俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)(14)(18)(19)(20)(23)
(25)(27)(30)(32)(34)(37)
畑嶺明(8)(9)(11)(15)(21)(24)(26)(29)(31)(35)(36)
桃井章(3)(5)(12)(17)(22)(29)(33)
水木凡(13)、剣持亘(16)、野瀬州(26)
監督:斉藤光正(1)(2)(5)(6)(11)(12)(15)(16)(18)(19)(24-26)
(28)(29)(32)(33)(37)
出目昌伸(3)(4)、小山幹夫(13)(14)(22)(23)(30)(31)(36)
土屋統吾郎(7)(8)(20)(21)(27)(34)(35)、
恩地日出夫(9)(17)、大森健次郎(10)
音楽:トランザム

http://www.bs-j.co.jp/oretachinotabi/



第37話 お兄ちゃんはお母さんの恋人です
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オメダが"なんとかする会社"に入社したことを知って心配する
母・
美保は、オメダが働く様子が気になり草むしりをしている
息子の様子を見に行く。すぐにオメダは母の姿に気がつくと、
現在の仕事に充実している事を語る。しかし母は、オメダが
汗していたりするのを見ると逐一オメダに愛の手をさしのべ
気遣う溺愛ぶり。

母は帰宅すると、娘の
真弓に今日見てきたことを報告する。
草むしりをしているオメダの事が不憫で仕方がないという母。
そんな中、オメダは突然実家に帰宅すると、母はもの凄く喜ぶ。
オメダは母に仕事でヘマをしてしまったので母に5万円を貸して
欲しいと頼む。真弓は仕事上での事なのだから会社に払って
もらうべきだと主張する。男なのだから母親に甘えてくるなと
し、いつもすぐに母に甘えてくると指摘する。するとオメダは
怒って家を出て行ってしまう。

オメダがミスしたのは、草むしりに於いて、家主から散々
抜かないで欲しいと言われていた珍しい草を抜いてしまった為
のものだった。職場に母親が来たことでオメダはすっかりと忘
れていたのである。
カースケはオメダに対して、とても綺麗な人だと告げ、こういう
人と恋をしたいと告げる。するとオメダは冗談でもそんな事を
言うなと激怒。夢でも見ることは許さないとマザコンぶりを
発揮する。
一方真弓もまた母に対していつも兄ちゃんの事ばかりだと
告げる。

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オメダと母・美保があまりに仲が良すぎるために、妹の真弓
は嫉妬する。周りを見渡すとみんなそれぞれ相手が居るのに
自分だけ寄り添う相手が居ないと感じた真弓は、その役目を
禁断の父親に求めようとする。

実は10分くらいの所で間違えて録画の停止ボタンを押していた
のか切れてしまい、気がついたときには25分だった。
2番組を録画しつつ録画していたドラマを見ていたこともあって
レコーダーに負担がかかりすぎて切れてしまったのだろうか。

ちょうど上に書いたストーリーの所で録画が切れてしまい、
気がつくと真弓が"なんとかする会社"のカースケにデートして
貰おうとして断られるシーンから見始めたので、その間の
ストーリーがごっそりと抜け落ちている。

さてドラマとしては真弓が主人公ということもあって興味深く
見ることが出来た。
中谷家はどの人も母親の性格を引き継いでいる為の物なのか
優しさばかりが前面に立つキャラクターばかりだね。

相思相愛のオメダと母の姿にちょっぴり微笑ましさを感じつつ
も、母親の息子に対する溺愛ぶりを見ると確かに真弓が可愛そ
うな感じも受ける。

一時だけど父親と買い物する場面が訪れ、身分を明かさずに
一緒にいる姿は真弓の心を揺り動かし、明日への活力に繋がっ
たのかもしれない。
出来れば父親から娘の方に気がついて欲しかった所だけどね。

ついに母親の仕事を手伝うためにオメダがアパートを出ること
になるのかと思いきや、真弓の存在感を示すことで
オメダ自身の人生を上手く歩むようサポートされた感じ。

真弓からスケベで垂れ目のカースケと呼ばれる辺りもお約束
になりつつあるが、微笑ましい所だ。

津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (グズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)

坂田大五郎 …… 名古屋章 (たちばな荘大家・食堂いろはの主人)
坂田奈美 …… 水沢有美 (大五郎の一人娘)
浜田大造 …… 森川正太 (ワカメ、浪人生"たちばな荘")
桜井時江 …… 結城美栄子 ("たちばな荘"住民)


長谷義隆 …… 岡田英次 (関東精工社長、オメダの父)

遠藤征慈、音羽久米子、猪瀬精二、金子勝美


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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