俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)、畑嶺明(8)(9)(11)
桃井章(3)(5)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)(6)(11)、出目昌伸(3)(4)、小山幹夫、
土屋統吾郎(7)(8)、恩地日出夫(9)、大森健次郎(10)
音楽:トランザム



第11話 男はみんなロマンチストなのです
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タマ隅田川で働いている所を、カースケは橋の上から声を
かける。ヤクザから足を洗って働いている仕事っぷりを見に
来たというカースケ。まさか真面目に働いているとはと、カー
スケも驚くが、その理由は女だという。今度その女性と所帯を
持つかも知れない事を告げる。相手は食堂で働いている
ノリコ
だという。カースケはこれから俺に会わせろというが、タマは
仕事を理由にそれを断る。

隅田川沿いを歩いているカースケは、絵を描いている女性・
栗山秋子と出会う。絵を覗くとカースケは上手いなぁと告げる。
しかし女性は歩いていってしまう。

カースケは帰宅すると、眠ろうとしているオメダとグズ六に
対して胸を締め付けられるような出会いがあったことを語る。
しかし二人は眠いとして布団の中からなかなか出てこようと
しなかった。

翌日もカースケは隅田川の土手の同じ場所を訪れると、その女性
が絵を描いていた。自らの絵を不満だと思ったのか、栗山は
その絵を絵の具でぐちゃぐちゃにしようとしていた所、カースケ
は止める。私の絵を誉めるようでは貴方は絵の事なんて分かって
いないと告げ栗山は立ち去ろうとする。カースケは明日もここで
絵を描くのか?とするが、彼女は帰ってしまう。

タマはカースケを食堂に連れて行くと、ノリコと会わせる。
ノリコはタマを見ると試験勉強をしているか?と尋ねる。
タマは船舶の免許を取ろうとしていたのである。

カースケは今日も隅田川にやってくる。なかなか彼女の姿が無く
諦めようとしていたところに彼女を見つける。しかし彼女は
画材道具を持っていなかった。カースケは明日は絵を描くのか?
と尋ね、また描いてくれるよう頼む。すると栗山はカースケに
これからお茶でも行かないかと彼女の方から誘ってくる。
カースケは女性に名前を聞くが、互いに名前は知らない方が
良いという。その方が夢が有って良いという彼女。明日知り合
いが個展を開くので良かったらこないか?とカースケを誘う。
カースケは気になる女性が出来た限り、金が必要だとして、
夜にもガソリンスタンドでアルバイトする。

翌日個展に行くと彼女が待っていた。二人は徐々にウチ解け合い
デートするようになる。
翌朝、真弓がカースケのアパートに居て起こされる。
たまには掃除しに来たという彼女。カースケは真弓に若い女性
が男のアパートなんか来てはダメだとするが、カースケの事を
信じているという彼女。男はオオカミだという彼は、これから
美女とドライブだと言うが、真弓は全くそれを信じていなかっ
た。

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タマが真面目に働く

ヤクザで喧嘩っ早い彼が真面目に働き始めた理由は、女性の存在
が有った。ノリコという名の可愛らしい女性と同棲をしようと
するが、アパート探しまでしていたのに、突然彼女は別の大学生
とデートし始める。
タマに学が無い為なのか。

カースケもまた女性と出会う

指輪をしていて如何にも人妻という感じだったが、カースケは
年上で知的そうな芸術家の女性に惹かれる。

あまり自らの事を語りたがらない彼女の正体は一体何なのか。
彼女もカースケとアパート探しをした後、突然態度を変えて
しまった。ボロアパートを見てカースケに甲斐性が無いと悟って
しまったのか。

タマはノリコに別の男性が居るのを目にする

相手は光陽大の生徒なのかな。光陽大主催の"ダンスの夕べ"
なるものに参加しているのを目にしてしまう。
相手の大学生の髪型が強烈な物があったぞ!

カースケはアパートから出て行くことを示唆する

年上の女性と一緒に暮らすとして出て行くという。
それを聞いた紀子は大賛成。ついでにオメダも出て行けば、
グズ六のアパートに入り浸れるとの公算が有るみたいだ。

オメダは一人、カースケと年上の女性の関係に反対する

オメダにとってカースケはまた兄貴分みたいな所もあるので
容易に手放したくない所もあるのかも。

結局カースケは一緒に暮らすとするアパートで待つも、一人
待ちぼうけ。
オメダが彼女の住所を突き止めて事情を聞くと、なんと相手は
夫、子供の居る人だった。
画家を目指していた彼女は、結婚し子供が出来たことで、画家
の道が閉ざされ、かつて夢に見た青春の日に戻りたくて、
行った行動らしい。
まぁ奥様の気まぐれというか贅沢な悩みにも思える。

津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (グズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

現バスケ部員
保積ぺぺ、清水昭博、福田信昭、岡田直樹、佐久間宏則
三景啓司

谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)

坂田大五郎 …… 名古屋章 (たちばな荘の大家・食堂いろはの主人
)
坂田奈美 …… 水沢有美 (大五郎の一人娘)
金井玉三郎 …… 石橋正次 (タマ)
浜田大造 …… 森川正太 (ワカメ、浪人生"たちばな荘")


栗山秋子 …… 浜美枝 (主婦、画家)

石井くに子、入江正徳、平野稔、飯田誠、藤方宏治


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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