BONES - 骨は語る -
シーズン6





January 20, 2011
第10話 模倣の果て The Body in the Bag

脚本/Janet Lin
監督/Kate Woods
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ブロディペイズリーの家にいくと、彼女の名前を呼ぶ。
バスルームで湯気が立っているのでシャワーを浴びているもの
と思い服を脱いで一緒に浴びようとすると、中では遺体が
腐敗した状態で倒れていた。

スイーツはランニングマシーンで鍛える。
ライム・イン・ザ・ココナッツなんて歌って走っているのか
というブースはこんなネズミ用のマシンで鍛えるなと語る。
スイーツに聞きたい事があるとし、ブレナンから実は気持ちが
あるという事を言われたのだという。俺にはハンナがいるとして
断ったが、ハンナとブレナンは友達であり、ハンナに黙って
いることも話して友情が壊れるのも困るという。罪悪感を打ち消す
方法はないかと問うと、スイーツは貴方にブレナンに対する未練
があるので話せないでいるのだろうという。ブースはそれを否定
するが・・・

遺体が発見されるが、軟部組織が穴だらけだった。
高い水圧でお湯が放出されていたのでこのような状態になった
のだという。シャワーは3日間流れ続いていること。そして給湯器
は41度に設定されていることから、ちょうど壊死した組織に穴
が空く温度だという。
ブレナンは仙骨から見て女性の遺体で、恥骨の表面から見て
20代前半から中盤だろうという。
この家の持ち主はペイズリー・ジョンストン(23才)だとすると、
カミールは若いのに随分リッチな人だと語る。ルフォー型の骨折
であり顔が粉々だという。恐らく顔の骨片が配水管に流れて
しまっているのでかき集める必要があるという。ホッジンズは
屋根からその排水管に水圧でかけて取り出す事を語ると、
排水管を覗いていたブース、カミール、ブレナンはその水を
浴びてしまう。

ラボではクラークが働く日だった。
硬膜外血腫で亡くなっており、後頭骨に陥没骨折があるという。
軽度の脊椎側弯症があるという。
ペイズリーの両親は現在南極に旅行中だというカミール。
クラークは僕の親もよく旅行していたので、置いて行かれる
不安から自分の殻に閉じこもるようになり、ここでも心を閉ざして
いたのだという。カミールは妙にお喋りで私生活を語る様に
なったクラークの性格が変わったことに驚きつつ、骨片が
集まったら復元するよう告げる。するとクラークはカミールに
対してまだ婦人科医と付き合っているのか?と問う。カミールは
固まる中、今は肉片を骨から取る様集中してと語る。

スイーツはペイズリーのSNSを調べたとして資料を持ってくる。
彼女は自分の写真だらけを掲載していること。これは典型的な
自己愛性人格障害だという。チンチラのチチとの写真も多く
人間よりもペットを大切にするタイプだという。リアルで付き合
っている人物はニコール・ツイストだけで、4日前のメールを
見ると「あんたは信じられない、世界一のインチキ女、くたばれ」
と書かれており、友達リストからも外されているという。
ネット上での絶交だということだった。

ニコールから話を聞く。
ペイズリーと連絡が取れなくなっていることについて尋ねる
と、彼女は旅行に行っただけだと思っていたという。
ケンカのことについて尋ねると、私の誕生日にシャネルの
ダブルフラップでブラックのラムスキンのバッグをもらった
が金具がシルバーだったので、私の好きなゴールドに変えに
行こうとしたという。するとバッグはニセモノだと言われ、
模倣品でありハジを欠かされたのだという。友情を裏切られた
ので仕返ししたかったのではないかと問うと、だからこそ
リストから外したが、仲直りしたいと思っていたのだという。

ホッジンズは相変わらず排水管から骨片集めをしていた。
するとアンジェラがランチをもって現れる。お腹の子が欲しがった
ので、彼のために持って来たランチも随分食べてしまったと
いう。この家は随分理想的だというアンジェラはこういうところに
住みたいことを語る。今のホッジンズの家は先祖代々のもので、
曾祖父のチェスター・パットナム・ホッジンズからの家だという。
アンジェラはシャンデリアが凄いところではなく、私たちが
一から歴史を刻んでいくような家が欲しくないかと問う。
そんな中、排水管から大量の髪の毛と共に紙が見つかる。
紙は漢字が書かれていた
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シャワールームで発見された遺体は調べていくウチに白人のもの
ではなく、アジア系のものであることが分かる。
なんとか現場の排水管から回収した証拠をかき集めて、顔を複顔
して、事件の真相を解き明かしていくが・・・

