俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)(14)(18)(19)(20)(23)
畑嶺明(8)(9)(11)(15)(21)(24)、桃井章(3)(5)(12)(17)(22)
水木凡(13)、剣持亘(16)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)(6)(11)(12)(15)(16)(18)(19)(24)
出目昌伸(3)(4)
小山幹夫(13)(14)(22)(23)、土屋統吾郎(7)(8)(20)(21)
恩地日出夫(9)(17)、大森健次郎(10)
音楽:トランザム

http://www.bs-j.co.jp/oretachinotabi/



第24話 男の道はきびしいのです
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朝からグズ六と紀子は公園の周りを散歩しながらデレデレして
いるのを見かけるカースケとオメダ。朝からイチャついて
見ていられないというオメダに対して、カースケは今晩の晩飯
をグズ六にたかろうという。オメダは安月給なのに食費をやり
繰りしている紀子に悪いとするが・・・
二人の前に現れるカースケとオメダ。しかしこちらがその事を
切り出す前にグズ六から、今晩夕飯をウチに食べに来いと誘われ
腰砕けに逢う。

カースケとオメダは
修学院大学にいく。
オメダは学生課で就職の情報を見てくる間、カースケは久しぶ
りに後輩達にバスケの指導にいくという。
後輩達を指導する中、部員は途中で練習をやめて出て行こうと
する。カースケは何をしているのかと問うと、彼らは11時から
1時半まで時間を割り振り練習することにしたのだという。
もうすぐリーグ戦なのだから時間なんて関係ないだろうという
カースケに対して、
リーグ戦よりも大切な事があるとし、カー
スケの事をバスケに打ち込んだせいで就職も出来ないのでしょう
と指摘され、カースケは言い返せなかった。
その事をオメダや洋子に話すと、洋子は後輩達の意見も分かる
という。全てをバスケに打ち込むのも分かるとしながらも、
就職までの間適当に楽しむのもまた理解できる事だという。
カースケはその日を精一杯に生きたいとするが、これから先の
事を考えるのも大切なことだと告げる。

カースケとオメダは紀子の家に行く。
いつも両親と食事を取っているので、カースケたちを呼べば
離れで食事が出来るので呼んだのだという。
みんなですき焼きを食べるも、グズ六は何故か元気がなかった。
話を聞くと今度大口の契約を取るために、会社の方針で相手先
ワイロを渡すよう命令されたのだという。断れば会社をクビ
になるのだとして、思い悩む。カースケはやりたくない事は
やらなくても良いとするが、グズ六は社会に出れば厳しさが
分かるとし、お前みたいなやり方は社会では通用しないと語る。

そんな中、カースケは
東西運輸でアルバイトする。
なんとそこで学生時代
バスケットの神と呼ばれた村岡が働いて
いるのを見る。カースケはすぐに村岡の元にいき声を掛けると
学生選手権で村岡が優勝した時のことや、自分が村岡と同じく
水戸第一高校の出身であること、学校にコーチに来てもらった
時には感動したことなどを話す。

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カースケは久しぶりに卒業前に、大学のバスケ部にコーチしに
行くも、部員達はバスケットボールばかりに集中せず、時間を
決めて練習する姿があった。その日その日を精一杯生きる事を
心情にしたカースケには、後輩達が掲げる将来を考えた行動
にイマイチ納得が出来ずにいた。

カースケが自分の人生観を無理矢理他人に振りかざす訳にも
いかないし、人には人の生き方が有るって事で、カースケに
とっては少々苦虫を噛み潰す様な展開が用意された。

学生時代には何でも出来ると思いこめるだけの状況が有るけど
社会人になることによって、融通の利かない難儀な一面が有る
事を知る。

学生時代のバスケットボールの神様との再会によって心弾ませ
るも、バスケットボールの中で見せたような象徴的な姿はなく
落ち込むカースケだけど、村岡も見ている限りでは十分に良く
やったと思う。

病院に入院する人物に同情していく辺りは、ここ最近のこの
ドラマではそんな設定が多いような気がする。
困っている家族を見捨てることが出来ないとしたカースケらしい
行動だけどね。

最後にオメダとカースケがバスケットをする中で、それを見守る
洋子の姿が如何にも青春ドラマって感じがして良い感じだね。

保積ぺぺさんの腹の出方を見るととてもバスケットボールを
している人物に見えない。

津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (グズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)

坂田大五郎 …… 名古屋章 (たちばな荘の大家・食堂いろはの主人)
坂田奈美 …… 水沢有美 (大五郎の一人娘)
浜田大造 …… 森川正太 (ワカメ、浪人生"たちばな荘")


神保 …… 河原崎長一郎 (東西運輸の下請けの会社の運転手)
村岡 …… 森次晃嗣 (東西運輸部長)

バスケ後輩 …… 保積ぺぺ、佐久間宏則、清水昭博、岡田直樹

坂口芳貞、川畑佳子、鵜沢秀行、川畑雄介


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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