ザ・ホワイトハウス
The West Wing


第19話 私は闘う
Let Bartlet Be Bartlet

脚本/Peter Parnell、Patrick Caddell 監督/Laura Innes

今回はマンディーがラッセルの下についていた頃に書いた
バートレット政権に対する弱点を的確に描いたメモがマスコミ
に流出したために問題が広がる話し。

ただこれまでは目を背けてきた事が、今回これを契機にきちんと
弱点を改善するために動き始めた事こそ大切だったのではないか
なという感じだ。

冒頭からちぐはぐな展開が今回の展開の全てを物語っている。
天候は雨なのか晴れなのか。
実にくだらないことかも知れないが、こういうエピソード一つ
を拾っても上手い形で現状がどのようになっているのかを
描いている感じでとても良くできている。

冒頭のエピソードの中で、予算局が経済見通しを修正し、
連邦選挙委員から2人が辞任したという報告を受け、大統領
が動き出す。空席が出来た席にウチの人間を2人入れ込み、
選挙資金制度改革を行おうと考える。しかし当然ながら
これまでの慣習により両党より一つずつを入れるはずが、
強引に改革派を二名も入れることにより、執行部からは待った
がかかる。

大統領の指示する政策は、どれも本気なのかどうかよく分から
ない所が多い。
最後のレオと大統領の腹を割った話し合いは、今回のドラマ
の中の最大の見せ場となったが、レオの鋭い指摘に大統領も
タジタジ。この一件にしても試そうとしただけであり、改革
の努力をしたように見せかけるだけの茶番劇だと一蹴される。
再選を意識することで人は強硬派から中道派に変わってしまう
ものなのか。

サムにしてもジョシュにしても、撃沈を覚悟した闘いでは無い
為に何処か上の空といった感じ。

ドナが"皆、迷子になったみたいに歩き回っている"と表現
したけど、とても洞察力の鋭い指摘だと思う。

まずは選挙資金制度改革に本気で取り組むことになった。
これも尻を叩いたレオのお陰か。
全員火の海に飛び込む覚悟を決めたときの表情が良かったね。

今回はかなりお堅い話だった。

マーティン・シーン (ジェド・バートレット) 大統領
ロブ・ロウ (サム・シーボーン) 広報部次長
アリソン・ジャニー (CJ・クレッグ) 報道官
ジョン・スペンサー (レオ・マクギャリー) 首席補佐官
リチャード・シフ (トビー・ジーグラー) 広報部長
ブラッドリー・ウィットフォード (ジョシュ・ライマン) 次席補佐官
ジャネル・モロニー (ドナ・モス) ジョシュの秘書
デュレ・ヒル (チャーリー・ヤング) 私設秘書
ストッカード・チャニング (アビー・バートレット) 大統領夫人

Moira Kelly (マンディ・ハンプトン) ジョシュの元彼女
Lisa Edelstein (ブリタニー'ローリー') サムと一晩を共にする
Kathryn Joosten (ドロレス・ランディンハム) 大統領の秘書
Suzy Nakamura (キャシィ) 大統領府職員。アジア系
Tim Matheson (ジョン・ホインズ) 副大統領
Robyn Pedretti (キャンディ) 副大統領の側近
J. August Richards (ビル) 副大統領の側近
Jackie Roberts (ジャニーン) 副大統領の秘書
NiCole Robinson (マーガレット・フーパー) 大統領府職員
Sara Botsford (ジェニー・マクギャリー) レオの妻
Melissa Fitzgerald (キャロル・フィッツパトリック) 職員

Stockard Channing (アビー・バートレット) 大統領夫人
Elisabeth Moss (ゾーイ) 大統領の末娘
Allison Smith (マロリー・オブライエン) レオの娘
Devika Parikh (ボニー) 大統領府職員。黒人系
Kim Webster (ジンジャー) 大統領府職員。
Charley Lang (スキナー) 議員
Timothy Busfield (ダニー) CJに好意を持つ記者

Jorja Fox (ジーナ・トスカーノ) ゾーイの護衛官
Chris Hogan (マーク・ミラー) CJにすり寄る
Nadia Dajani (リリー・メイス) 大統領夫人の秘書

John Amos (パーシー・フィッツウォレス)
David Brisbin (ケン)
Andy Buckley (マイク・サッチェル) ゲイ問題
James DuMont (トンプソン) 少佐
Ted Marcoux (テート) 少佐
Charles Noland (スティーブ) メモについて

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system