クローザー
The Closer (シーズン7)

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July 16, 2012
第17話 黄金の価値 Fool's Gold

脚本/Ralph Gifford、Carson Moore 監督/Jon Tenney
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プロペンザの携帯に"無視する一番"から電話が鳴る。
フリンは何ででないのか?と問うと、元妻からだという。
緊急だったらどうするのかと問われ、それなら119に連絡する
だろうと語る。プロペンザはフリンにマクルーアの店に行かない
かと告げ、酔った俺の姿が見られるぞと語る。飲まないヤツが
相棒だとこういう時運転手役になるから便利だと言われる。
プロペンザは再度電話が鳴るが無視。
そんな中サンチェスからプロペンザに客が来ているという。
なんとそこに来ていたのはリズ・プロペンザだった。
署にいるのに電話に出ないとはどういうことなのかというリズ
は憤怒する。
バズはタオにプロペンザの何番目の妻なのかと問い3人目か?
と問うと、三人目はヘザーだという。言葉使いに五月蠅い
ので多分一番目だろうという。

リズは指輪を売ったのだという。離婚した時、指輪は500ドル
で買ったと言っていたけど、ゴールディバックスに売ったら
49ドルだったのだという。どうしても金が必要なのだとし、
フランクが病気で喘息、インスリンを一日2回注射する必要が
有り医療費がかさんでいるという。プロペンザに対する非難の
目が注がれるが、フランクとはただの犬だとみんなに語る。
プロペンザは離婚した際に互いに妥協点を見つけただろうと
し、離婚した際に十分に金や家まで渡したハズだと語る。
しかも指輪に思い入れはないのかと呆れる。

仕方なくプロペンザとフリンはパトカーを使いリズと共に
売りに出したゴールディバックスに取り返しに行く。
リズはフリンに対して結婚10年の間にルイは一度もパトカーに
乗せてくれなかったと不満を述べる。フリンはサイレンでも
鳴らしてみるか?と告げ、リズに優しく対応する。フリンの心遣い
に喜ぶリズは遠慮なくサイレンを鳴らすと、後部座席にフランク
と共に座っていたプロペンザは犬が興奮するので辞めろと語る。

ゴールディバックスに付くとプロペンザは警察バッヂを出して
女性店員らしき人物(オードリー)に声を掛ける。もう閉店だ
というオードリーに対して小切手をみてもらいたいと語り
この夫人の指輪をこの店が買いたたいたので返却してもらいたい
と語る。フリンとプロペンザはドリルの音がうるさく聞こえる
ことに不自然さを覚えるが、現在防犯装置を付け替えていると
言われ、更には美人の女性の対応にフリンもプロペンザも
デレデレになる。女性から指輪を返してもらう中、女性は
手にしていたゴム手袋を外す。フリンは感謝と称して女性と
手厚い握手をする。
プロペンザはリズに対してどうしても売れたいのであれば
俺の知り合いの店で売れと告げる。
そんな中、リズは店の裏口から逃げていく二人の人物を
見かける。あれは先ほどの店員ではないかと告げると、急いで
店に調査にいく。すると宝石類が商品ディスプレーから全て
盗まれている事を知る。確かあの女性は手袋を残して行った
ハズだとするが、フランクがその手袋を先に食べて胃の中に
飲み込んでしまう。フリンは奧の部屋を調べると男性が倒れて
亡くなっているのを知る。

ブレンダらが現場にやってくる。
プロペンザはブレンダに弁明しようとするが、"黙っていて!"
として話は最後に聞くという。タオは被害者はマイロ・ビリン
グス
で、Facebookによると64才だという。ケンダルによると
外傷はなく強盗が入って来た時に心臓発作を起こして亡くなった
のではないかというものだった。恐らくこの店のオーナーだろう
という。防犯カメラのコードとハードディスクが抜き取られて
いる事を知り、ブレンダは強盗を取り逃したマヌケな刑事の
姿が公開されないだけでも良かったと複雑な心境を語る。
プロペンザは帰ろうとしている従業員だと思ったのだと告げる
と、ブレンダは強盗を臭わすような異変や物音を聞かなかった
のかと尋ねる。そういえば金庫のドリルを開ける音が聞こえた
ことを聞くとブレンダは呆れる。

ブレンダはフリンとプロペンザに女性の名前や特徴を聞くが、
美人で色気が有った女性だとしか覚えて居なかった。
すると後ろにいたリズが175cm、28才から35才、ブルネットの
かつらをしていて青い目をしていたがカラーコンタクトかも
知れないと語る。相棒は男性だったという。最初の女性がハメて
いた手袋を置いていったので内側から指紋が採れるかも
知れないとするが、犬が食ってしまったと語る。
タオに体内に入ったものからも証拠として分析出来るのかを
尋ねると、麻薬の売人はゴム風船に入れて飲み込んで税関を
すり抜けてくることを考えれば、分かるだろうと語る。
とにかく犬から手袋が排出されるのを待つばかりだとすると、
一日中プロペンザは一緒にいて回収するよう求める。
捜査令状が店内に有るが、ニセモノのテレビ裁判の判事の署名
がされているものだと語る。

