ザ・ホワイトハウス
The West Wing (シーズン2)



第2話 正義は死なない(後編)IN THE SHADOW OF TWO GUNMEN PART2

脚本/Aaron Sorkin 監督/Thomas Schlamme
--------------------------------------------------------
演説の最中、大統領とジョシュ、そしてそれを聞いていた市民
たちが襲撃に逢う。犯人は20歳代の白人、180cm弱の男性だと
いう。

火曜AM3:25。大統領は手術は無事終わり当分安静の状態。
ジョシュは肺を損傷していて予断を許さない状況だった。
そんな中、ダイナーに居たスキンヘッドの容疑者の前にFBIが
多数詰めかけ銃を持って彼を囲い込む。

CJはマスコミ対応に追われていた。まだ情報は証せないという。
大統領は安定になり、ジョシュは6時間に渡る手術を継続中だ
った。そんな中容疑者逮捕の一報が届く。
病院の待合室にいる
ドナアビーに対して何か自分に出来ること
はないか?という。
一方大統領の演説に際して、シークレットサービスの警備の
問題点は無かったのか話を聞いてきて欲しいとCJはスタッフに
語る。

3年前、
ゲージホイットニーペース法律事務所で働いていた
サムは、船舶の購入に関して色々と議論を重ねていた。既に交渉
は最終段階に入っているが、サムは突然もっと良い船を購入した
方が良いと語る。こんな古い船は誰もが欲しがらないとし、
石油流出事故でも起こしたら大変なことになるという。
上司はサムを呼び出し調子に乗るなと忠告するが、後1100万ドル
出せばまともな船を変えるとし、その分をガソリンを値上げ
すれば良いと語る。
そんな中、事務所にジョシュがやってくると、サムは彼と一緒に
商談中に事務所を飛び出してしまう。

火曜日AM3:55。CJは狙撃事件が合ったときに誰かが自分のこと
を助けてくれたが、それが誰なのか未だに思い出せずにいた。
ダニーはCJに逢うと、大統領が全身麻酔の前に全権を任せる
為の署名をしていなかった事に対して指摘を受けていた。

3年前。
寝ているCJに
イザベルから電話が鳴る。
ビバリーヒルズのトリトンデイ広告社に勤めるCJは、この日
クライアントである
ロジャー・ベッカーからのクレームを
受ける。ゴールデングローブ賞のノミネートが合ったが、自分
のスタジオからは2つの賞しかノミネートされていないとし、
広告に問題が有るのではないか?という。CJは、積極的に宣伝
をしたとし、ロジャーの事はハリウッド有力者100人の中にも
きっちり入っていることを告げる。しかしロジャーは3位から
9位に落ちたことを告げると、CJはオタクの映画が最低であり
商品そのものが悪いのだと指摘する。上司のイザベルはロジャー
はお得意さんだとして、彼からCJをクビにするよう言われて
いるのでクビだと聞かされる。

--------------------------------------------------------

大統領が演説中に狙撃される。
数々の犠牲者を出す中で、スタッフではジョシュが直撃を
喰らい重症。2人の狙撃犯はすぐに射殺され、実行犯の一人も
すぐに逮捕されていく。

まさかBS JAPANでシーズン2も放送するとは思わなかった。
NHKBSでもかつて放送していたけどシーズン4以降放送しなかった
ね。

シーズン2の一話は見忘れてしまった(+_+;

2話ではなんと言っても、スタッフたちが大統領の陣営に入る
前のエピソードも描かれたのでかなり興味深い物が有った。
その中でも、サムとCJとジョシュが大きく扱われた。

サムはジョシュから誘いを受けていたけど、元々選挙事務所で
働くことが夢だったのかな。
全てを投げ打ってまでスタッフになるというのはかなり勇気が
要ったのではないか?

その点CJはクビになった所を声を掛けられる。
ジェドがCJの能力をかっているとの事だけど、その後訂正され
レオがそう言っているとのこと。
広告代理店に勤めていたときのCJの年収は55万ドルだった様だ。
週600ドルでの選挙事務所でのスタッフだけど、失業中のCJには
良かったのかも。
ジョシュがトビーが会いに行った際に、プールの中に足を
滑らせて落ちるなどチャーミングな一面が有った。CJって
かなりコンタクトが無いと目が見えないっぽいね。

ジョシュはジェドから名前もなかなか覚えられないほどの
スタッフだった。当選したとみるやジョシュの父が死去した
事を受けて、ジェドまで駆けつけてくれるのだからいい人っ
ぷりが伺えた。ジョシュとドナの関係なんかも描かれて、
病院の待合室で彼の回復を待つ彼女の姿が、過去の映像を
通して強く伝わってくる物があったね。

結局大統領狙撃は、大統領自身を狙った物ではなく、ウェスト
バージニア・ホワイトプライドなる組織による、大統領娘・
ゾーイと黒人秘書のチャーリーの関係を妬んだ物の仕業みたい。

シークレットサービスのロンとトビーの関係もなかなか良かった。
元々は警備の件で大統領の意向を示したのはトビーだったが、
ロンはそんな彼の責任にはせず、世間からの批判も仕事の内
として受け入れるみたい。良いスタッフに恵まれているな。

最後はCJの銃に関して疑問符を投げかける報道。
決して全面的に非難しているわけではない所が、全米ライフル
協会なんかに気を遣っている所なのだろうね。

ジェド・バートレット (マーティン・シーン) 大統領
サム・シーボーン (ロブ・ロウ) 広報部次長
CJ・クレッグ (アリソン・ジャニー) 報道官
レオ・マクギャリー (ジョン・スペンサー) 首席補佐官
トビー・ジーグラー (リチャード・シフ) 広報部長
ジョシュ・ライマン(ブラッドリー・ウィットフォード) 次席補佐官
ドナ・モス (ジャネル・モロニー) ジョシュの秘書
チャーリー・ヤング (デュレ・ヒル) 私設秘書
アビー・バートレット (ストッカード・チャニング) 大統領夫人

マーガレット・フーパー (NiCole Robinson) 大統領府職員
ゾーイ・バートレット (Elisabeth Moss) 大統領の末娘
ダニー・コンキャノン (Timothy Busfield) CJに好意を持つ記者
キャロル・フィッツパトリック (Melissa Fitzgerald) 職員


ロン・バターフィールド (Michael O'Neill) シークレットサービス
イザベル (Grace Zabriskie) 広告代理店ボス
ロジャー・ベッカー (Allen Garfield) 映画制作
ゲージ (Peter White)
ロッチ (Ernie Lively)
キャメロン (Jody Wood)
ボニー (Devika Parikh)
ホルブルック (Sean Moran)
カール・リロイ (Garrett Wright) 犯人
--- (Penny Griego) アンカー
--- (Richard Saxton) アンカー
--- (Warner Saunders) アンカー
ケーティ・ウィット (Kris Murphy)
アーサー・リーズ (Randy Brooks)
スティーブ (Charles Noland) リポーター
--- (Lauri Hendler) 弁護士
--- (Harris Mann) 弁護士
イザベルのアシスタント (Andy Brewster)
ナンシー・マクナリー (Anna Deavere Smith)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system