俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)、畑嶺明、桃井章(3)(5)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)(6)、出目昌伸(3)(4)、小山幹夫・他
音楽:トランザム


第6話 男の人生には色んな事があるのです
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グズ六は起きると窓を開ける。カースケとオメダはなかなか
起きようとしない為に、布団を剥がしたり目覚ましを意図的に
鳴らすが全く起きる気配は無い。
グズ六は玄関を掃除する紀子に話しかけるが、今月いっぱいで
出て行くんでしょう?とすねられてしまう。
グズ六は
世界教育販売社へ出勤すると、デスクに花が置かれて
いた。同僚の女性・
深田和子が彼に好意を寄せて置いておいた
もの。

一方カースケは
お食事処である"いろは"へと足を運ぶ。
新聞には彼が経営している"たちばな荘"に部屋の空きが有る
との事で尋ねるが、主人の
坂田大五郎は、娘の奈美と喧嘩中。
父が一方的に娘に責められるばかりであった。カースケは部屋
を借り来たことを語るが、家の決定権は娘に有り、現在は相当
機嫌が悪いのでまた後で来た方が良いと言われる。

グズ六は和子に誘われ公園のボートでデートする。
すると偶然恋人の紀子が通りかかった事で、グズ六は急いで
遠くへとボートを漕ごうとするが、立ち上がった和子はそのまま
よろけて池の中に落ちてしまう。仕方なく彼女を借り部屋に
まで連れて行き、着替えさせようとする。大家は厳しい人なの
で女性を連れ込んだことが分かれば追い出されてしまうとし、
なるべく静かにするよう求める。和子は着替えるという事で
下着姿になるが、服がない事に気がつきグズ六は服を買いに
行く。和子はウエスト58のジーパンを買ってきて欲しいと頼む。

服屋に行くと、ズボンを購入。店員に洋服を適当に見繕って
もらおうとするがその服屋には偶然紀子が着ていた。グズ六は
慌ててごまかすと、いつも紀子が地味な服を着ているので密かに
買ってプレゼントしようとしたという。

オメダの元に妹・真弓がやってくる。
母が偵察してこいといったとの事。特にカースケは家に来るとき
も芸者達に色目を使っているので、ちゃんと暮らしているか
心配だという。そんな中部屋を訪れると、和子が下着姿でいた
事で二人は驚く。カースケが連れ込んだのではないか?とし、
その時タイミング悪くカースケが帰宅したことで、真弓は
不潔だとし、その場から慌てて逃げ出す。誰もいない所で
一人涙する真弓だった。
カースケは何のことか分からず、部屋まで様子を見に行くと、
確かに下着姿の女性がいた。

グズ六は紀子と一緒に帰宅。しかしこのまま和子のための服
を購入せず帰宅するのはまずいとして、カースケたちと待ち合
わせしている事を告げ、紀子と別れる。急いで服を購入しに
行く。
カースケたちはグズ六がどういう意図で女性を連れ込んでいる
のか知るために彼を探しに行くと、偶然町で買い物をしている
彼を見かける。尾行し、密かに部屋に入ろうとしているのを
見て、カースケとオメダはどういう事なのか?と相談し合う。
オメダに至っては紀子が居るのに許せないという。


食事処、いろは。経営は名古屋章さん演じる坂田大五郎
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70年代のbest of 妹さん

岡田奈々さん、可愛らしいな。今でも活動されているのかな。
検索で調べると、現実的に監禁事件の被害に遭われたとか。

カースケの事が好きみたいで変態扱いするけど、部屋に女性
が居ると分かると涙する姿があった。


名古屋章さんが・・・

名古屋章さん久しぶりに見た気がする。
ダチョウクラブの肥後さんの事を思い出してしまうのだが、
インパクトある俳優さんだったね。

ドラマでは食事店の店主だけど、娘には顔の上がらない父親
役。妻は居なかったみたいだけど、離婚している設定なのか?

今後はオメダとカースケはたちばな荘で寝起きすることになる
のかな?

グズ六はモテモテ

なんだか凄くモテル彼。
職場の美人さんからもデートに誘われ、しかも部屋で下着に
なられてしまう。昔のドラマってちょっとしたエロさが有るな。
でも清潔感のあるエロさというか、後腐れ無いエロさというか
(何だそれは(^0^;)

夜ばい作戦

カースケは自らの経験として、グズ六に紀子に夜ばいすべきだと
語る。綿密に計画を立ててベッドの下に入り込むも、可愛らしい
真っ赤な靴下をはいていたのはなんと紀子の母。
でもグズ六のした事に対して、少なくとも紀子からはよく思われ
たみたい。

部屋まで遊びに来た洋子も、カースケがくだらないことに
熱を上げている現状に失望する。

グズ六は責任の全てをカースケらに押しつける

お前達が部屋に来て以来、俺の人生はめちゃくちゃだという
グズ六。しかしカースケらの後押しがあって今の仕事に就いて
いたり、無職の時にはカースケらのアルバイトの稼ぎでご飯を
食べていた時期があるからね。

喧嘩した後のちょっぴり後悔する切なさとか、相手が何をして
いるのか気になって仕方がないグズ六の複雑な心境が描かれた。


津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (クズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

現バスケ部員
保積ぺぺ、清水昭博、福田信昭、岡田直樹、佐久間宏則
三景啓司


谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)

坂田大五郎 … 名古屋章 (たちばな荘の大家・食堂いろはの主人)
坂田奈美 …水沢有美 大五郎の一人娘
店員 …… 熱田一久 (洋服店)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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