俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)、畑嶺明、桃井章(3)(5)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)、出目昌伸(3)(4)、小山幹夫・他
音楽:トランザム


第5話 女もなぜか淋しいのです
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クズ六はお経のカセット12巻販売の売り文句を考える中、オメダ
は就職試験対策の為に勉強していた。カースケは一人おしゃれ
して出かけようとする。クズ六は誰かとデートするのか?とする
がなかなか言おうとしないカースケ。
カースケは吉祥寺の
喫茶mooへと足を運ぶ。そこにはクズ六の
彼女・紀子が待っていた。彼女と同じウィンナーコーヒーを
頼む。彼女からクズ六には内緒で直接話したいと言われ、いざ
話を聞くと、家から出て行って欲しいとの事だった。これ以上
父母を刺激したくないという。クズ六は優しいので言えないと
思うから私が告げた事を語る。

オメダはマネージャーの洋子と会う。
互いに
東西建設、そしてNBSラジオの就職試験について語り合う。
同じ日に就職試験が有るという。しかし洋子は試験を受けない
かもしれない事を語る。自信がなくなったという彼女に、オメダ
は君ならば大丈夫だと告げる。洋子はカースケの様子を知りた
がる。一人でデートでうきうきしていた事を告げるとオメダは
洋子の様子がおかしい事に気がつき何があったか尋ねる。
カースケに思いっきり殴られた事を語る。

オメダはカースケのアルバイト先に行き、何故そのようなこと
をしたのか問いつめる。カースケは彼女が生意気なことを言っ
たからだという。

洋子は会社から帰宅する父・茂夫を待ち伏せて二人で飲みに行く。
父は娘にあんな所でパパなんて言われたらパトロンみたいだろ
と笑って語る。父が飲む水割りを洋子も頼むと、二人は泥酔
して帰宅する。洋子の弟・
シローは呆れるが、洋子は母を見ると
姉だと煽ててご機嫌さをアピールする。しかし次の瞬間一気に
彼女は落ち込んでしまう。そんな彼女に母は心配する。

カースケは帰宅するとダメ六にセールス文句は仕上がったのか?
と尋ね、出来たのならばすぐに部長の下に持って行けという。
カースケはうっかり日曜日に紀子と会ったことを話してしまうと
ダメ六は俺に内緒で会ったのかと彼を問いつめる。一体何の話
をしたのか?と必死になる彼に、紀子さんはクズ六よりも俺が
好きみたいだとジョークを飛ばす。しかしジョークが通じず、
クズ六はカースケに殴りかかる。オメダはそんなクズ六に、紀子
から家から出て行くよう言われただけ語る。カースケは折角
出て行こうとしたが、辞めたと語る。

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カースケはクズ六の彼女に手を出す?

クズ六に内緒で彼女と会おうとしていたが、実際会ってみると
彼女からされた話は家から出て行けというモノ。
ただ二人が会ったとする事実は、クズ六をからかうには十分
な事実だったかな。

洋子はカースケに殴られ意気消沈

好きな彼から殴られるのだから確かに堪えるモノが有るかもね。
NBSラジオの面接を自信が無いとして受けないと言い出す始末。
オメダはなんとかカースケに謝らせて彼女に面接に出るよう
促していく。

クズ六の仕事の原稿、オメダの原稿と入れ替わる。

まぁありがちなミスだけど、ドラマとしてはそのお陰で
面白いリアクションになった。カースケの為に謝罪する文章
を書いてあげる所が凄い。
クズ六はお経カセット12巻を売るとしたけれど、やはりこの
会社怪しい。

オメダはカースケを説得

4年間マネージャーとしてお世話してくれた洋子が落ち込んで
いることを指摘し、なんとか謝らせようとする。カースケも
原稿を読むだけだぞとするが、謝りたい気持ちは会ったのだろう
ね。

オメダは洋子の裸を見てノックアウト

ちょっと萌える様なシチュエーションって感じの展開だった。
洋子役の金沢碧さん、とても可愛らしい方だね。
まさかドラマの中で胸まで出してしまうとはちょっと驚き。
今の世の中、露出が多くなりがちだけど、昔から結構寛容
な所があるな。

オメダがカースケに彼女は着やせするタイプだと言ったことで
カースケの心にも火がついた様子。

カースケは不真面目なのか?

オメダは彼の事を不真面目だと非難するが、肝心の洋子自体
はカースケの事をそう見ていない。アルバイトで生活して
行こうとする価値観に対して不真面目だとするが、誰よりも
働いている姿があるし、洋子を殴ったときの彼は確かに真剣
だった。

青春には傷心がつきもの

洋子も意中の人となかなか気持ちが通じ合えず、今回随分
飲み明かす姿があった。
オメダもまた洋子に振られて厳しい現実を味わう。

カースケが友人を裏切った事でその相手を亡くした過去があり、
洋子の言葉に過剰に反応した理由が語られた。

旅行して面接をブッチしようとする洋子の現実逃避は凄い
けれど、呼び戻すために列車に乗った彼女を引きづりおろす
所がまた格好良いね。

今日の説教!

生きることの本当の意味は学校では教えてくれない。


津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (クズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (クズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

現バスケ部員
保積ぺぺ、清水昭博、福田信昭、岡田直樹、佐久間宏則
三景啓司


谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)
溶接工 …… 藤原釜足 (カースケがバイト)

高橋洋一、飯田テル子、矢野みち
山名秀子、三原博、近江大介、吉井悦子、林しげ美、富塚智恵


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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