グレイズ・アナトミー
Grey's Anatomy (Season5)

http://www.dlife.jp/lineup/drama/graysanatomy_s5/
http://grey.dramanavi.net/blog/




 

Oct. 23, 2008
第5話 孤独なチームプレー There's No 'I' in Team

監督/Randall Zisk
脚本/Jenna Bans
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「僕は岩」「僕は島」。外科医き大抵呪文の如くそう呟いてい
る。自分は独立独歩、孤独を愛する一匹狼。オペ室とメスが
有って患者さえいれば仕事は出来る。でも実際はどんな名医も
一人じゃオペできない。人生もオペもチームスポーツ。いずれ
は態度で示さなければならない。自分はどういうチームの人間
なのか

カリーはエリカと一晩を過ごす。カリーはエリカにゆっくり
関係を進めようと言ったことでプレッシャーから多少逃れた
ものの、体の関係に至る。

朝、メレディスはデレクに朝の挨拶をする。同居が良いのは
朝食を一緒に食べられる事だというデレクに対して、今日は
無理だとして、ベイリーから招集がかかった事を告げる。
僕らの仕事が雑誌に掲載されたよとデレクは雑誌を見せる。
臨床の記事で、手術不適応な悪性神経膠腫の治療に新技術と
された内容で、そのタイトルにはズバリ「シェパード法」
いう名前が掲載。そして何よりも表紙を飾ったのはデレクだ
った。メレディスは協力して研究したにも関わらず自分が居た
とする痕跡さえ見えないことに違和感を覚える。

リチャードは「シェパード法」が掲載されたことで、そろそろ
また知名度が上がっても良い頃だという。そして今日シアトル
グレイス病院は復活するのだとし、リチャードはベイリーと
共にこれから大規模な移植手術をしようとしていた。これだけ
大がかりな手術が出来ることを見せるのだとし、特にライバル
視しているマーシウェストに対して、牽制するような視線を
見せる。ベイリーは成功してから祝おうとするが、これから
行われる手術に期待していた。

カリーはマークの元にいくとエリカの件で相談があるという。
夕べエリカと関係を持ったが、まるで良くなかったとし、
女性器に顔を近づけた途端にむせてしまったという。まるで産婦
人科の当番で診察中という気分だったとし、今朝は気まずいの
でエリカと顔を合わせずに来てしまったという。しかしマーク
はそういう話はしたくはないと告げる。最低だったという話は
特に気が滅入るのだという。マークは「シェパード法」が雑誌
に掲載されたことを少なからず気にしていた

リチャードはヤンに対して、ジョージにインターンを譲るよう
言われる。ヤンは最低4名は必要だとしてお抱えインターンを
奪われることを拒む。
そんな中レクシーが花束と風船などを持ってくると、ジョージ
のロッカーに飾って彼がレジデントに昇格したのを祝うのだと
いう。

メレディスはヤンに対して、「シェパード法」の件で相談する。
私の名前を出せとは言わないが思いついたのは私で、彼は
私に頼まれて行っただけだと告げる。ヤンはアテンディングと
寝るとバカを見るということだとし、インターンと寝れば良い
のだと語る。インターンは決して驚異の対象にはならず、病院
では無力の存在だという。

そんな中ベイリーは全員に集まるよう告げる。
アレックスは今日はスローンの下で、口蓋裂の実験的治療法
参加させてもらえるのだとして拒否しようとする。メレディス
もハーンの下で働くと告げイジーもクリニックに行きたい事を
告げるがベイリーは今日の主役は私だとして、全員が強制参加
だという。このために準備してきたのだというベイリーは
重大プロジェクトの事を告げる。今日は15人の個別の医者では
なくこの病院を代表する一つの外科医チームとなるのだと。
ベイリーによると12人同時オペをする事を告げ、6カ所のオペ室
を使い6件の臓器移植を同時に行うのだという。組織適合者生体
腎移植を6ペアで行うもの。つまりドミノ移植をするのだという。

スタン・マーサーとナンシー・マーサー、チェンとPJ・ウォーリ
ング、カート・ウォーリング、リンジー・ハーマン、
チェンの姉、パテル、パテルの妻、ローリング、パルの従姉妹の
ゴメス、クロス氏の12名による大手術だが、実はみんな腎臓を
提供する条件に互いの身内を腎移植することを条件に提供して
いる人物が多いために、一人でも欠けるとこの移植は成り立た
ない事を告げる。
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■メレディスの場合

デレクと共に臨床研究した脳腫瘍のウィルス治療研究。
デレクが冒頭から自分だけの功績のように振る舞い、
エレベーターに於いては僕は特別なので僕がボタンを
押せば早く到着するという寒い「シェパード法」を披露。

更にデレクとしては当然臨床は成功も失敗も取らされるアテン
ディングである自分の権利だとして、メレディスに対して何の
感謝もせず、「君はヒヨっこ」だとして、「シェパード法」と
いう名前が正しい事を主張。
バスケのマイケルジョーダンとスコッティピッペンの関係を
引き合いに出してアシストする人は名前など残らないとして
いる姿が有った。
ただメレディスが主導していたものだし、最後の患者に関して
もデレクは諦めていた感じで、メレディスがリスクを背負って
強引にやらせた経緯を考えると、デレクって相当度量が狭い
ヤツというか、本当にこんなヤツで良いのか?って感じにも
思える。

