俺たちの旅
(1975年度10月期・日曜20時枠)

企画:岡田晋吉
プロデューサー:中村良男、奈良邦彦、山本剛正
脚本:鎌田敏夫(1)(2)(4)(5)(6)(7)(10)(14)(18)(19)(20)(23)
(25)(27)(30)(32)(34)(37)(39)(41)(43)(45)
畑嶺明(8)(9)(11)(15)(21)(24)(26)(29)(31)(35)(36)(38)(40)(42)(44)
桃井章(3)(5)(12)(17)(22)(29)(33)
水木凡(13)、剣持亘(16)、野瀬州(26)(38)、大原豊(45)
監督:斎藤光正(1)(2)(5)(6)(11)(12)(15)(16)(18)(19)(24-26)
(28)(29)(32)(33)(37)(38)(41)(42)(45)
出目昌伸(3)(4)、小山幹夫(13)(14)(22)(23)(30)(31)(36)
土屋統吾郎(7)(8)(20)(21)(27)(34)(35)(43)(44)
恩地日出夫(9)(17)、大森健次郎(10)、木下亮(39)(40)
音楽:トランザム

http://www.bs-j.co.jp/oretachinotabi/



第45話 愛しているから哀しいのです
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今日は洋子の誕生日。
カースケはオメダを誘い毎年のように三人で祝おうとするが、
いつまでも三人一緒だと洋子も辛いとして、オメダはカースケ
に一人で行くよう告げる。俺はもう洋子の事は思っていないと
告げる。
カースケは洋子に会うと、その事実を伝える。ガタガタ言わず
にオメダも一緒に来れば良いのにとカースケは告げるが・・

オメダは一人町中に行くと、女性に声を掛けようとする。
しかし大抵は彼氏持ちの女性ばかり。失望していると、そこに
東名不動産時代の上司・井口義和とばったり会う。
彼は現在
松下解体工場に転職したとの事だった。一緒に酒場を
回ると、ある一件の飲み屋で、ホステスの女性・
秋津リエ
いう女性を見かける。彼女は男性に捨てられて以来飲んだくれ
になっているという。オメダはそんな彼女の顔を見ると洋子
とソックリである事に気がつく。

彼女は店のオーナーから帰宅するよう言われるが、酒に酔い
足取りもフラフラ。オメダは仕方なく彼女に声を掛けると、
突然リエは抱きついてくる。

一方カースケと洋子はいつもは三人なのにオメダ一人いない
だけで何だか変な感じだという。洋子はそのままタクシーに
乗って帰宅する。

オメダはリエを自宅まで送っていくと、リエはオメダに対して
帰ったら死ぬからと告げる。
時間は12時を過ぎ、カースケたちは帰宅しないのを心配する。
しかしワカメはもう子供ではないのだから良いのではないかと
告げる。

翌朝になってもオメダの姿はなかった。グズ六はついに彼女
でも出来たのかという。しかしカースケは連絡もなしに外泊
するような奴ではないとして心配するも、そんな事で電話する
奴も居ないだろうとグズ六は告げる。

リエは目覚めるとオメダが部屋にいるのを見てずっとそこに
居たのかと声を掛ける。オメダは目が覚めたのならば自分は
行くとして家を出ようとする。するとリエは帰ったら死ぬから
と言って彼を引き留めようとする。オメダは無視して家を
出て行くが、彼女は一人になった部屋で突然ガス栓を開き
自殺しようとする。オメダは一度は出てきたものの気になって
戻ると、ガスの臭いが充満している事に気がつく。

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洋子の事を未だに好きなオメダだが、カースケの彼女だと
諦め自分から身をひく。そんな中でバーのホステスが洋子に
そっくりである事をしり、その女性が苦しんでいる事で
助けようとするが・・・

清楚な洋子と、ちょっと艶っぽい感じのリエの姿。
金沢碧さんファンには色々と楽しめる感じの話だった。

オメダが洋子を意識してリエに近付いて行くも、もう少し
彼自身がリエにアプローチをかけても良かったのではないか
という気がする。顔だけ似ているだけでは、引き寄せられる
ものが無いのか?

オメダを心配するカースケの姿が、友人を越えて殆ど保護者
ばりの神経質になっている所が見られた。
本当の友人ならば成長するのを見守るべきなのか、それとも
積極的に介入して、彼が悪い道へと引きづり込まれないのを
阻止するのか。

リエが何度も死ぬ死ぬ言っている姿は、流石にちょっぴり
煩わしさを感じるものの、オメダであればそんな女性を放って
おけない気もするけどね。
また洋子一筋のような形で描かれているけど、過去にオメダ
も別の女性に気を許している姿があったよね。

関係ないけど、オメダとデートする秋津さんはドラマ中下着を
着けてなかったよなぁ。

津村浩介 …… 中村雅俊 (カースケ、修学院大学)
中谷隆夫 …… 田中健 (オメダ、修学院大学)
熊沢伸六 …… 津坂まさあき (グズ六、紀子の彼)
山下洋子 …… 金沢碧 (バスケ部のマネージャー)
中谷真弓 …… 岡田奈々 (オメダの妹)
中谷美保 …… 八千草薫 (オメダの母)
竹内紀子 …… 上村香子 (グズ六の彼女)
竹内健太郎 …… 北村和夫 (紀子の父)
竹内綾子 …… 津島恵子 (紀子の母)

谷昌彦 …… 穂積隆信 (世界教育販売・営業部長)
野中順子 …… 丘淑美 (クズ六の同僚)
森田和子 …… 関谷ますみ (クズ六の同僚)
山下茂夫 …… 瑳川哲朗 (洋子の父)
山下幸子 …… 小林千登勢 (洋子の母)

坂田大五郎 …… 名古屋章 (たちばな荘大家・食堂いろはの主人)
坂田奈美 …… 水沢有美 (大五郎の一人娘)
浜田大造 …… 森川正太 (ワカメ、浪人生"たちばな荘")
桜井時江 …… 結城美栄子 ("たちばな荘"住民)


井口義和 …… 片岡五郎 (かつてのオメダの上司)

塩島昭彦、南一恵、鮎川千代、如月由比、山谷初男


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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