クローザー The Closer (シーズン2) http://lala.tv/programs/closer/

第10話 守るべき家族 The Other Woman

脚本／Steven Kane 監督／Lesli Linka Glatter
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ブレンダはポープ夫妻の離婚契約の為の証言録取に証人として
召還される。ブレンダの上司、ウィリアムと、妻のエステルは
離婚することになり、子供の親権の件でポープが父親として
適当かどうか証言する事になっていた。ウィルの弁護士、ゴー
ンブルスとエステルの代理人・サマーズから色々と聞かれる
ブレンダ。ウィルはどんな人物か問われ、ブレンダは献身的で
愛情溢れる父親であり、職場でも誠実、秩序を守る人物で
何千人もの人員を統率している事だと告げる。サマーズ弁護士
から、ウィルとの関係を聞かれると、ブレンダは上司と部下の
関係だと答える。肉体関係はあるのかと問われ、エステルが
ウィルの持ち物の中から有る手紙を見つけたのだという。ブレ
ンダからウィルに宛てた手紙でラブレターのようなものだった。
ブレンダは彼が奥さんと出会う前の事だとするが、サマーズは
自分の元愛人を右腕にするような人物が果たして誠実と言える
のか?と問われ、不利な状況に追い込まれる。そんな中、殺人
事件が起きたとの電話を受け、ブレンダは跡を濁してその場から
立ち去る。

現場に行くと既にテイラーたちが居た。
事情を聞くと、家主・サム・ローリーの娘だと思われる20歳代
後半の女性がソファーの上で後頭部から銃で撃たれて亡くなっ
て発見されたのだという。家主のサムは巨大衣料品店を30年
経営していて資産家だった。第一発見者は郵便局員のデレク・
ドレイパーで、サムの娘・ジェニファー・ローリー宛の小包
を届けに来た際に窓から姿が見えたが呼び鈴を鳴らしても
全く動く気配が無かったので警察に連絡したとの事だった。

内部に入って遺体を間近で眺める。
タオによると覚醒剤をしている臭いだとし、死亡推定時刻は
AM4時からAM6時だという。後頭部から一発撃たれて、凶器が
現場に落ちていた事からマフィアの処刑形式の殺害方法との
事だった。恐らく麻薬絡みの件でジャンキーにでも撃たれたの
ではないか?と推察。
ブレンダはタオに対して、ジェニファーのカードを調べて
資産状況を確かめる様指示し、逮捕歴が無いか、室内の指紋
や近親者などを調べて連絡を取るよう捜査員達に指示する。

署に戻ったブレンダはウィルと逢うと、まだあの手紙を持って
いたのかと憤怒し、もう二度と証言は出来ないと告げる。元々
親権は望んでいないと言っていなかったか?と告げるが、
ウィルは子供は譲れないという。ウィルは頼れるのはブレンダ
だけだとすると、ブレンダは私には一番高い弁護士を雇ってと
求める。

ジェニファーについて調べると、三年間に何度も逮捕されて
いた。麻薬所持だが、何故か刑務所に入った形跡は無い。
家族から毎月家族信託から月2万5千ドルの配当金が払われて
いるという。家のローンもなく、家族はみんなニューポート
ビーチに住んでいるという。近隣の人の話では、ジェニファー
は変人だとして、近づこうとすると銃で威嚇される事も有った
のだという。
そんな中、ブレンダたちはガレージに有ったマットレスに何か
隠していたであろう形跡と、旅行から帰宅したようなスーツケ
ースが置かれている事に気がつく。

そんな捜査をしているとジェニファーのカードが使用された
との連絡が入り、急いでカードを使用した女性を取り押さえに
行く。女性は明らかに薬物中毒で錯乱した状態だった。
取り押さえてジェニファー殺しの容疑者だとするが、自分が
ジェニファーであるという。
取調室にジェニファーを連れて行くと、彼女は何者から命を
狙われていると告げる。彼女はパームスプリングスのリハビリ
施設に居た事が分かり、予定よりも一週間早く出て来ている
事を知る。

