ザ・ホワイトハウス
The West Wing (シーズン2)



第7話 夜間飛行 THE PORTLAND TRIP

脚本/Paul Redford 監督/Paris Barclay
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ジェド大統領はオレゴン州・ポートラントに行くために大統領
専用機AIR FORCE ONEに乗り込む。
その際エネルギー省の次官
ジェラルドや軍事局のラザノも帰り
道で話がしたいが為に同行するという。
CJは報道官として、同行する記者達にその旨も伝える。

しかし乗り込む直前に
ペルシャ湾沖で問題が発生したとして
レオがジェドに報告に来る。
キプロス国籍の不審なタンカーが
航行
しているのを見つけたという。
一方CJは、フットボールの
ミシガン大vsノートルダム大の前に
ノートルダム大をこき下ろしたために、大統領令命令で当初
予定では無かった同行を求められる。

ホワイトハウスでの居残り組は、ジョシュ、レオ、ドナ、マー
ガレット、そしてヘイズ。大統領に同行するのは、サム、CJ
チャーリー、トビー、キャロルだった。

ジョシュはこれから婚姻承認法の件で
マットスキナーと面会
する事になっていた。彼の秘書をしているドナはドレスを着て
これからデートする様子。パーティーで出会った保険関係のロビ
イストの
トッドと、レストラン"フィービーズ"で食事することになって
いたのである。
ジョシュは彼女にスキナーと逢うので食事をしたら急いで戻って
来いとし、ドナの男性の見る目が壊滅的であることを指摘する。
それを聞いたドナはなんて凹ませ上手な人なのとジョシュに
怒る。

サムはその頃、大統領のスピーチ原稿について、スランプ状態
で書くことが出来なかった。既に原稿の草案を記者達に配った
事を聞くと、サムは急いで回収するようCJに告げる。その原稿
はどうしても読まれたくないという。

一方ジェドはタンカーの件でレオと話し合いをしていた。
国連決議によってイラクからの重油の国外への販売は禁止され
ており、明らかな違反行為だが、その罰則があまりに軽く、
罰金を払っても企業にとって見れば利益が出る構図だったので
有る。制裁の強化をする必要があると告げる。

そんな中、ジェドの元にCJが来ると、彼女に対して現地に到着
したらノートルダム大の応援歌を5番まで歌わせる事を告げる。

その頃ホワイトハウスでは、ヘイズが自宅から扇風機を持って
来るのをレオが目にしてしまう。外は氷点下なのに扇風機を
何に使うのか?と問われるが、ヘイズのオフィスはボイラー管
が通っていてもの凄く暑かったのであった。

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オレゴン州ポートランドへ大統領専用機に乗って出張する
ジェド大統領。夜9時に出発するのは、予算委員会が延長する
事を見越した事だとするが、実は大統領には別の考えがあった。

またまたそれぞれに忙しい展開だった。

一番笑えたエピソードはCJだった。
ノートルダム大をバカにしたことで、同行中は終始大学のキャ
ップを被せられるし、ご機嫌取りの為に校歌を5番まで歌わさ
れる事になる。ジェド大統領がノートルダム大出身だけでなく、
もう一人同行する中にこの大学出身者が居るという辺りも
ドラマを面白くさせた。

一番悲惨のエピは、ドナとヘイズかな。
ジョシュから散々皮肉を言われたドナは毎回の事だけど、
ドナがヘイズのオフィスに行くのは、彼女からモテる為の
秘訣を聞きたかったのだろうか。ヘイズと自分は似ていると
言い聞かせていた感じだし、トロンボーン奏者だったという
ヘイズに感化されてそれを習おうとする辺り必死だった。
冒頭ではドレスに対して酷評していたジョシュも最後は誉めて
自分のために買うべきではないかと告げる辺り、良いフォロー
の仕方だった。

サムは完全にスランプ。
何よりも聞いている市民に改革という言葉を使って感動させる
様な原稿を書きたいらしい。
苦肉の策として出てきたのは、共産党・毛沢東の言葉の一節
"永久革命"という言葉を盛り込むと言うこと。
特に教育改革について、現在の政権でも悩んでいる事の一つ
の様でなかなか良い案が見つからない。結局チャーリーの言葉
がヒントになって、教師になる人物が10万人足りない中で、
名門大学生に奨学金をちらつかせて3年間の教師をしてもらう
案というのが、希望の種みたい。予算の関係があるのでまだまだ
具体性は無いけどね。

ジョシュは婚姻承認法の法案提出について。
共和党員のスキナーを呼び出して、その法案提出を止めて貰お
うとする。婚姻承認法は、ゲイの同性婚を認めるというもの。
ジェド大統領は、恋愛は憲法で定義する物ではないとして
反対。ジョシュは共和党員がゲイの事を酷評しているのを理由に
ゲイの議員・スキナーに頼み込んでそれを阻止しようとする。

結局どれも民主党にとっては満足行く結論は出なかったね。

2人目のノートルダム大出身はダニーでした。
原稿の件でCJに意地悪していたのも、その件で虐めたみたい。

ジェド・バートレット (マーティン・シーン) 大統領、民主党
サム・シーボーン (ロブ・ロウ) 広報部次長
CJ・クレッグ (アリソン・ジャニー) 報道官
レオ・マクギャリー (ジョン・スペンサー) 首席補佐官
トビー・ジーグラー (リチャード・シフ) 広報部長
ジョシュ・ライマン(ブラッドリー・ウィットフォード) 次席補佐官
ドナ・モス (ジャネル・モロニー) ジョシュの秘書
チャーリー・ヤング (デュレ・ヒル) 私設秘書
アビー・バートレット (ストッカード・チャニング) 大統領夫人

マーガレット・フーパー (NiCole Robinson) 大統領府職員
ゾーイ・バートレット (Elisabeth Moss) 大統領の末娘
ダニー・コンキャノン (Timothy Busfield) CJに好意を持つ記者
キャロル・フィッツパトリック (Melissa Fitzgerald) 報道官秘書
ボニー (Devika Parikh) 広報部長秘書
ジンジャー (Kim Webster) 広報部秘書
ドロレス・ランディンハム (Kathryn Joosten) 大統領公設秘書
エインズリー・ヘイズ (Emily Procter) 共和党員・弁護士


マット・スキナー (Charley Lang) 連邦議会議員
チェイス (David Graf) 大佐
--- (Michael Tomlinson) 連邦議会議員
スティーブ・アダムリー (Gregg Daniel)
ボビー (Jana Lee Hamblin) リポーター
--- (Don Chastain) リポーター
アーサー・リーズ (Randy Brooks)
スチュワート (Richard Hoyt-Miller) Air Force One
スチュワート (Timothy Dale Agee) Air Force One
マイク (Michael Cunio) Adamley's Aide


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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