ザ・ホワイトハウス The West Wing (シーズン2)

第3話 中間選挙ラプソディー THE MIDTERMS

脚本／Aaron Sorkin 監督／Alex Graves
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暗殺未遂事件について、追及の手を緩めない記者。彼らの質問責め
を、巧みにそらすCJだったが、この事件が現政権に与えた精神的な
ダメージの深刻さは否定できない事実だった。一方、サムは旧友に
出馬を要請し、全面的支援を約束する。しかし、ある事実の発覚に
より、その約束は破られることになるのだった。
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トビーは銃での襲撃によって極右勢力、そして思想活動家
たちを一掃しようと企てようとする。
ただCJやサムに相談するも、特定の勢力を排除する行為として
捉えられ、イマイチ協力してくれない。肝心のジョシュが
未だに自宅療養中なので、なかなかトビーの意見を推進してく
れる人物が居なくて苦悩する。結局銃襲撃によって最も
心にダメージを受けているのはトビーなのかな。

サムは今回下院議員の票を共和党から民主党に議席を奪うために
奔走する。そこで白羽の矢が立ったのは、大学時代の友人の
トムとその妻・サラ。現在検事をしていて人物的には問題は
無かったけど、学生時代に白人ばかりのクラブに入っていたり
陪審選びに於いても黒人差別とも取られる様な人選をしている
事で急遽ホワイトハウスからの協力が得られなくなっていく。
サラが相当な勢いでサムを睨み付けて、立場が逆転すれば
復讐するみたいな感じだったけど、サラの気持ちも分からない
ではない。ちょっと酷すぎる対応だったな。

チャーリーは自分の精で襲撃事件が起きたことに対して責任
を感じていた。
システムエンジニアの黒人親子の存在によって、警察官をして
いた母親の事を思いだし、母もまた自分の精で失ったという事に
心に傷を背負っている様だった。

CJは相変わらず広報作業。
消費者物価指数、住宅開発省が基準の見直しをするなどの
報告をしていたが、ジョシュから物理学者が云々だと言われて
どうしても心理学者だと話してしまう彼女の姿があった。

大統領のジェドは、下院議員時代にエリオット・ラウシュと
選挙で争いをしたときのことを根に持っている様子。
ジェドにしてみると劣等感を持って怯えているような姿にも
思えたけど、そんな相手にどのように勝利していったのかを
実践して見せた。ラジオのお悩み相談者の女性・ジェナが
やり玉に挙がってしまうところは可愛そうだったけど、なんで
彼女が攻められてしまうのか、集中して見ていなかったので
イマイチよく分からなかった。
それにしてもジェドは選挙活動に於ける電話を私的なものだと
してホワイトハウスから電話せず公邸で律儀に電話している
姿に驚いた。

最後はジョシュの家の前でみんなで酒を飲んでいた。
家の中ではなく階段の所で飲んでいるところが良いよね。
4ヶ月と4億ドルをつぎ込んだけど、結局議席は変わらなかった
という言葉がなんとも空しい。

トム役を演じていたのが、「デスパレートな妻たち」のマイク
役でおなじみのJames Dentonだった。