クライアント・リスト
The Client List

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Apr. 8, 2012
第1話 ザ・ラブ The Rub of Sugarland

監督/Wendey Stanzler 脚本/Jordan Budde

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マッサージ店"The Rub"として働くライリーは初めて性的サービ
スをする時がやってくる。

4週間前
ライリーの夫・カイルの誕生日会が行われる。ライリーは夫の
為に革ジャンをプレゼントするが、カイルはライリーに対して
金はかけないという約束だろと告げる。今は金が無く傷病手当
だけじゃ厳しい状況だと語る。怪我の治療費だけでなくリフォ
ームもしたばかりで生活費にも困っているのだとすると、
ライリーは私だって仕事を探しているので、何とかなることを
告げ、今日は金のことは忘れて楽しもうという。俺は無職で
君はカードを使って派手な買い物をしているとして、カイルは
嘆く。先ほども銀行から電話が有った事を告げ、これが33歳の
誕生日とはと呟く。カイルはすべて俺の責任だとすると、
ライリーは愛し合っていれば二人で乗り越えられる事を告げる。

ボーモントカールアップ&ドライという美容院で働くのは
ライリーの母・リネットと友人のレイシーだった。
リネットは娘に対して、あんな気分屋と良くやっていられるわ
ねと告げる。建設業界の景気は悪くなる一方なので待っていて
も生活は立て直せない事を語る。夫婦して無職なんて・・・と
告げるリネットは、ライリーが夫の言いなりになっている事が
問題だという。しかしライリーは母だって5回も夫を変えて居る
事を告げ、そんなことを言う資格はないと語る。これから
面接だとして、ライリーは髪の毛をセットしてもらうと、
面接に向かう。

面接に行った帰りに、前の職場で一緒に働いていたセリーナ
偶然出会う。仕事を探している事を告げると、前の職場から
一年は経過しているのにまだ探しているのかと問われる。
自分は現在シュガーランドの店にいる事を告げ、通勤は遠い
ので大変だがとても稼げる事を告げる。私の紹介ならば雇って
もらえるかも知れないとして、名刺を渡す。彼女はスポーツ
カーに乗り確かに景気が良さそうだった。

ライリーは彼女に紹介されたマッサージ店"The Rub"へと向かう。
カラテアカデミーの隣の建物に有るマッサージ店。
経営者のジョージア・カミングスに対して、セリーナからの
紹介で来た事を告げ、履歴書と推薦状を渡す。しかしジョージア
私は人を雇うときには自分の直感を頼りにするので履歴書は
無意味だと告げる。ジョージアはライリーを見ると一瞬で気に入り
いつから働くのかと問う。今は厳しい時代だから大変よねと告げる
と、ライリーは子供がいるので柔軟な仕事を頼むとお願いする。

ライリーは帰宅すると、仕事が見つかったことを家族に話す。
夫のカイル、息子のトラヴィス、娘のケイティは喜ぶ中、
ライリーが買ってきたアイスを食べる。しかしカイルだけはその
喜びの中にもちょっぴり影のある含みがあった。

翌日職場に行くと、ライリーは同じ職場のスタッフを紹介される。
金髪のディー・アンジョリーンはマジメな子、ケンドラ
明るい子だという。何か困ったことが有れば言ってと告げると、
ライリーはまるで転校生の気分だという。嫌らしい男の子は
居ないけどねと告げると、セリーナはすぐに会えると意味深な
発言をする。

ライリーの初の客はハンクという人物だった。
ハンクは腰と脚を頼むとしてライリーにマッサージを求めると
ライリーは腰に触れてくるハンクに激怒する。ハンクからサービス
しないと稼げないぞと言われる。
ライリーは経営者のジョージアに対して特別サービスの事は
聞いていない事を告げると、彼女は既にセリーナから聞いている
ものとばかり思っていたという。私は人妻であり子供もいるの
だとすると、ジョージアは店の9割は合法サービスだか、一部の
人にだけは特別サービスがあるのだという。希望しないので
有ればジョリーンのように普通のマッサージだけでも良いと言われ
るが・・・

そんな中、帰宅すると家には誰もいないことに気がつく。
夫・カイルは置き手紙を残して家を出て行った事を知る。
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いよいよ始まったクライアント・リストのシーズン1。
前日にテレビ映画版が放送していたけど、どの程度の違いが
あるのか気になるところ。
見ていると連ドラ版らしく設定は色々と組み替えられていて、
それなりに長期シリーズとしても描けそうな作りになっている。

