クローザー The Closer (シーズン4) http://lala.tv/programs/closer/

Aug. 4, 2008
第4話 取引不成立 Live Wire

脚本／Steven Kane 監督／Elodie Keene
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午前10時25分発砲事件が発生。
すぐにその知らせを受けフリンたちがやってくるが、ブレンダ
たちも驚くべき程早くやってくる。ブレンダによるとタイムズ
記者のリカルド・ラモスからの通報があったのだという。
ラモスから話を聞くと遺体を仰向けにした事を聞く。ラモスは
あくまで心肺蘇生の為に遺体に触れたのだという。しかし何故
特捜班が呼ばれたのか。遺体を見るとそれはすぐに明らかになる。
遺体の体には隠しカメラが仕組まれていたのである。
ラモスによるとIDは無かったとのこと。ブレンダは取材ならば
後にするよう告げると、秘密捜査員の事を守れないばかりか
身元不明というのはどうかしているのではないかと捜査員たち
を非難する。しかしブレンダはマスコミに情報を流される前に
ラモスを第一目撃者として参考人調書の為に署に連れて行くよう
命じる。

タオによると被害者は口径9mmの銃で3発至近距離から撃たれて
居るとのこと。サイフは無いが鍵の束が残されているという。
強盗による仕業なのか、それとも強盗を装ったのか。
これは秘密捜査員などではないというサンチェスたちは、もし
捜査員ならばすぐ近くに護衛がいて救出に来るハズだという。
ブレンダはとりあえず麻薬捜査班と内務調査局に連絡して、
捜索が無かったかを調べる。

プロペンザは遺体の靴を見てカスタムメイドの靴を履いている
ので顧客ナンバーが付いているという。自分も市販の靴では
合わないのでカスタムメイドの靴を履いているという。高齢者
保険で支払われているのか?というフリン。近隣に聞き込みを
せよとブレンダは指示する。
そんな中、タオやバズは救急隊が到着して遺体の撮影機材の
電源を切るまで、何処かに隠しカメラの電波が送信されている
ハズで、そこには犯行当時の映像も残されているハズだという。
受信機を見つければそれらが明らかになるとのことだった。
隠しカメラは高性能CCDセンサーと、長距離アンテナ2.4ghz、
小型の送信機だが、何処にでも売っているような物だという。
半径1.6km程度のビルならば受信が可能と告げる。

ポープは事件の件で、一週間各部署では囮捜査の報告はない
とのこと。中央署もホーレンベック署もそのような捜査はして
いない事は確認済みだとテイラーは報告。

そんな中靴の流れで持ち主を調べていたプロペンザは突然
被害者のことを引き当てたとして、得意げにみんなに報告する。
被害者はベンジャミン・マスターズ。カード番号から届け先は
サウザンドオークスのラ・ブレア不動産になっているとの事。
しかし何故不動産業者が隠しカメラを持って居るのか。ローン
詐欺でも追跡していたのか。

タオによると被害者の携帯はプリペイド式で、SIMカードは銃弾
で傷つき読み取りは不可能とのこと。FBIの装置ならば可能かも
知れないという。
ベンジャミンについて不動産業者に問い詰めると、半年前まで
営業部にいたがリストラされているという。
そんな中、ダニエルズとガブリエルが口げんかするのを目撃する。

タオとブレンダは遺族の元へ。
閑静な住宅地に住んでいる事が判明する。
良い人が何故路地裏なんかで殺されていたのか。
ブレンダは遺族の家に着く前にタオから、ダニエルズとガブリエル
の事について喧嘩の原因を何か知らないかと尋ねる。タオによる
と心だけでお互い惹かれ有っているだけでは関係は続かないと
して体の関係も重要なのだろうと告げる。ブレンダはそれ以上は
聞きたくないと制する。これだから職場恋愛は嫌なのだと実感
のあるように語る。

ベンジャミンの妻・トリーシャに会う。
彼女はオープンハウスの準備をしていたとのこと。
現在子供は学校で夫は仕事に出ているという。ブレンダは
この家で無線アクセス出来るパソコンは有るか?と尋ねると、
よく分からないが書斎に一台設置してあり、夫も一台ノート型
を持って居たという。ブレンダはこの鍵は夫の物なのか?と
尋ねると、トリーシャは一体何の捜査をしているのか?と問う。
タオからは気の毒だがご主人は殺害された事を告げると、何か
の間違いだと取り乱す。更に半年前にご主人が解雇されている
事を告げると、そんな馬鹿な事はないとし、つい先日も10万ドル
のボーナスが支給されたのだという。解雇されたのならば何処
から金が出て来たのか?と。
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最近取調室でのやりとりは法律すれすれのものが有るな。
マイ鑑識セットと称して単なるタオのお泊まりセットのような
ものを使って証拠をでっち上げて、自白を引き出すという物。

事件自体は比較的簡単に足取りが掴めそうなものだったけど、
プロペンザが証拠を見つけた事に自慢げに話す姿が可愛いもの
が有ったし、マスコミを使って犯人をあぶり出すなど単純なが
らも面白さを感じた。

相変わらず事件はどうでも良い感じで、キャラ同士のかけ合い
ばかりが抽出されるドラマだけど、長年懸案だった、フリッツと
ブリンダの間に存在した問題が表面化したという形だ。

ドラマではもう少し小さな悪を見過ごして大きな悪を暴くという一面
に疑問府を投げかけられればブレンダの気持ちにも感情移入できたと
思うけど、どうしてもこういう描き方だとブレンダの独りよがりの
我が儘にしか見えない。

これまで散々フリッツ側が感情を抑えてきた事で関係が続いて
いたけど、フリッツが我慢出来なくなれば、当然の様にして
この関係は終わりそうな程危うさを持って居た。
ブレンダは自分の事しか考えていないというのは、これまでの
展開を見ていれば明らかで、ブレンダ中心で世界が動いていた
ので、いつかフリッツが爆発するであろう事は明らかだった。
実家の両親と引き合わせた時の山場を越えたので、このまま
尻に敷かれる役柄が続いていくのかと思ったけど、やはり男性は
仕事の件で、メンツを潰される事をもっとも嫌うようだ。
タオとフリッツの間で静かな鑑識スキルの張り合い(壊れたシムカ
ードの読み取り技術)も見られたしね。

フリッツも久しぶりに背広でビシっと決めた姿が有ったのに、
ブレンダのついたウソはこの関係を一瞬で崩壊するに値する
ものが有った。ブレンダは恥ずべきもの謝罪すべきものは無い
ような事を口にしていたけど、展開を見ていればどう見ても
フリッツをコケにしたとしか思えない。
ブレンダを理解し全てを受け入れられるのはやはりポープだけ
なのか。

ガブリエルとダニエルズの喧嘩の流れもついに表面化したけど、
この二人、もう別れていたんだね。なんで別れたかについては
言及が無かった感じだけど、取調室で喧嘩している二人の事を
聞いているプロペンザたちの姿が相変わらず面白い。
事件が起きているのは会議室でも現場でもなく、取調室だと
言わんばかりの展開だな。

クローザーでは全9エピソードに出演するリカルド・ラモス記者
が登場。

Season 4, Episode 1 消えない炎
Season 4, Episode 4 取引不成立
Season 4, Episode 7 東ロサンゼルスの悲劇
Season 4, Episode 9 ティファナから来た罪人
Season 5, Episode 1 密やかな殺しの依頼
Season 5, Episode 3 赤い規制線
Season 5, Episode 5 死の意味
Season 5, Episode 8 残された時間
Season 5, Episode 14 本当の姿