俺たちの旅 (1975年度10月期・日曜20時枠) 企画：岡田晋吉 プロデューサー：中村良男、奈良邦彦、山本剛正 脚本：鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)(14)、畑嶺明(8)(9)(11) 桃井章(3)(5)(12)、水木凡(13) 監督：斉藤光正(1)(2)(5)(6)(11)(12)、出目昌伸(3)(4) 小山幹夫(13)(14)、土屋統吾郎(7)(8)、恩地日出夫(9) 大森健次郎(10) 音楽：トランザム

第14話 馬鹿がひとりで死んだのです
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タマはこの日、元暴力団の親分から呼び出される。
カタギになるのを応援したいが、組に借りがあるのも事実だ
ろうとし、親分から有ることを頼まれる。タマはそんな親分に
死ねというのか?と問い、例え生きていても豚箱だと呟き。
頼りにして居るぞという親分は、タマに一人の女性を付けさせ
る。

日曜日、グズ六は紀子とデートだが、相手の両親を認めさせる
為には既成事実を作る必要があるとして、駆け落ちする事を
口にする。しかしカースケは自分が唯一持っているパンツの
行方を捜していた。もしかして店の奈美ちゃんが盗んだのでは
無いか?という中、下に引っ越ししてきた若い女性・清水祥子が、
物干しにパンツが落ちていたとしてもってくる。女性は下の
空き店舗でスナック"ポコアポコ"を始めた事を告げる。
カースケだけでなくグズ六も美人の彼女に鼻の下を伸ばす。
オメダは日曜日くらい女の話はやめて欲しいと訴える。特に
グズ六は先ほどまで紀子と駆け落ちすると行っていたのに、
見境がないと非難する。

カースケは大五郎の店に行くと、何で美人が引っ越してきたの
に話さないのかと彼を非難する。男同士として知らせないと
ダメじゃないかと告げると、娘の奈美は美人を見て父は、権利金
を引き下げたと非難する。
しかしその時、男性・清水和也が入ってくる。
大五郎はカースケに耳打ちするようにあれは祥子の旦那だと告げ
契約の時には一人ものだと思っていたのに、引っ越しの時には
旦那が居た事を告げる。

タマの隣には親分からの命令で女性が居た。
オレは逃げないので行けと追い払おうとする。
タマはノリコの行方を捜す。かつて林田の兄貴の彼女だった
女性。かつて勤めていたクラブにいくも、既に店を移った事を
聞かされる。

大五郎の店で飲んでいると、旦那のことを連れ戻しに来る祥子。
祥子は彼を連れて行くと、飲むならばウチで飲めばいいという
妻。食堂の娘にデレデレしている事を非難すると、彼もまた
大学生の前で色目を使ったと非難し、大喧嘩に発展する。
隣の店で物を投げ合う音を聞いていた大五郎達は、今週早くも
4度目だと告げる。
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★男女の関係の既成事実作り

グズ六は紀子との関係を両親に認めてもらえないが為に
駆け落ちの選択を臭わす。
紀子も駆け落ちの話を持ち出していたけど、信州の友人の旅館に
いくのも良いけど仕事はどうするのか?って感じ。

★カースケも洋子と仲良く

いつの間にかこの二人も仲良くなってきたな。
今まで洋子が一方的に世話をしてきた感じで、カースケには
その気がない感じがしたけど、最近はカースケが洋子の事を
追う姿がある。
二人の関係は発展していくのだろうか?

★アパートに引っ越ししてくる夫婦

清水夫婦が引っ越ししてきた。
旦那がとてもぐうたらな人で、文句は一人前だが、最悪のダメ
亭主。
何が気に障るのか、二人は大喧嘩。
そんな和也も過去は既成事実化のために駆け落ちしている過去
が有り、寂しいからと言って男性の自由を奪うような行動は
取らない方が良いことを告げる。

★タマが絶体絶命

冒頭から実に焦臭い展開。
水戸に帰るとして、最後にみんなに料理を振る舞う姿。
そしてカースケらのアパートを律儀に掃除する彼の姿があった。
ワカメは完全に使いっぱだね。

タマが会いたがっていたノリコって、飲食店に勤めていた女の
子じゃなかったのね。

サブタイトルから亡くなるであろう事は明らかだったので、
終盤とても寂しくさせられるものが有った。