また指紋からジェニファーだと思っていた被害者はマリアン・
エルジーだと判明。彼女もまた麻薬で逮捕歴が有る事が分かる。
ジェニファーから施設を出た後に家には帰ったのか?と尋ねる
が帰ってないという。家でマリアンという女性が殺された事を
話すと、きっと私を狙ったもので誤って殺されたのだろうと
いう。ブレイクとバティスタという暴走族でタトゥーの男か
リオスとパイクではないか?と突然色んな人の名前を口に
する。プロペンザはリオスやパイクは麻薬捜査課の刑事であり
実在する人物だと聞かされる。

リオスらから話を聞くと二年間ほど麻薬ルートを解明するため
に内定調査をしており、彼女の事は泳がしていたという。
彼女は情報提供者だったとするが、あのジャンキーな女が
提供者のハズはないという。テイラーは二年間の調査を無に
しないためにも穏便に済まそうと言うが・・・
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■ポープ家の離婚

前回に離婚するような事を口にしていた感じだけど、ポープ
とブレンダが過去に付き合っている事実が有るとは思わなかっ
た。しかもブレンダ側からポープに手紙を出しているとはね。
でも8年前の事みたい。

ブレンダが弁護士に説明したことによると、東部での任務の
時に出会い、ポープがワシントン市警の副本部長でブレンダ
は有る組織の連絡担当係をしていた時の事だという。
不倫はしていないとの事。

■やり手の弁護士・トム・ブランチャード

ポープから何か不倫を匂わすものをもらっていないか?みたい
な感じで、ブレンダがポープからもらったプレゼントを
ブランチャードによって取り上げられてしまった。プラチナが
どうとか言っていたけど、一体プレゼントの中身は何だった
のだろうね。っていうか返却する義務は無いのか?

他のスタッフたちもブランチャードを相当嫌っていたみたい
だけど、やり手の弁護士で、ポープの妻・エステルはポープ
の元妻から不倫の末に奪い取った関係であり、更には彼女
自身が浮気をしたことで破綻した事を指摘して相手弁護士を
黙らせてしまった。

■トムを演じたRay Wise

「REAPER 〜デビルバスター〜」でデビル役を演じていた彼。
「24」のシーズン5では、ハル・ガードナー大統領役で出演。
クローザーでは、シーズン2の6話「執着の果て」に続いて
二度目の登場。6話の時にはこんな感じの弁護士だとは
思わなかった。

■事件は?

資産家の娘・ジェニファーが殺害されたのかと思いきや、
実際にはIDを偽造していた夫婦の妻が代わりに殺害されてし
まった。ジェニファーは脅迫概念を持って何者かに狙われて
いるとビビっていたけど、あながち間違っては居なかったと
いう所なのね。

何で金持ちは麻薬にハマってしまうのか。

■麻薬捜査課の怠慢

事件の究明を遅らせたのは麻薬捜査課がしていた怠慢な捜査
による所が大きい。
テイラーは麻薬捜査課を援護していたし、今回久しぶりに
ブレンダとテイラーがポープの前で激戦を交わすという
シーンが見られたけど、益々ブレンダの株が上がったのかな。

■フリッツも協力

ID偽装事件が起きているという事でFBIも動いているらしい。
普通はインターネットを介した犯罪だとするけど、フリッツ
が同一界隈で犯罪が起きているとした際には確実に郵便局員
が怪しいなと思う所が有った。しかし郵便局員はID偽装を
していただけで殺人とは無関係だった。

■ジェニファーの兄・サミー

やたらと妹を釈放したがっていたし、最初にブレンダたちの
元に来た際には、妹は死んだと思い込んでいた事から、すぐ
に容疑者である事は推測できるものが有った。
ジェニファーによって家族が崩壊しているとするけど、こんな
金持ちの家でも主人がアルツハイマーを患ってしまうと
介護が大変なのかな。まぁ逆に金持ち故に他人に任せられない
という所も有るのかも知れないけどね。