アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~

脚本/岡田惠和
出演/滝沢秀明、椎名桔平、藤木直人、小雪、えなりかずき
八千草薫、阿部寛、西野妙子、辻萬長、眞鍋かをり、小西真奈美
生田悦子、木村翠、小林すすむ、野仲功、青木忠宏、上原鉄平
石井洋輔

第10話 破滅への遺伝子

もうすぐクリスマス。
アンティークもケーキ屋という事もありかき入れ時。
そんな中、エイジは小野に出来上がったケーキを食べて貰うと、
小野は彼の才能を感じる。しかし微妙に教えた味とは違うために
店には出せないという事だった。

今回は橘圭一郎が主役の話。
前回相当仲間外れにされていただけに、随分とセリフを与える
展開だった。

何気ない女性遍歴の話しから始まり、誘拐された当時の記憶の
話しへと移行していく。
橘圭一郎は誘拐された時の記憶だけが無く、逆に神田エイジは
幼き頃にケーキを食べた時の記憶ばかりが印象に残っている。

全くの他人である二人の記憶から、ふと接点が見つかり、
やがて一本の流れとなっていく辺りの展開の仕方は見事。
味覚が当時の記憶を呼び起こすのか。

エイジの作ったケーキを食べた後強張った顔をする橘圭一郎
の表情は印象的だ。それ以来思い詰めたように頭を働かせて、
それがどういうことなのかを考える。
エイジの忘れている記憶と橘圭一郎の忘れている記憶の接点は
ズハリエイジの父親にある。

エイジ自身事故で亡くなったと言っているが、逮捕されたの
ではないかと一瞬思った。ただ宗像克雄が犯人を捕まえることが
出来なかったと言っていることから、自殺してしまったという
のが正解なのか。

guest
西山繭子、植松真実、梅宮万紗子、高野成政

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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