クローザー
The Closer (シーズン5)

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Aug. 17, 2009
第11話 ウソが招いた結果 Maternal Instincts

脚本/Leo Geter 監督/David McWhirter
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ブレンダは姪のチャーリーマリファナ入りのブラウニー
家に持ち込んだことで、チャーリーから
携帯とi-Podを取り上
げていた。もしもフリッツが口にしていれば依存症の彼は大変
なことになっていたのである。ブリンダはチャーリーに対して
しっかりと
謝罪する意思を見せない限りは、携帯もi-Podも
返さない
という。フリッツには謝罪したことを告げ、ブレンダ
にも謝罪をするが、心がこもっていないとして返却を拒む。
ブレンダは彼女に対して、そろそろ
自分以外の人を思いやる事
を学ぶよう告げる

そんな中、ブレンダとチャーリーは車で走行中、近くの大学で
学生達が逃げ惑う姿を目撃。話を聞くと
駐車場で発砲事件
有ったのだという。ブレンダはチャーリーに決して車からは
下りるなと指示して、銃を手にして一人現場へと向かう。
用心深く駐車場に行くと二人の男性が倒れていた。一人は
即死している感じで、もう一人の男性は車の下に逃げており、
血だまりが出来ていたが、なんとか生きていた。ブレンダは
来ていたカーディガンで患部の止血をすると、被害者男性の
ジェイク・バレルから犯人に関する目撃情報を聞き出そうと
する。多分男性だったとするがそれ以上は分からないという。
そんな中、地元の警察と共にチャーリーが携帯とバッグを持っ
て現れる。ブレンダは危険な現場には来るなと言ったでしょ
とするが、携帯は必要でしょと言われる。

ジェイクの母パトリシアは国際線・
ロイヤルアジアン航空の客室乗務員で
現在フライト中だった。ブレンダはジェイクと一緒に救急車
に乗って病院に行く。ブレンダはジェイクを励ますと目覚めた
際には必ずアナタの近くに居ると告げる。

プロペンザやフリンたちも病院へとやってくる。
ジェイクの母は
ハノイ行きの飛行機に搭乗しているので、
連絡は付かないという。
また死亡者は
トマス・デレオン(17歳)だと判明する。リュック
にはマリファナ
が詰まっていて、ヤクの売人である事は明らか
だった。ジェイクはそれを買いに来た客なのか。
トマスは小額紙幣を沢山持って居たという。
犯人に関する目撃情報はあったか?と尋ねると、プロペンザと
フリンは、茶色のワンピースを来た金髪の女性が銃をもって
彷徨いていたという話が聞けたという。それはブレンダのこと
だった。しかしプロペンザはその中の一人は30歳台前半の女性
だと言っていたぞとブレンダを慰める。

ブレンダはチャーリーに対して、このままだとアナタはジェイク
の側の人間になってしまう事を指摘し、ここで困っている人の
チャンスになれるのだとして、ジェイクの傍に居て、目が覚めた
ら私に連絡して欲しいと語るる

ブレンダたちは一端署に戻ると、事件の概要について、今まで
に分かっている情報を統合していく。
麻薬が落ちていたことを考えると
ギャングの縄張り争いでは
ないのか
というテイラー。トマスの兄・オスカー・デレオン
ギャングの一人でヤクの売人で3年間服役していたのだという。
2ヶ月前に出所しているとのこと。弟に売らせようとしたのでは
ないか?という。
タオによると現場からは
9mm口径の薬莢が5発見つかって居る
という。移動しながら発砲していることは明らかでジェイク
が隠れていた車はトマスの車だと分かる。

署の取調室に、トマスの両親、母・ローザと父・ハビエル
そして兄のオスカーを呼ぶ。ここにあるジュックはトマスの
ものかを尋ねると、両親は息子のモノでは無いと否定する。
トマスは良い子で面倒を起こさない子だという。最後に
有ったのは今朝9時の朝食の時で、息子はハリウッドのカフェ
で働いていると言っていたという。しかはカフェで働いて
一日で800ドルを稼ぐことは出来るか?と尋ねると、その金が
リュックの中にマリファナと一緒に入って居たのだという。
更に新車をキャッシュで一括で購入している事を指摘すると、
トマスが売人だった事を語る。オスカーに何か知らないか?
と尋ねるが、黙秘する彼。トマスが射殺された事を初めて
口にすると、両親は発狂し、オスカーが弟を巻き込んだのだ
として避難するのだった。しかしオスカーは署から出て行って
しまう。サンチェスは止めようとするが、今のところ拘束
しておく理由はないとして、ブレンダは釈放するのだった。

ブレンダとフリッツはチャーリーのことを話をする。
互いにチャーリーからは目を離さないと約束したしただろうと
し、病院にチャーリーを置いてきたブレンダを非難する。電話
しようとするがブレンダがチャーリーの携帯電話を取り上げ
ている事を知る。
病院にいくと、チャーリーはジェイクと仲よさそうに話して
いた。看護師によると、ジェイクは妹と仲良く話しているの
だという。チャーリーは看護師には妹だと名乗り、ジェイク
には病院でボランティアをしているとして近づいていた。