模造品と言えば中国という事で、中国人が事件に関係してくる
もの。

実際の世界でパッとしないものが、SNSなどネットを利用して
虚偽の世界を築き上げては、尊敬を得ようとしている姿が有り、
ペイズリーという女性はただただ虚栄心によって武装することで
自分を満足させるという傾向の人物だった。
ブランド品はSNSに於けるステータスシンボルだとしていたけど
SNSに限定した話ではない気がする。ブレナンらしく、マラウィの
女性が身につけるハイエナの骨と同じとのこと。

今回のインターン・助手はクラークだった。
人は変わるということを体現しているのがこのキャラクターでは
有るけど、デイジー同様にやたらとウザったらしく感じるキャラ
クターではある。カミールたちが語っていたように、寧ろ自分の
世界の殻にかぶってもらった方が、彼は良い味を出していたし、
いじられキャラだからこその味が一変して、自分から内面を
さらけ出すキャラというのは何の味も無くなってしまった気が
する。
他人に対して心を閉ざしていたということに自己分析して
いる姿が有ったけど、もの凄く大人数の兄弟(9人)がいるようで、
その上両親は旅行好きということを語っていたので、どんな環境
で育ったんですかね。
ブレナン同様に他人との距離間を図るので苦手な漢字で、カミール
が婦人科医のポールとの関係に言及していたけど、
Season 5, Episode 19以降、彼の姿もそんな浮ついた話も
聞かれない。Season 6, Episode 12に再登場するので、どんな
形で絡んでくるのか。
クラークとホッジンズの絡みでは、クラークが安全保障省で働いて
いたという言葉を口にした途端に陰謀論者のホッジンズの目の色が
変わるところが笑えた。最後までクラーク不審説の視線を
持っていたホッジンズ。

中国絡み故に漢字が絡んできた。
自然と中国系のアンジェラに目を向けがちだけど、彼女、ボルティ
モア育ちの中国系で、専攻はフランス語なのでまるで漢字にも
中国語にも精通するところがない。
多文化を吸収しているブレナンが中国語を話せたり、護符の存在
に気が付いていたけど、護符とはそもそも日本では柱などに
張り付けるものだけど、中華圏では体の悪い患部に張り付ける
なんてこと、有るんでしょうか。

本当の友達とは何なのか。
ハンナからランチをキャンセルされたことで、ブレナンは
言葉通りに受け取ったけど、アンジェラ先生の常識研究所に
よると、1日に約束を三度変更することは統計的にあり得ない
という。統計の話をするとブレナンはすぐに何処が発表した統計
なのよと尋ねることが多い。ブースが先日の事件でも、
この界隈の死因はギャング絡みであることが多いとした際にも
同様のことを尋ねていた。

事件は被害者がジェニーであり、犯人は模造品を捜査する捜査官
だった。ニセモノの人間関係によって人生が狂わされるという
ことが至るところで描かれたけど、ハンナとブレナンの間の友情
には既にブースを介した関係以上のものが結ばれていたという
ことで、最後は二人でバーボンを飲みに行く姿が有った。
ブレナンが西部劇ファンで、バーテンダーのことを"ご主人"と
呼ぶけど、西部劇でご主人なんて呼んでいるのを聞いた事が
ないぞ(笑)

ブースは中国人のおばちゃんからオレ様バックルがダサいと
言われていたのがなんとも寂しい限り。

■使用された曲

・VersusのGone to Earth
・Coconut by Harry Nilsson

■検索用キーワード


テンペランス・ブレナン (Emily Deschanel) 骨
シーリー・ブース (David Boreanaz) FBI捜査官
アンジェラ・モンテネグロ (Michaela Conlin) 骨格から似顔絵
ジャック・ホッジンズ (T.J. Thyne) 知識が豊富、実家が金持ち
カミール・サローヤン (Tamara Taylor) 博士、"カム"
キャロリン・ジュリアン (Patricia Belcher) 検事
ランス・スイーツ (John Francis Daley) 心理学博士

クラーク・エディソン (Eugene Byrd) 助手
ハンナ・バーリー (Katheryn Winnick) 記者

エリック・アンダーソン (Mark Famiglietti) 反模倣品連合
ミン・ツォウ (Jack Yang) Ming Tsou 、ジェニーのフィアンセ、漢方薬店
マダム・リュー (Elizabeth Sung) 中華街の四川料理店・偽ものブランド
ブロディ・マニングス (Ryan Carnes) ペイズリーの彼、盗撮
ニコール・ツイスト (Jennifer Holland) ペイズリーの友人
ペイズリー・ジョンストン (Eve Mauro) 23才
--- (James Devoti) Attractive Guy
--- (Terrence Edwards) Metro PD Leader
ジェニー・ヤン (Patty Yu) マダムの店で働く、内通者
--- (Malcolm Bodon) Party Guy


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