俺たちの旅 (1975年度10月期・日曜20時枠) 企画：岡田晋吉 プロデューサー：中村良男、奈良邦彦、山本剛正 脚本：鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)(14)(18)(19)(20)(23) (25)(27)(30)(32)(34) 畑嶺明(8)(9)(11)(15)(21)(24)(26)(29)(31)(35)(36) 桃井章(3)(5)(12)(17)(22)(29)(33) 水木凡(13)、剣持亘(16)、野瀬州(26) 監督：斉藤光正(1)(2)(5)(6)(11)(12)(15)(16)(18)(19)(24-26) (28)(29)(32)(33) 出目昌伸(3)(4)、小山幹夫(13)(14)(22)(23)(30)(31)(36) 土屋統吾郎(7)(8)(20)(21)(27)(34)(35)、 恩地日出夫(9)(17)、大森健次郎(10) 音楽：トランザム http://www.bs-j.co.jp/oretachinotabi/

第36話 男には美しさがあるのです
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なんでも屋を始めた仲間達。
グズ六は朝仕事に行く際に、背広を着て家を出る。母親・綾子
が近所の目がある手前、ちゃんとした服を着て出勤して欲しい
と言われたからだった。しかも近所で仕事をするのだけは辞めて
欲しいという。
グズ六は他の仲間達に逢うと、毎日こんな事を繰り返しても
しょうがないという。しかし仲間は決められた仕事だけはこな
さないとダメだと告げる。それに何よりも新しい事を始める
にしても資本が必要だという。

犬の散歩に於けるフンを拾い集めるグズ六は、オメダに対して
こんな事をするために大学を出たのではないと愚痴を言う。
グズ六はオメダに対して、将来の為に俺がこの会社の社長を
やりたい事を語る。

一日の終わりに食堂いろはで食事をする仲間達。
そこでグズ六はみんなの前で提案し、オメダからの薦めで自分
が社長になる事を連れ瀬ね。会社をやる上で自分こそが社長
の器にふさわしいという。現在ワカメが社長だが、カースケは
確かにワカメは社長の顔じゃないと告げる。
そんな会話を聞いていた住民の一人・桜井時江は4人の会社なの
に役職に拘るのはバカではないか?と告げる。
時江はカースケたちに、自分が貸した金の取り立てをしてくれ
ないか?と頼む。支払う額は貸した金の5%だと告げると、ワカメ
はけちくさいとして聞く耳を持とうとしない。しかし貸した額
は100万円、つまり5%は5万円だという。貸した相手は母親まで
知っている同級生の女性・ナガイキヨミだとし、店を出すために
金を貸したのに全く店を出す気配もなく、お金を返してくれない
という。
早速翌日、カースケはナガイ家に訪れると、夫婦喧嘩している
ナガイ家の夫・タカシと妻・キヨミの姿があった。
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カースケとワカメがしている仕事にオメダとワカメも加わり
4人で分担して仕事をし始める。
そんな中、アパートの住民の一人・桜井時江から請け負った
仕事は、友人に貸した借金の取り立ての仕事だった。
取り立てに行くと、その金の使い道には夫には夫の、妻には
妻の主張が存在し、なかなか早急には取り立てられない事情が
存在する事が判明する。

金がないのに形から入ろうとしている所がダメだと見るか、
有る程度は金を掛けてでもアイディアを取っていくべきなのか。

借金する事へのリスクは感じるけれど、自分が男の立場から
見ているためか、夫の言い分にはよく分かるというものが存在
する。
平凡でも良いので静かに暮らしたいとする人物が、田舎から
男性と駆け落ちしてはダメだろうと小一時間だ。

屋台でラーメン屋をするよりも、フランスのシトロエンで
移動スパゲティ店をしている方が目立つし、若者向けといった
感じで受けそうな気もする。


フランスのシトロエンで商売を考える

グズ六が義母の手前、肩書きでも社長が欲しいとする辺りに
少々後から仕事に入ってきたのに厚かましさは存在していた
けど、彼が一番堅実だし早稲田出身と言うこともあって、計算
高い一面を見せてくれるのかな。

今回は効果音も多用され、展開が落ち着くかに思えたところで
妙な効果音が多用されて、一筋縄ではいかないような展開が
用意されていた。流石に36話まで来ると演出にもちょっと
変化を持たせている感じかな。