続ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所
Harry's Law (アメリカNBC 2011年〜) シーズン2

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18 Mar. 2013
第20話 この町の仲間 Class War

脚本/Philippe Bernard
監督/Howard Deutch
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マルコムはかつてハリーの元で本物に裁判の仕事がしたいと
語っていたが、ハリーはあんたは大学生だとし弁護士の資格は
まだないのだという。自分には子供がいないが、マルコムは
子供のような存在でありあなたにささやかな夢と希望を抱きたい
事を告げる。
そんな中、ハリーはリトルDことアイザック・ロバーツがエルロイ
巡査
殺害容疑で逮捕されると、トミーからは警官殺しの人物の
弁護は警察との関係が悪くなるので辞めた方が良いと言われ、
ハリーも法廷まで弁護するとは言っていないとし、リトルDの
弁護は別の刑事弁護士に任せることにする。

チュンホアは突然やってきた柄の悪いものたちの対応に苦慮する。
アポなしで来るのは困るというが、ハリーの事務所を訪ねて
きたのはC.Kビッグ・ショーティダンテだった。彼らによる
とマルコムが逮捕されてしまった事を告げ、変わりに14歳で
前科のないダンテを身代わりにするのでマルコムを留置所から
出して欲しいのだという。現在不法侵入で捕まり留置所に
いるとのことだった。
留置所のマルコムに逢いに行くと、彼は市議会議員のオフィス
に侵入して捕まっていたことが分かる。一体真夜中にオフィス
で何をしていたのかと問うとある件を調べていたのだという。

アダムはフィービーに連れられて、トニー・トラッドフォード
が経営する紅茶店を尋ねていた。フィービーは彼の弁護に
関してアダムに協力して欲しいのだと語る。彼はイギリスで
美術品コレクターだったが収集品は私のものではないという。
17歳の頃に美術品の窃盗をしていた事が有り、それがレンブラ
ントの名画である事を知らずに盗んだが決して故意ではない
だという。それが20年以上を経過した上で三週間前に捜査で
絵が発見されて私の犯行がバレたのだという。重窃盗罪
かけられており、このままだと強制送還にさせられそうだと
いう。無実ではないがまともな人間である事を語る。

マルコムが釈放された為に改めてハリーのオフィスで話を聞く。
リトルDが死刑になるという事を聞いて再審を受けさせたいの
だという。リトルDは無実だとするが、ハリーはあの事件は
警察官・エルロイ巡査殺しであり、リトルDの肩から巡査の
銃弾が摘出されているので無罪を主張するのは無理が有ること
を語る。しかし正当防衛なのだという彼は、先に発砲されたの
で守る為に撃ったのだという。
しかしその件と議員のオフィスに侵入した件と何の関係が有る
のかと問うと、死んだ警察官は議員と組んで不動産汚職をして
いたのだという。

ハリーは刑務所に勾留されているリトルDに面会に行く。
当時の事件について話を聞くと、リトルDはあの時、ビルを燃やす
為に雇われたのだとし、殺害した警察官に雇われたこと。
保険金詐欺を企てていたもので、黒幕は市議会議員であり、
警察官からはジョージ・ビーコンの名前を聞いたのだという。
マルコムは議員が汚職をしている証拠を見つけようとしてオフィス
に入って居た事を知る。
リトルDは仕事を終えた後に金を受け取りに約束された指定の
場所に取りに行くと、そこで突然エンロイ巡査が俺を殺そう
として発砲してきたので撃ったのだとし、撃ったのは犯罪者であり
共犯者だと語る。

アダムはフィービーに対してこの件で勝つのは難しいのではない
かと告げる。そんな中、店にはフェリペロドリコなどが
白い粉が欲しいとして買いに来る。まさかヤク物でも売っている
のかと問うがチャイのことだという。ロドリコはトニーが
サイと戦ったという話を聞くのが大好きでトニーの冒険話を
聞くために店に通っていることが分かる。

トミーはハリーに対してこの件では何も出来ないのではないか
と告げるが、ハリーはキャシーに対してこの件の死刑執行を遅らせる
ことは出来るかと問う。再審が決まれば自動的に延期される
だろうという。キャシーに対してビーコンについて調べて欲しい
と語る。
ハリーはマルコムに話すと、私はあんたを麻薬で捕まったのを
助けたのが最初の仕事で、あんたのことを大学にも入れよう
とした事を語る。私はビルから落ちて人生が変わったように、
あんたのことも私は変えたいと思ったのだという。今回の様に
逮捕されるような行動はして欲しくない事を語るが、マルコム
はリトルDは肝臓を提供しルイスの命を助けた人物だとし、ハリー
はそんな彼を助けず逃げたのだという。誰も助けないならば
誰かが何かをしないといけないという。
しかしハリーは例えこれが無実でもリトルDは前科が多く、その
上火災を起こしたのは事実なので死刑でもおかしくないことを
語る。その上で警察官を殺害した人物を判事が自由にさせる
訳がないと語る。
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●警察官殺害事件

罪状・第一級殺人
担当・ハリーとトミーとキャシーとオリー

被告人は死刑囚のリトルD。
シーズン1の頃の荒んだ街で弁護士事務所をしていた場所で
知り合ったものたち。今ではハリーの住む場所はそれなりに
スラムから解放されて裕福な場所での活動を行っている様だ。

