俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)、畑嶺明(8)(9)
桃井章(3)(5)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)(6)、出目昌伸(3)(4)、小山幹夫、
土屋統吾郎(7)(8)、恩地日出夫(9)、大森健次郎(10)
音楽:トランザム


第10話 おふくろさんも女なのです
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カースケはグズ六に対して、飯代をツケにしてもらえるよう
奈美ちゃんに色目を使って頼んでくれないか?という。ツケに
なれば毎月腹を空かせることが無くなるという。しかしグズ六
は勝手なことを言うなとし、紀子さんにも悪いとして断ろうと
する。しかし色目の練習をさせられる。
その頃オメダは一人、雑誌の写真を目を留めていた。
長谷義隆
とその娘・
雪絵の記事が写真付きで掲載されていたのである。
カースケはその写真の女性を好きになったのか?と疑う。

三人は食堂いろはに食事に行く。グズ六が居るとすぐにお茶が
出てくるねと指摘し、自分たちだけだといつもセルフサービス
だと不満を告げる。現在オヤジの大五郎が居ない事を知り、
今がチャンスだとして、ダメ六に奈美を説得して欲しいと告げる。
今月から勘定をツケにして欲しいとすると、奈美は了承する。
大五郎が帰宅すると、奈美からツケにしてもらう許可を得たこと
を告げる。大五郎は奈美に、あれだけツケは嫌がっていたのに
どうしたのか?と告げると、払いはちゃんとしてもらうという。
大五郎もツケが溜まったら婿にしてしまえば良いかと告げる。
ワカメも店にやってくるとツケにして欲しいとするが、断られる。

三人は町へいく。グズ六は女性にもてて良いなというオメダは
自分だけがもてないという。

翌日出勤するグズ六とカースケは、駅まで一緒に歩く。
すると駅には紀子が来ていた。以前見合いをぶちこわして以来
会いづらくなったので、彼女は仕事を始めたという。週に一度
渋谷までピアノを教えにいくのに、同じ電車で行くことにした
という。
カースケは紀子が雑誌に掲載されていた長谷雪絵と同じ芙蓉女子
大学である事を知る。誰か後輩に知り合いは居ないかとして、
オメダに会わせたいことを告げる。

オメダは一人、コインランドリーにいく。そこでも雑誌を見て
いた。
カースケは工事現場でアルバイトしていると、電話が鳴る。
紀子からグラビアの女性と会わせてあげられそうだという。
紀子の友達の妹が知り合いだという。
オメダを喫茶店に連れて行く。紀子は既に雪絵と一緒にそこに
来ていた。紀子はオメダたちがやってくると、オメダが如何に
彼女のことを好きなのか話しておいたという。しかしオメダは
その様な意味で写真を見ていたのではないという。あの写真の
男性は自分のオヤジかもしれないとし、前から見たことがある
と告げる。もしも父親ならばあの子は腹違いの妹という事に
なる。カースケはとにかく会ってオヤジのことを聞いてこいと
告げる。

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食堂いろはでの食事はツケ

グズ六の色仕掛けによって、見事成功。
ただツケであれ、結局払うことには違いないんだけどね。
しかしこの時代はそういうやりとり一つを見てもなんか暖かい
ね。人を信じている気持ちが残っているのだろうね。

オメダの父登場

そういえばオメダの父がどうなっているのか今まで知らなかった。
オメダによると8歳の時に別れたという。母親が家庭を持つ男性
と恋に落ちた事でそんな形になってしまったみたい。

ちなみにカースケは6歳の時に父親が亡くなったとの事。

オメダの父・長谷義隆、妹・雪絵

雪絵とオメダは妙に気があり、互いに好意を寄せていく。
出会いはかなりインチキ臭い物があったけど、良い雰囲気だ
っただけに辛い別れだったね。当初はオメダに知られまいとして
カースケが二人を無理矢理引き離そうとし、事実を知ったオメダ
も自分が悪態を付いて、雪絵と別れようとする。

最後に義隆とオメダが顔を合わせたけど、自分の子供だと認識
しているのだろうか?

オメダの母・美保も未だに義隆を好き。

最後まで秘密を貫き通そうとするところが凄いね。

なんだか責められると弱そうな母親像だけど、その辺はオメダ
にも似たところがあるね。

今回は真弓役の岡田奈々さんが多く登場したのが嬉しかった
です。

タマ、不良役で登場

タマとワカメって準レギュラーなのかな。
不良役を演じるも一瞬で演技だと見破られてしまった。
ワカメもオメダが彼女と別れるように、また別の女性と居るん
だね彼女と一緒に居るオメダに向かって語りかける嫌な役割
での登場。


津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (クズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

現バスケ部員
保積ぺぺ、清水昭博、福田信昭、岡田直樹、佐久間宏則
三景啓司

谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)


坂田大五郎 …… 名古屋章 (たちばな荘の大家・食堂いろはの主人)
坂田奈美 …… 水沢有美 (大五郎の一人娘)
金井玉三郎 …… 石橋正次 (タマ)
長谷義隆 …… 岡田英次 (社長、オメダの父)
長谷雪絵 …… 志摩みずえ (オメダの腹違いの妹)
セキおばさん …… 文野朋子 (近所の小料理店)
浜田大造 …… 森川正太 (ワカメ、浪人生"たちばな荘")

近江大介


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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