クライアント・リスト
The Client List

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Apr. 22, 2012
第3話 愛の試練  Tough Love

監督/John Behring 脚本/Laurie Arent
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ライリーは目覚まし時計が鳴る前にベッドで目が覚め、子供たち
の着替えの服を用意し、子供たちの授業に合わせてバッグの中に
教科書を入れ、そして朝食を作る。
銀行からローンの支払いが遅れているとの電話が鳴るが昨日
小切手を送ったとして、対応する。残りいくらローンが残って
いるのかと問うと、まだ多額の金があることに嘆く。せめて子供
が大学を卒業するまで支払いは待ってくれないかと呟く。

そんな中、息子・トラヴィス娘のケイティは兄妹げんかを
する。朝からライリーは頭の痛いことでいっぱいだった。そこに
カイルの弟・エバンがやってきて甥っ子・姪っ子を学校に送って
くれるというが、二人が喧嘩をしている姿を見て、ここに居る
のはオレの家族を食べたハイエナではないかとして、子供たちが
喧嘩するのを上手く止める。

ライリーは今日もマッサージ店に出勤する。
セリーナはライリーにコンサートに行かないか?と誘うが、チケ
ットが1枚75ドルだと聞いて断念する。家計が苦しくてとても
いけそうにないという。それを聞いたセリーナは、もし良かった
らバイトしないかとライリーを誘う。客の中で3Pしたいと言って
いる客がいて、とても金払いの良い客だという。ライリーは
断ろうとするが、背に腹はかえられず、ジョージアに言って
6時に予定を入れてもらうという。しかしセリーナはその客は
店に来る客ではなく、バーやホテルで逢う客だと聞いて、
ライリーは本物のサービスをするのかと問う。尽くすほどに
見返りは大きい事を告げ、やるか?と問われる。

カールアップ&ドライで働くリネットは、同年代の女性客と
会話する。リネットは彼から"君の笑い皺がたまらなく好きだ
と言われ、関係をゆっくり進めたい"と言われたのだという。
体の関係よりも先ずは絆が大事だと語っている男・ギャレット
だと言うと、その男こそホームランに値する人物ではないかと
言われ、リネットも彼氏との関係を進めたいと考える。

ライリーはドン・ジェンキンスという客の対応をする。
現在会社が合併交渉をしていて、重役たちは暇をもてあましている
というドン。ライリーは秘書のコスプレでドンの体をマッサージ
すると、彼もとても気に入る。しかし子供の学校から電話が
鳴り今すぐ行かねばならないとして、後ほど埋め合わせをする
事を告げ店を出て行く。ドンは午後1時頃また店に来ると告げる
と、ライリーもその頃戻ってくる事を約束する。

エバンは友人の警察官・ティムから、カイルについての情報を
もらう。今朝調べたら、カイルは出国している事を告げ、行き先
はメキシコだという。問題児は弟だけじゃなかったなと言われる
が、流石に迎えに行くよりも今はライリーの手伝いを優先する
というカイル。

ライリーは学校に行くと、問題を起こしたのはトラヴィスではなく
ケイティだと分かる。同級生のザックとケイティが喧嘩し、先
に手を出したのがケイティだという。ザックの父・マーク
学校に呼び出されており、担任の教師が仲裁に入っていた。
しかし教師によると、子供の喧嘩ではなく、ケイティが使った
言葉の表現力が豊かだったらしいとして、ライリーの家庭に問題
があるのではないかと一方的に責められる。ライリーはケイティ
に喧嘩の理由を尋ねるが、なかなか話そうとはせず、教師は
学校の方針としてはいかなる理由であれ暴力は許されないとして
ケイティを停学にするという。喧嘩は両成敗ではないのかと
するが、マークは始めた方が悪いのだという。そんな中、
ライリーの脚が見えた為に、マークは思わず目を向けてしまい
ライリーはマークをにらみつけて出て行く。

ライリーはケイティに話を聞くと、ザックはうるさい子でお喋り
病でむかついたので喧嘩になったのだという。ライリーはもし
かするとザックは貴方のことが好きなのかもしれないことを
告げる。
ライリーはケイティを母・リネットの元に連れて行く。
汚い言葉使いをしたと知って、リネットはケイティに対して
「いつからトラック野郎になったの」と告げる。ザックに対して
お詫び文を書かさなければならない事を告げ、リネットにケイティ
の様子を見ていて欲しいと頼む。自分はこれから仕事に行かねば
ならないと。リネットに対して、子育ての秘訣って何なのかと
問うと、「ワインと神頼み」だと告げ、子供は反抗的なもので
ライリーも例外ではなかったという。ライリーはカイルが家に
帰らない事で子供たちは動揺しているのかも知れないと告げる。
何か心の支えが有れば良いのだが・・・と告げると、リネット
日曜日の食事会をまたしないかと告げる。今まで習慣だった
じゃないかと言われ、その提案を受けるライリー。

店に戻るととっくに一時を過ぎていてドンが怒って帰宅した
事を知る。ライリーは経営者のジョージアにオフィスに呼び出
されると、他の従業員たちはもしかするとライリーは首になる
のではないかと心配する。
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カイルが出て行ってからまるで連絡も消息も掴めない状況の
中で、ローンの支払いは容赦なく毎月のように訪れる。
9割は合法的なマッサージ店で働き口が見つかるも、それでも
まだ十分な金額を稼ぐ事が出来ずにいた。
そんな状況の中、ライリーはセリーナから別口の金になる
仕事の話を持ちかけられ、オーナーのジョージアからは
顧客管理の仕事を任せると言われ、キャリアアップと同時に
金回りが良くなり始めると思われたが・・・