そのもやもや感を引きずってのことなのか、メレディスは
腎移植中の臓器を床に落とすという大失態。
それを"5秒ルール"で片付けるベイリーのすごさを感じたけど、
5秒ルールってアメリカでも有るんだなと思うと面白かった。

リチャードは落とした臓器ではない患者が合併症を起こして
いる現状を通して、メレディスのことを気遣うそぶりが有っ
た。


■クリスティーナの場合

今回のヤンはジョージによって一人インターンを渡さなければ
ならなくなったようで、どの人材を与えるかどうかで悩む姿
が有った。そもそもインターンってレジデントの専属化
していたものだったのか?

今までインターンの事はあんまりチェックしていなかった
ので、誰が誰だかよく分からなかったけど、今回ようやく
多少なりともインターン選びで顔と名前が一致する部分が
有った。
因みに「2」はスティーブで「3」はレクシペディアこと
レクシーのようだ。スティーブは風呂嫌いで臭いとのこと。
グラツィエラはカルテを書かせると最低だがラインを取る
のが上手く、クレアはカテーテルで男性患者を去勢しようと
しかけたとりこと。アレックスはピアースのことを名前が
嫌いだと語っていた。

しかしヤンが言い出したことだけど、移植手術の際、終わった
腎臓を瓶詰めにしてもらって何が嬉しいんだかね。

■ジョージの場合

いよいよジョージもインターン卒業。
ただ今まで一緒にインターンとして働いていた人たちからは
レジデント・ジョージとしては一切見てもらえず、バカに
されっぱなし。そしてそれに対して怒られないところもまた
ジョージらしいといえばジョージらしい。

ヤンに相談したら、インターンに舐められない為にも、
二、三日起きに一人ずつつるし上げればいいとしてスティーブ
相手に実践している姿が有った。スティーブの脳みそは米粒大
だとする台詞、先週のBONES」s4 #24の中でも、ブースがブレナン
に対して、悪い事をしない大学生の脳はレーズン大だとした
台詞と妙にシンクロして笑えた。

レクシーが熱心にジョージを応援して、色々とアシストした
けど、ここでもアシスト者は無視される傾向にあり、
レクシーはジョージは最低だという言葉を残して去って行った
けど、レクシーは気持ちを少し押しつけすぎるところも有る
のかな。女性は単純なんだから「ありがとう」の言葉を言って
とするベイリーの主張は寧ろジョージにも当てはまるところが
有るな。

■イジーの場合

今回はほぼアレックスとセットで動いていた感じのエピソード。

移植手術に於いてイジーとアレックスは息子のPJが臓器を
提供するのは父親の為ではなく、1万ドルをもらえるという
父親からの約束を取り付けたためのものだと判明する。
その事をベイリーに遠回しに言うけど、それが確信的なことで
無い限りは手術の決行を示唆された。

イジーが担当したのはカールだったので、期待するから裏切
られた際のショックが大きいことをつげ、アレックスと
自分の関係の事を引き合いに出していた。

アレックスは良い医者かと思えば次の瞬間悪い医者になる。
虐待を受けたことによって、愛されるということに馴れてい
ないアレックスにとっては、難しいものがあるのだろうけど、
最後イジーが捨て身でアレックスに告白した。

■アレックスの場合

今回担当したのはPJだった。
金だけの関係になり、PJとしては意地を張っている感じだ
ったけど、カールが移植後の合併になった際に助からない
かもしれないことをつげ、このまま何も言わずに後悔した
ままで良いのかとして、アドバイスしていた。


■その他

エリカ&カリー

二人はついに女性同士で関係を持ったようだ。
ただカリーとしては受け入れられないものが有った様で、
流石に女性器を見て引くのが有ったらしい。
いつの間にかカリーとマークってセックスばかりでなく
相談相手としても良い感じの関係になっているのね。
マークがライバルであるデレクに「シェパード法」として
功績を出されたことで、「スローン法」なるセックスの
妙技をカリーに伝えていた。
その後カリーが脱いでエリカに抱き合っていたけど、この
二人体格が良いから凄い迫力が有るな。

ベイリー

やっぱりベイリーの存在は欠かせない。
今回はベイリーがプロジェクトのリーダーとして実質管理
した感じ。
ナンシーが夫の浮気を知った際に全てを捧げた上に腎臓まで
あげられないとして手術を拒否した際の説得がまた見事。

レジデントたちがインターンを良いように扱っているのを見て
レジデントの事をそれぞれ

怠け者(アレックス)
見ているだけで萎えるおっちょこちょい(メレディス)
駄々をコネ屋(イジー)
うっとうしい(ヤン)