容疑者はバッヂを見せてロサンゼルス市警察を名乗り、盗品が
ないかを確認したいとして令状を見せて店にある金を差し押さ
えていた。レイダーによると観察局が同様の手口の犯罪者を
三ヶ月前から追っているのだという。犯人が警察官の可能性
があるという。令状を見る限りでは法律用語もしっかりと
書かれているので素人ではない可能性が高いという。
ポープは観察局に全てを任せるとするが、今回のケースはこれま
でと違い証拠品を残していることと、殺人者が現場に出ている
事から重犯課にも協力を求めたいと語る。レイダーに対して
フリンとプロペンザが現場にいつつ取り逃していたことを語り
犬のフランクが犯人の指紋の付いた手袋を飲み込んでいる事を
語る。殺人の方は重犯課が捜査することを要求するレイダーは
情報は全て共有しようと語る。ポープはブレンダに対して、協力
と共有を都合良く解釈するなと釘を刺すのだった。
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プロペンザの元に元妻のリズがやってくる。
犬の医療費が払えないのでプロペンザとの結婚の際の指輪を
売ったが足下を見られたとして、取り返しに行く。
そこで店員だと思っていた女性は実は強盗犯であったことを
知り、プロペンザとフリンは強盗の現場に居合わせつつも
それに気がつかなかったことで、ブレンダたちから呆れられる
ことになる。

毎度お馴染みフリン&プロペンザシリーズ。

「Major Crimes 〜重大犯罪課」よりも、「ルイ&アンディ」
の方が、「テルマ&ルイーズ」男性版って感じで面白いのが
作れそう。プロペンザが引退する暁には、ロードムービー化
して、二人で珍道中の旅行にいくべきかも。

犬の顔がまたブサイクで可愛い。
私ってブサイク好きというリズの気持ちはよく分かる。
プロペンザもブサ可愛い典型だよなぁ。

また二人がやらかしたとばかりにブレンダが二人のしでかした
ことに呆れている状態が一番楽しかった。
ブレンダママはいつまで経っても悪ガキ、プロペンザと
フリンから目が離せない。

全く目撃者のことを見て折らず、オッパイ鑑定と称して
顔を隠すだけで本人だと言い切ったところが凄い。

どんな方法で自供をさせていくのか。
そして弁護士を呼ぶ権利を放棄させるのかは毎回のテーマと
なっているけど、一番良いのは、犯罪者の共犯者はそもそも
互いのことを信用していない。何処かで出し抜かれるのでは
ないかとする不安感を逆手にとって、メニューを書き出し
ているところを上手い事、相手に出し抜かれたのではないか
と思い込ませることで自供を引き出した。

プロペンザはこれまでに4度結婚をしている。
S2-6話でその事実を証し、当時のプロペンザは恨みと称して
人形の落下実験にヘザーとリズとシャロンの名前を挙げていた。
今回出てきたのは最初の結婚相手のリズだった。
ヘザーとは3度目の結婚相手だとタオは語っていたけど、
S2-6話の時には4番目の妻がヘザーだと語っていたよね。
今回の二人の感じを見ると5番目の妻はリズになるんじゃないか
みたいなものが有った。子供が居て孫が居るとも語って
いたけど、どんな子なんだろうね。
フリンもプロペンザの相棒と称して結婚相手のようなものだとして、
プロペンザ夫人邸で月に二度行われる"プロペンザ被害者の会"のような
離婚した女性たちの集まりに参加を求められているところが
笑えた。是非この愚痴大会にもカメラがクローズアップして
欲しいところ。

これまでの内容がブレンダにとってはキツイエピソードだ
っただけにこう言う気の抜けたエピは時に面白い。
プロペンザが指輪の件で500ドルと言っていたけど、本当
は実は安物だったんじゃないのかみたいな疑いをずっと
もっていたなぁ。

相変わらず他人の不幸が蜜の味になっているサンチェスの
含み悪いのシーンが可愛らしい。ガブリエルはジーパン
姿でちょっと格好良い姿だったね。

そして何よりもマイロの相棒のジェリーが金庫の中身を盗まれた
と知って翻筋斗打って言いたくても言えないとするシチュエーション
が笑えた。犯人が味があるとなんかエピソードが憎めないよなぁ。
ジョン・ヒューズ・スミスとして最後は証人保護プログラムの
対象になったようす。

ブレンダとレイダーの協力捜査って感じもしなかったけど、
「いらつく相手に我慢しなければならない場合の辛さは分かる
が、良い関係を築くには相手の嫌な部分を出来る見過ごせる
のかそれ次第だ」と語っている辺り、プロペンザに向けた結婚生活
を示唆しているかのような言葉だったね。


ブレンダ・ジョンソン (KYRA SEDGWICK) LAPD重大犯罪課 本部長補佐/チーフ。
ウィル・ポープ (J.K. SIMMONS) LAPD副本部長。
フリッツ・ハワード (JON TENNEY) FBI特別捜査官。
デビッド・ガブリエル (COREY REYNOLDS) LAPD重大犯罪課巡査長

ラッセル・テイラー (ROBERT GOSSETT) LAPD重大犯罪課 警部。
ルイ・プロベンザ (G.W. BAILEY) LAPD重大犯罪課 警部補。
アンディ・フリン (TONY DENISON) LAPD重大犯罪課 警部補。
マイク・タオ (Michael Paul Chan) ロス市警重大犯罪課警部補
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ロス市警重大犯罪課警部補
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) ロス市警重大犯罪課取調モニター室技術者
モラレス (Jonathan Del Arco) 検視官
シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FID・内務調査局
ケンダル (Ransford Doherty) 鑑識

リズ・プロペンザ (Deirdre O'Connell) ルイの元妻
オードリー・ラングル (Sunny Mabrey) 元弁護士、ボニー
ポール・ウッズ (Jayson Blair) 元ウエストカルバン高校科学教師・クライド
ビクター (Ilia Volok) コインを購入するマフィア
ジェリー・クーパー (Reg Rogers) マイロの相棒、鑑定士
マイロ・ビリングス () 心臓発作
フランク () 犬


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