ケイティがどんな言葉を言ったのか気になるところ。
グッドラック・チャーリーシーズン2の30話でもチャーリーが
保育園で使ってはいけない言葉を使ったとしてエイミーが呼び出された
事があったなぁと。

ライリーが出世することで当然ながら店の中でも、新入り
が出世することに良くない感情を抱く物が居てもおかしくはない
だろうなと思う所も有る。そんな感情を抱くのが、この仕事を
紹介してくれたセリーナであるという事もある意味では想定
出来るものが有ったけど、ドラマを見ているとライリーの
出世自体に嫉妬しているというよりも、自分が独自に行って
いる非合法な仕事に対して強く反対されたことに対して、
セリーナは嫌悪感を抱いたような感じだったね。

非合法的には儲ける手段は有るけれど、後ろ盾のない店外での
リスクというのも同時に存在することは確かなので、子供の
居る女性がそんなリスクを背負ってまで金稼ぎをするのを
嫌うというのもよく分かる。

個人的にはもっとドロドロ感に溢れていくドラマかと思った
けど、意外とここで働く人たちは先入観としてどうしても
つきまとってしまうバカっぽさは感じにないし、清潔感という
程ではないけど、少なくとも汚らわしさはあまり感じない
作りにはなっているのかなと思う。

ドラマとしては子供が父親が居なくなったことで、少なからず
精神的に影響を及ぼしていること。テキサス州の街がどれ
程大きな場所なのかは分からないけど、ライリーの家に父親
が居ないとする噂がもの凄い速度で町の人たちに知れ渡って
いる感じだし、ケイティがザックとケンカした理由もそこに
あるのではないかなと思うところも有ったので、子供にとって
は酷な話だった。
ただもう少しドラマを盛り上げる意味でも、実はザックが
ケイティに失礼なことを言ったという事を息子から聞き出した
父・マーク側から謝って欲しい展開だったし、その辺の流れ
がやや消化不良な形で描かれてしまったような感じもする。
足を見ただの見ないだのという展開も、そんな服を履いていれ
ば見られても仕方が無い気もするので、なんだか無理矢理
難癖を付けた感じにも思えた。

ドンという客を巡って、家族を優先するがあまり失態を
演じ、更にはセリーナの画策も有って、顧客を奪われるという
展開だったけど、上手いことセリーナのプライドを折りつつ
も、決別とまでは行かない程度の懲らしめ方だったので、
その辺は上手く当たり障りのないように出来ているのかなと。

カイルはメキシコに行ってしまったということで、絶望的な
状況の中、失業したドンに対する共有感なり、ケイティと
問題を起こしたザックの父・マークとも上手い事同じような
視線に立って話し合えたというところが上手い事状況設定
を作っているのかなと。
マークは今後もいくつかのエピソードの中で登場するようなので
ちょっとした良い雰囲気になるシーンが有るのかな。

問題はライリーがしている仕事の件をリネットの恋人である
ギャレットが知ったら軽蔑されるのではないかとするリスク
があること。初めて今回リネットが愛して居るギャレットが
登場したけど信心深いということで、ライリーのしている
仕事を知って別れでもしたら、リネットからは相当非難
されそうで怖いな。


■使用された曲

・"Another Day" by Pomplamoose
・"Lazy Noon" by Keep Shelly in Athens
・"Been a Long Day" by Rosi Golan

ライリー・パークス (Jennifer Love Hewitt) 二人の子持ち
ジョージア・カミングス (Loretta Devine) "The Rub"経営者
エバン・パークス (Colin Egglesfield) カイルの弟
リネット・モンゴメリー (Cybill Shepherd) ライリーの母
レイシー・ジーン (Rebecca Field) ライリーとリネットの友人
ケンドラ (Naturi Naughton) "The Rub"の従業員・黒人
セリーナ・ラモス (Alicia Lagano) "The Rub"の従業員、ライリーの知人
ジョリーン (Kathleen York) "The Rub"の従業員、マジメ
カイル・パークス (Brian Hallisay) ライリーの夫、膝の怪我
テイラー・バーカルター (Elisabeth Rohm) 嫌みな女
ディー・アン (Desi Lydic) "The Rub"の従業員、金髪
トラヴィス・パークス (Tyler Champagne) ライリーの息子
ケイティ・パークス (Cassidy Guetersloh) ライリーの娘

マーク・フレミング (Jon Prescott) ザックの父、妻とは2年前死別
--- (Cindy Pickett) Linette's Customer
ドン・ジェンキンス (Matt Battaglia) 会社の重役、合併して首に。
ティム (Anthony Montgomery) 警察官、エバンの友人
--- (David Gautreaux) The Principal
ギャレット・ランドリー (Brian Kerwin) リネットの彼、信心深い
ザック・フレミング (Adam Taylor) ケイティの同級生
--- (Alyssa Tabit) Waitress
--- (Neko Kelly) Cowboy
--- (Marlene Manes) Spa Girl
--- (Daniel Sobieray) Sexy Spa Guy

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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