ザ・ホワイトハウス
The West Wing (シーズン2)



第16話 父への思い SOMEBODY'S GOING TO EMERGENCY SOMEBODY'S GOING TO JAIL

脚本/Paul Redford、Aaron Sorkin 監督/Jessica Yu
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金曜日、サムはトビーのオフィスのソファーで寝ていたのを
出勤してきたレオに起こされる。抗議を避けるために早く来た
のだというレオ。現在
世界貿易機関への抗議で、自由貿易に
反対する民衆達が施設を取り囲んでいた為に、警備のために
騒然としていた。
サムは
恩赦の推薦状の書類に目を通さなければならないという
が、レオは一度家に帰ってリフレッシュしてくるべきではない
か?と告げる。サムの両親のウチ、父親に浮気が発覚した事で
サムは家に戻ることを拒絶していた。しかも軽い浮気ではなく
サンタモニカにアパートを借り28年間も愛人と関係を持ち続け
ていたのである。レオはウチの父親も浮気した事を告げ、
慰める。

今日はホワイトハウスに取って
チーズの日と制定されていた。
アメリカ7代大統領ジャクソンのスピーチを語るのが恒例となっ
ていたが、ジョシュはレオに対してもうスピーチは必要無い
のではないかと告げる。
レオは世界貿易機関への抗議集会にトビーを行かせる事を
告げるとジョシュも賛同する。
トビーは遅れてやってくる。
今の抗議連中はアマチュアだと告げるトビーに対して、レオ
は今日の集会へ行って欲しい事を告げる。

今日のチーズの日には、普段はホワイトハウスや大統領の下に
声の届かないような団体と逢う日だった。

ドナの元に親友の
ステファニーがやってくる。
ステファニーは祖父・
ダニエル・ゴールトの恩赦のリスト入り
の為に大統領に影響力のあるサムとの話し合いを求めていた。
ステファニーの父は余命三ヶ月の為に、祖父の無実を承認され
て喜ばせたいと思っていたのである。

一方大統領の下に、弟・
ジョナサン・バートレットからFAXが
届いているとチャーリーは報告する。図書館の建設予定地に
於いて、候補地がアブナーキ族が先祖の墓だという事を理由
に開発されるのを反対していたのである。
歴史建造物保存法
によって法律的にも保護されている事を言われて難航していた。

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■サムは父親が浮気

尊敬していた父親の裏切りによってちょっぴり切ない話になった。
祖父の事を信じているステファニーとの出会い。
最後にサムがどうステファニーに説明するのか気になる物が
有ったけど、サムって優しいね。

■CJは平等社会の為の地図を作る会へ

学校などで使う世界地図をメルカトル図法ではなく、別の地図
を使うべきだと訴える会。最初はCJもバカにしていたものの、
徐々に説明を受ける毎に興味を持ち始めた。
メルカトル図法だとどうしても力のある国が大きく書かれがち
で北半球も南半球を見下すように描かれている。
しかし変わりに提案された地図というのが、北と南が逆さに
なっているまさに"気持ちが悪い"地図だった。

■サムは恩赦のリストをチェック

今回ドナから紹介されたダニエル・ゴールトは恩赦に値する
人物なのか否か。
サムは学生時代に、彼は無実だとする論文を書いていたみたい。
それを見たステファニーが彼を頼ってきた形になる。
しかし現実には70年代にロシアの暗号を解いた事で、ダニエル
は"ブラックウォーター"として活動していたスパイである事が
明確化されていた。

FBIのキャスパーが言っていたように、FBIの立場上成功は秘密
になり失敗は白日の下に晒されるという不条理さがもどかしさ
を生んだ件だったのかも知れない。

■トビーは世界貿易機関への抗議団体を沈める

トビーを警護するロンダとのやりとりは秀逸。
反対派が五月蠅いのを見てロンダに銃を撃てと言ったり、良い
言葉を言うのにもっとやる気の有る人物を連れてくれば良いの
にとトビーに言い返したりしてね。

トビーら本物のデモを経験してきたものに取っては今の抗議
団体は手ぬるいのかも知れない。第三国を代表しているという
割には、みんながみんな白人で、黒人もアジアやアフリカ系も
全く存在しない抗議の団体に相当な違和感を感じていたのかな。

■図書館の建設

ジェドに弟が居たのね。
このエピソード自体に続きがあるのか分からないけど、任期の
件で指摘したかっただけなのかもしれないね。

■レオはジャクソク大統領の言葉をスピーチする

大統領がホワイトハウス前に2トンのチーズを置いて困っている
人に分け合って食べさせたという話をするのだが、話をしよう
とすると次々と邪魔が入り話せないというもの。というか誰も
聞いてません。毎年のことなので聞く耳も持たないという感じ
なのだろうか。

ジェド・バートレット (マーティン・シーン) 大統領、民主党
サム・シーボーン (ロブ・ロウ) 広報部次長
CJ・クレッグ (アリソン・ジャニー) 報道官
レオ・マクギャリー (ジョン・スペンサー) 首席補佐官
トビー・ジーグラー (リチャード・シフ) 広報部長
ジョシュ・ライマン(ブラッドリー・ウィットフォード) 次席補佐官
ドナ・モス (ジャネル・モロニー) ジョシュの秘書
チャーリー・ヤング (デュレ・ヒル) 私設秘書
アビー・バートレット (ストッカード・チャニング) 大統領夫人

マーガレット・フーパー (NiCole Robinson) 大統領府職員
ゾーイ・バートレット (Elisabeth Moss) 大統領の末娘
ダニー・コンキャノン (Timothy Busfield) CJに好意を持つ記者
キャロル・フィッツパトリック (Melissa Fitzgerald) 報道官秘書
ボニー (Devika Parikh) 広報部長秘書
ジンジャー (Kim Webster) 広報部秘書
ドロレス・ランディンハム (Kathryn Joosten) 大統領公設秘書
エインズリー・ヘイズ (Emily Procter) 共和党員・弁護士


ロンダ・サックス (Roma Maffia) トビーを警備
ステファニー・ゴールト (Jolie Jenkins) ドナの友、シラキュース大・国際関係論教授
ナンシー・マクラリー (Anna Deavere Smith) 国家安全保障省担当補佐官
マイケル・キャスパー (Clark Gregg) FBI
ジョン・ファロー (John Billingsley) 博士、地図を作る会
シンシア・セイルズ (Jordan Baker) 博士、地図を作る会
ドナルド・ヒューク (Brent Hinkley) 教授、地図を作る会
--- (Christopher Neiman) Staffer
ラリー (William Duffy) 
エド (Peter James Smith)
テリー (Richard Stay) 自由貿易反対派リーダー

--- (Shana O'Neil) Protestor 
--- (Free Brooks) Protestor 
--- (Michael C. Vaccaro) Protestor 
--- (Shirley Jordan) FBIの受付
--- (John Strand) 警察官


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