥じているのは政府であり、
軍への入隊、同性問題、養子縁組、教育問題など、ゲイに
対して偏見の目で締め付けているのは政府であり法律であり。
なんとも身につまされる思いのするエピソードだと思う。

ゾーイが人種偏見の教師から抗議を受けていることに対して
目くじらを立てていたり、CJとダニーの微妙な関係も描かれ
ていたが、今回はメインではなかったかな。

マーティン・シーン (ジェド・バートレット) 大統領
ロブ・ロウ (サム・シーボーン) 広報部次長
アリソン・ジャニー (CJ・クレッグ) 報道官
ジョン・スペンサー (レオ・マクギャリー) 首席補佐官
リチャード・シフ (トビー・ジーグラー) 広報部長
ブラッドリー・ウィットフォード (ジョシュ・ライマン) 次席補佐官
ジャネル・モロニー (ドナ・モス) ジョシュの秘書
デュレ・ヒル (チャーリー・ヤング) 私設秘書
ストッカード・チャニング (アビー・バートレット) 大統領夫人

Moira Kelly (マンディ・ハンプトン) ジョシュの元彼女
Lisa Edelstein (ブリタニー'ローリー') サムと一晩を共にする
Kathryn Joosten (ドロレス・ランディンハム) 大統領の秘書
Suzy Nakamura (キャシィ) 大統領府職員。アジア系
Tim Matheson (ジョン・ホインズ) 副大統領
Robyn Pedretti (キャンディ) 副大統領の側近
J. August Richards (ビル) 副大統領の側近
Jackie Roberts (ジャニーン) 副大統領の秘書
NiCole Robinson (マーガレット・フーパー) 大統領府職員
Sara Botsford (ジェニー・マクギャリー) レオの妻
Melissa Fitzgerald (キャロル・フィッツパトリック) 職員

Elisabeth Moss (ゾーイ) 大統領の末娘
Allison Smith (マロリー・オブライエン) レオの娘
Devika Parikh (ボニー) 大統領府職員。黒人系
Charley Lang (スキナー) 議員
Timothy Busfield (ダニー) CJに好意を持つ記者

Linda Gehringer (ジェニファー・ライデル) 被害者・母
Ray Baker (ジョナサン・ライデル) 被害者・父
Dakin Matthews (サイモン・ブライ) レオの相談役
Liza Weil (カレン・ラーソン) レオの件の密告者
James Handy (ジョセフ・ブルーノ) 歳出小委員会

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