シーズン1-8の続きで警察官を撃ち殺した人物がリトルDで
有ったということで幕引きしてしまった格好だったけど、
今回ようやく事務所としては優秀な構成員達が揃った本格的
に機能し体勢で挑めることも有るので一石を投じてくれる
ものがあるのかなと思って見ていた。

悪人だけど実際には人思いの良い人物だとするところは
アダムたちが担当する事件の容疑者も共通するところは
あるけど、違っているのは何度も異議を唱えるチャンスが
有ったにも関わらず全ての判決が決定した上での異議申し立て
ということでネックとなってしまった。

新たな証拠がなければ再審はしないとしていたけど、十分
再検証するに値するだけのきな臭い流れは存在した。
議員を脅すために、「この州は重罪謀殺化の法理が好き」
だとして収賄、放火の共謀罪だけで済めば良いが・・・と
告げる。

不利な条件としては最初の裁判でそのことを話す機会が有った
ことと、刑の宣告時にも異議を唱えられたのにそれをしなかっ
たこと。

ハリーは英雄だと思っていた刑事が悪徳だったこと。
放火を考えるのであれば殺人を犯してもおかしくない人物と
ワイロをもらっていた市議からの自供があることを訴え、
真実を知る努力をすべきことを唱える。

「評決は完璧じゃない。無視するば善。よくても善意による
推測に過ぎない。でも善意はある」とし、この事実を無視すれば
善意ではなく怠慢であり唾棄すべきものだと一蹴した。
ギャングを殺しても良いなんていう私たちは何者なのか。
人が人を死刑にするという事に対する死刑制度の是非というもの
を改めて提起した格好だったね。


●20年以上前の未成年時代の窃盗事件

罪状・銃窃盗罪
担当・アダムとフィービー

例え未成年時代に窃盗を犯したものでも現在は地域住民の
為にオアシスのような場所を作り地元からは愛されるカフェ
を経営しているイギリス人男性。
銃窃盗罪ならば罪人の引き渡し条例によってイギリスの刑務所
に送られてしまう。

久しぶりにアダムの力というものが魅力的に描かれた感じ
のエピだった。
依頼人に対して、アメリカに残るためには、その根拠となるべき
何かを提示しなければならないとし、一体この人物には
何があるのか。
引き渡し条約の中でも社会に役立つ場合、引き渡しを拒否する
ケースがあると主張。リトルDの流れの中で、政府の土地収用
が、必ずしも地元の人たちを助けることに使われていない
とするものを念頭にして、トニーが地元住民達を魔法と驚き
で身動きの取れなくなった人々を想像の旅に連れて行く人物
だとして主張していた。最後の最終弁論は確かに良い感じの
ものがあったけど、強制送還は無くなったけど窃盗罪では
捕まるんですかね?


■その他

フィービーとアダム

ついにキスした二人。やっぱりアダムはフィービーの事務所に行った
方が幸せになれそう。ただアダムの悪い点は、職場恋愛が非常に
多くて失敗している事実があるのに、それをまた繰り返すのかという
感じに見えるところかも。フィービーとは別の事務所だからこそ、
関係が上手く行っているとも言えるしなんとも複雑だね。

■使用された曲



■検索用キーワード


ハリエット・“ハリー”・コーン (Kathy Bates) 特許法弁護士
アダム・ブランチ (Nathan Corddry) 若手弁護士
キャシー・レイノルズ (Karen Olivo) 新人弁護士・元検事
トミー・ジェファーソン (Christopher McDonald) ハリーと共同
オリバー・リチャード (Mark Valley) ハリーを認める弁護士
ジョシュ・ペイトン (Paul McCrane) 検事から弁護士へ
チュンホア・ラオ (Irene Keng) アダムの元恋人
ファン・ラオ (Kaidy Kuna) クリーニング店
リサ・スワーツ (Dana Sorman) トミーのアシスタント

フィービー・レイノルズ (Justine Lupe) 個人事務所・弁護士
キム・メンデールソーン (Camryn Manheim) 地方検事補
マルコム・デイビス (Aml Ameen) ハリーの元仲間
トニー・トラッドフォード (Steve Valentine) イギリス人・ティーショップ
ジョージ・ビーコン (Spencer Garrett) 市議会議員
リトルD (Marcuis Harris) ギャング
ロドリコ (Rolando Molina) トニーの店の常連客
スピッツ (Vito D'Ambrosio) 判事、トニーの件
メイジー・ジョイス (Kathryn Joosten) トニーの店の常連客
--- (Earl Billings) Witness
メルビン・ウォード (John Cothran) 判事、ビーコンの件
ジョシュア (James Keane) トニーの店の常連客
--- (Adilah Barnes)
マイク・ウィンガー (Robert Neary) 捜査官
リンジー・パルメロイ (Kristen Ariza) 検事、ビーコンの件
ビック・ショーティ (Fatso-Fasano)ギャング
C.K (Lawrence Adimora) ギャング
ダンテ (Kessler Trent) 14歳、ギャング
フェリペ (E. Ambriz DeColosio) トニーの店の常連客
--- (Michael Prather) 2011-2012
--- (Varant Carletti) Young Man
--- (Dingani Beza) Loft Assistant


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