残念ながら映画版に有った主人公・ライリーの特技でも
有る記憶力に関しては特別なものとしては描かれていない
し、映画版で見るような主人公にドラッグが必要だとする状況
までは、この調子だと当分は訪れないような感じもする。

映画版では主人公の金に対する欲望が全面に押し出されて
いた格好だけど、寧ろドラマ版は、マッサージに来た人たち
の内情を語り合い、風俗の女性だからこそ話せるものが有る
とばかりに家庭内や個人が抱えている問題や傷を語ることで
ライリーがその解決の為にアドバイスをしていく姿が有る。
日本で言うところのキャバクラ嬢が客の問題を解決していく
感覚と似ている感じ。

ドラマ版で新たに存在する要素としては、夫のカイルが
理由も分からずに家を出て行ってしまったことと、カイル
の弟のエバンが仄かに兄嫁との間に恋心を抱いているのでは
ないかとするものが有り、ライリーが行方不明になっている
夫のことをいつまで固執して待っているのかどうかが
気になる点として存在している。

映画版の所でも描いたけど、風俗店という手前、そこに
勤務していたと判明してしまうのではないかとする
緊迫感はドラマ版どはそれなりに存在しているので、
その辺は常にこのドラマを見る上でのモチベーションと
して効果を発揮していくのかも知れない。ただ働いている
ライリー自身は、そこに価値を見出し仕事に対する誇りみたい
なものを感じていくというところは、日本のキャバ嬢物語でも
よく描かれる主張だと思う。

ライリーが働き始めた後に、彼女の車に「アバズレ」と
書く人物が現れたと言うことで、プリティ・リトル・ライアーズ
のAの如く、この流れを誰が書いたのか分からないようにして、
ちょっとしたサスペンススリラーっぽい流れを演出しても面白かっ
たと思うし、もう少しこの店にやってくる客に関して、後から来た
ライリーに上客を奪われていくことでの店員同士の嫉妬
心などから色々とドロドロとした要素が有っても良かった
んじゃないかなと思う。

最後に夫から電話がなったが果たしてどういう内容の
電話がかかってきたのか。

個々の案件では、ジャレット夫婦の仲をライリーが取り持つ
役割を果たした。今後ともライリーが心理的カウンセラー的
役割を果たしていくのかな。今日の客は話し相手をほしがって
いたのであり、本当のサービスが出来たのかもと語る姿が有ったね。

■使用された曲

・"Hold On" by Angus & Julia Stone
・"Made For You" by OneRepublic
・"Show Stopper" by Brandon & Leah
・"Stars" by The XX

■検索用キーワード

SATCにも突然消えた男が居たわ
・ケンドラとボビー
・ディーとジューク

ライリー・パークス (Jennifer Love Hewitt) 二人の子持ち
ジョージア・カミングス (Loretta Devine) "The Rub"経営者
エバン・パークス (Colin Egglesfield) カイルの弟
リネット・モンゴメリー (Cybill Shepherd) ライリーの母
レイシー・ジーン (Rebecca Field) ライリーとリネットの友人
ケンドラ (Naturi Naughton) "The Rub"の従業員・黒人
セリーナ・ラモス (Alicia Lagano) "The Rub"の従業員、ライリーの知人
ジョリーン (Kathleen York) "The Rub"の従業員、マジメ
カイル・パークス (Brian Hallisay) ライリーの夫、膝の怪我
テイラー・バーカルター (Elisabeth Rohm) 嫌みな女
ディー・アン (Desi Lydic) "The Rub"の従業員、金髪
トラヴィス・パークス (Tyler Champagne) ライリーの息子
ケイティ・パークス (Cassidy Guetersloh) ライリーの娘
トウィンクル・バーカルター (Hazel Sepenuk) 夫

ジャレッド・ドーソン (David Starzyk) 客、妻から相手にされず
ハンク (Lea Coco) 客
ヴァレリー・ドーソン (Mimi Rogers) ジャレッドの妻、ライリーに・・
ウェイド (Marco Dapper) 客・石油関係
ニッキ・シャノン (Laura-Leigh)
--- (Daniel Sobieray) Sexy Spa Guy
--- (Jason Alexander Charchan) Special Massage Client
--- (Olivia Peritore) Spa Girl

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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