と称していた。

●入院患者

ナンシーとスタンとリンジー

夫・スタンが移植を得るにはナンシーが移植をしてチェン
に臓器を与えなければならない。リンジーもまたスタンの
為ならば臓器だって渡せるとする女性だったが、結局スタン
が選んだのはナンシーだったのかな。ただナンシーも
チェンのような家族に囲まれて移植提供したのも悪くは無か
ったという形でリンジーのオチとは差別化されていた。

PJとカート

カートを演じていたのは、エイリアスでディクソンを
演じたCarl Lumblyだった。
カートが今回の移植患者の中でも元々容体が悪く、糖尿病
に伴う慢性腎不全を起こしていた。
移植しても結局合併症で出て治らなかったのかな。



■使用された曲


・Erin McCarleyのLove Save The Empty
・PsappのCosy In The Rocket
・Emilie MoverのOrdinary Day
・Shady BardのThese Quiet Times
・Greg LaswellのComes And Goes (In Waves)
・Brandi CarlileのHiding My Heart
・LenkaのLive Like You're Dying

メレディス・グレイ (Ellen Pompeo) 母が元外科医
クリスティーナ・ヤン (Sandra Oh) スタンフォードトップで卒業
イザベル・スティーブンス (Katherine Heigl) イジー/モデル
ジョージ・オマリー (T.R. Knight) 心優しいインターン
アレックス・カレフ (Justin Chambers) 意地悪
メリンダ・ベイリー (Chandra Wilson) 通称"ナチ"。教育係の外科医
リチャード・ウェバー (James Pickens Jr.) 外科部長
プレストン・バーク (Isaiah Washington) 優秀な心臓外科医
デレク・シェパード (Patrick Dempsey) メレディスの彼。既婚
エリカ・ハーン (Brooke Smith) 心臓外科・医師
カリー・トーレス (Sara Ramirez) 医師。ジョージに好意

マーク・スローン (Eric Dane) 形成外科医、元デレクの親友

ジョー (Steven W. Bailey) バーの店主
オリビア・ハーパー (Sarah Utterback) 看護師
テイラー・クリスチャン (Moe Irvin) 看護師
リンダ (Linda Klein) 看護師
デビー (Cathy Lind Hayes) 看護師
ケイト (Kate Anthony) 看護師
ヴィヴィアン (Noelle McCutchen) 看護師
マリア (Maria Elena Maglari) 看護師 #24
ラジ・セン (Anjul Nigam) 精神科医師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) 新しいレジデント
エリス・グレイ (Kate Burton) メレディスの母
ミルトン (Marty Lodge) 麻酔医
ジル (Brooke Blanchard) 救急医療士
レイ (Ray Ford) 救急医療士
ジョン (John Cappon) 救急医療士
ニコール (Nicole Cummins) 救急医療士
マシュー・サヴォイ (Todd Babcock) s3 #5 ベイリー非難の医師
タイラー (Moe Irvin) 看護師 s3 #5#6
ジンジャー (Patricia Bethune) 看護師 s4 #6
ケイト (Kate Anthony) 看護師
シドニー・ヘロン (Kali Rocha) ベイリーのライバル医師
ジビー (Zibby Allen) 看護師、マークに声を掛けられる
ラージ・セン (Anjul Nigam) 精神科医
ローズ (Lauren Stamile) 看護師、デレクと恋仲に
ジョレーン (Crystal Kwon) 看護師

ザッチャー・グレイ (Jeff Perry) 父親、妻を亡くしてアル中に
エバ (Elizabeth Reaser) レベッカ・ポープ
タッカー・ジョーンズ (Cress Williams) ベイリーの夫
アデル・ウェバー (Loretta Devine) リチャードの妻
ワイアット (Amy Madigan) 精神科医
オーウェン・ハート (Kevin McKidd) 少佐、陸軍前線外科チーム

カート・ウォーリング (Carl Lumbly) 58歳、糖尿病
スタン・マーサー (George Newbern) 46歳、高血圧
ナンシー・マーサー (Colleen Flynn) スタンの妻
リンゼイ・ハーマン (Saige Thompson) スタンの部下
P.J ウォーリング (Leslie Odom Jr.) 23歳、カートの息子
--- (Eileen Fogarty) Mrs. Chen's Sister
Mrs.パテル (Rajni Kareer) チェンの姉から移植
Ms.チェン (Ren Hanami) ナンシーから移植
--- (Joyce Thi Brew) Nurse
--- (John Brantley Cole) Psych Intern
Mrs.ゴメス (Maria Felipe) パテルの従姉妹
--- (Claudia Londono) Intern

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スティーブ・モストウ (Mark Saul) "2"、風呂嫌い
レクシー・グレイ (Chyler Leigh) メレディスの義妹、"3"、レクシペディア
ローラ (Candice Afia) 黒人
ダニ (Amrapali Ambegaokar) 黒人
クレア (Tymberlee Hill) 黒人
グラツィエラ (Gloria Garayua) ライン確保が上手い
ミーガン (Molly Kidder) メガネの子
ミッチ (Richard Keith)
ルーシー (Joy Osmanski)
レオ (Winston Story) 膿を出すのが上手
ピアース (Joseph Williamson) 名前が嫌い by alex
ケイト (Kate Anthony)
リサ (Janina Gavankar)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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