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ブレンダは姪っ子チャーリーのイタズラに手を焼く。
姉の元に返す前に、なんとか他人を思いやる事を教えようと
し、物事の分別を教えようとする。そんな折り、ブレンダ
たちの前で高校の駐車場で銃乱射事件が発生し、大変な事態
に陥る。ブレンダはその事件で重症を負うジェイクの様子を
病院で見ていて欲しいと告げ、気がついたら連絡するよう告げ
るが・・・

残すところチャーリーの出演は12話だけ。
ただ今回のエピソードを通して、それなりにブレンダとしては
伝えるべき事は伝えられたのではないかと思う所もあるし、
逆に究極の二択の連続を強いられることで、チャーリーの心の
傷を深めてしまった一面もある。

正直冒頭の展開ではジェイクが事件に関わっていると思って
いたので、チャーリーを関わらせて大丈夫なのかなと思い
心配していたのだけど、彼は確かに好きな相手を妊娠させて
しまったけど、犯罪性のある麻薬の件には関与していなかった
ようなので安心した。

子供たちの悩みを解決するには、同じ年代の子とのコミュニケ
ーションを通して解決させるのが一番なんだろうなと思わせる
ものが有って、大人ではなかなか解決出来ないことでも、
同世代の子たちが関わりあう事であっさりと互いに心を開いて
しまう事も有るんだよね。
ギルモア・ガールズのシーズン2から登場するジェスは
まさにこのパターンで、大人からの言葉にはまるで耳を貸さない
けど、ローリーと関係していくウチに、外れてしまっている
道の修正を果たしていくのだから、出会う人によって人生って
左右されていくんだな。

アメリカ人がボランティア活動を重要視して課題の一つとして
課しているところは、こういう意味合いが有ったりするのだ
ろうな。

ネタどころでは・・・
目撃情報の聞き込みの際に、銃を持つ人物の情報は全て
ブレンダの事を示唆している辺りが笑えたし、その中の一人は
30代の女性だと言っていたぞとプロペンザが慰めていた所
が笑えた。
プロペンザと言えば、ローレンにプロポーズするようで
指輪を用意しているところが驚きだった。フリンがイジワル
するようにして隣で血圧計を使っているところも面白い。

ドラマでは完全にギャング・麻薬が関与しているのかと思った
けど、寧ろ巻き込まれてしまったのは麻薬を売っていたトマス
の方だったというのが皮肉だ。

フリッツとチャーリーは完全に意気投合していた感じ。
ブレンダとチャーリーは女性同士ということでちょっと気難し
い一面が有ったりするのか。
二人にとってチャーリーの存在は、子供を持つ上での良い
シミュレーションになると語っていたことも有って、その
対応の違いを見る上ではとても興味深いものが有ったのは
確かだった。

命の現場を見せることはある意味今のチャーリーには大切な
ことで、ブレンダはチャーリーに対してこのままではあなた
はアッチの方の人間になってしまうと語っている。
突っ張ってばかり居ると、ジェイクとバネッサの関係のように
若くして妊娠してしまうのだろうし、更に落ちればトマスの
様にドラッグの売人として殺されてしまうこともある。
一連のエピソードで、チャーリーはブラウニーに麻薬を入れる
シーンも有ったし、今回のエピソードを通して、彼氏とのセッ
クスの話をしていた通り、チャーリーが上述した二つの人生の
行く末とはどちら共に背合わせのものがあるのは確かだった。。

・Stacey K. Blackの"One More Song"

ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD殺人特捜班 本部長補
佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD殺人特捜班巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD強盗殺人課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD殺人特捜班 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD殺人特捜班 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
アイリーン・ダニエルズ (Gina Ravera) ロス市警殺人特捜班捜査官
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官

ウィリー・レイ・ジョンソン (Frances Sternhagen) ブレンダの母
クレイ・ジョンソン (Barry Corbin) ブレンダの父
リカルド・ラモス (Stephen Martines) タイムズ誌・記者
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
チャーリー (Sosie Bacon) ボビーとジョイスの娘、ブレンダの姪

ジェイク・バレル (Philip Ettinger) 被害者
エライズ・キャスカート (Mandy June Turpin) 医師
ローザ・デレオン (Norma Maldonado) トマスの母
ハビエル・デレオン (Daniel Zacapa) トマスの父
オスカー・デレオン (Will Morales) トマスの兄、元ヤクの売人
--- (Amy Tolsky) Nurse
フランク・アルマシアン (Michael Rose) バネッサの父
バネッサ・アルマシアン (Inbar Lavi) ジェイクの彼女・妊娠
--- (Alex Chester) A Girl Running
アレックス・アルマシアン (Ryan Happy) バネッサの兄

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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