ニキータ / NIKITA

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Dec. 9, 2010
第11話 悲しみの果てに All the Way

脚本/Craig Silverstein 監督/Terrence O'Hara
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アマンダはアレックスに色々と服を着替えさせる。今回は
マイケルと共に任務を行うのだという。若いエージェントの一
人が任務から外れたので急遽それをアレックスにしてもらう
とのこと。
このミッションを終えれば訓練生からエージェント
に昇格できる
のだとし、養成プログラムからは卒業できるの
だと聞かされる。それを聞くとアレックスは殺しの任務なんで
しょという。私が殺されないと殺されると知り、アレックスは
動揺する。
その事をニキータにメールすると、予定よりも随分エージェント
になるのが早いという。アレックスはこれから偵察で現場に行く
事を告げ、殺しに失敗すれば私が処刑されてしまうとアレックス
は怯えるが、私が邪魔をして失敗する場合には、殺されること
はないのだという。あなたは人殺しなどしなくても良いのだと
語る。

ディヴィジョン潜入6ヶ月前
アレックスとニキータはディヴィジョンが計画する大使殺害を
止めようとしたが、空港で既に襲われてしまい泊める事が出来
なかった。予想では宿泊するホテルで行動を起こすと思って
いたが、出し抜かれた格好だった。アレックスはニキータに
対してディヴィジョンのコンピュータにハッキングして情報
を掴めないのかと尋ねるが、ニキータは確かに
シェルプログラ
ムをファイアウォールの背後に埋め込んでいる
が、情報を引き
出すものではなく、
内部とchatのような感じで痕跡を残さずに
通話するシステム
しかないことを語る。内通車でも居ない限り
情報は得られないとすると、アレックスは私がエージェントに
なって情報を送るという。二人が外部に居たら動きは読めない
事を告げ、リスクがなければ見返りもないと教えてくれたのは
ニキータだと語る。

-- 現在 --
ディヴィジョンがターゲットにしているゾマン邸の偵察へ。
アレックスはウェンティングプランナーのマリー・ミラクル
同僚として潜り込むことになる。マリーは幾ら国のためとは
いえこういう事は困るという。
そんな中、ゾマン邸では娘のブリアが結婚式を行う事になって
おり、母・ロザリー父・ガディエルと会う。ブリアは式に
難色を示す中、アレックスは結婚式がイメージ出来ないので
不満が有るのだろうとし、今から会場の写真を撮り、パソコン
上でシミュレーションさせる事を告げる。それを名目にアレッ
クスは敷地内の写真を偵察用に撮影していくと、既にニキータ
が潜入し偵察を終えてアレックスに近づいてくる。警備員は
5名、衛星アンテナは4機と小型のものが一つ。式の当日には
警備も厳重になるだろうと。写真も撮影して置いたのでこれを
使用してと語る。カディエル・ゾマン
アルメニア系犯罪組織
の幹部
だとし、このチャンスを利用し手柄にして卒業してと
語る。

その頃ジェイデントムに対して、アレックスが即席の指紋ス
タンプなどを作ってパーシーの部屋に潜入している事実を語る。
バカーコフ(バーコフ)は私のせいにしたのだとして激怒。
トムはアレックスの元にいくと、初の任務であり卒業試験だと
知って緊張しているかと声を掛ける。トムはジェイデンが
アレックスの事を色々と探っているので気をつけろという。
アレックスはトムに対して銃を撃つというのはどんな感じがす
るのか?と問うと、僕が殺したのは女性スパイだったが、今でも
毎日その人物の顔が頭に浮かんでくるのだという。君は強いの
で大丈夫だと語る。

-- ディヴィジョン潜入1週間前 --
ヘンリーを上手く利用して、ニキータとアレックスは麻薬密輸
業社のカイル・リンコフの事を掴んでいた。大手の製薬会社に
潜り込んでいる男で、製薬会社はパーシーに対してカイルの
殺害を依頼してきたのだという。ニキータとアレックスは
その彼を先回りして殺害し、アレックスが捕まることで、
ディヴィジョンに潜入させようと考えていた。ウサギとブタ
のお面のどちらが良いか?と尋ねる。

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今回の回想シーンはこのドラマの1話目のエピソードに繋がって
いたので興味深く一話の内容の側面から見た感じの話だった。

内通者であるアレックスがエージェントとして卒業を控える
中で、今回パーシーたちによって初めてニキータが主導権を
握られる事も有ってなかなか面白く出来ていた。

人を殺すと言うことはどんな事なのか。
病院ものだと医師たちが患者を死なせてしまったことで、傷
を背負うことはよく有るし、死なせてしまったことに対して
仕事だと割り切るべきなのか、それに慣れることによって気持ち
の切り替えを図っていくべきなのかの葛藤が有るけど、今回の
ドラマの中でもそんな要素を含んでいた。

一人殺してしまえば二人殺すのも同じみたいな感覚が出てきて
しまう中で、エージェントとなる事はある意味、その一線を
超える為の試験って感じがするね。

なんと言ってもニキータが捕まってしまうという事と、アレッ
クスが内通者だと発覚してしまうというダブルパンチだったの
でドラマとしてもハラハラドギドキ。

これだけ不利な状況の中で何か起死回生策など有るのかなと
思っていたけど、上手い事物語が構成されているものだね。

悲しいかなトムがアレックスによって殺害されてしまうという
事で、彼女の心に永遠と刻まれるべき人物として存在して
しまった。いまわの際にトムが彼女にそのことを告げるところ
が何とも言えないところが有る。

施設を爆発させたことで上手い形でニキータに逃走を図らせた
けど、ただ逃げるだけでなく、訓練生たちに強くニキータの
存在を知らしめたのではなかろうか。訓練生たちの集まる部屋
で乱舞・無双化しているニキータの姿がまた激しかったし、
訓練生ごときがニキータの存在を知っているのかと思うと
やや違和感は有ったけど

マイケルはアレックスが内通者である事に気がついている
のだろうか?

アレックスは全ての罪をトムに押しつける格好で、組織に
とどまる事に成功したけど、今後とういう形で外部のニキータ
と連絡を取っていくのか。


■使用された曲


ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
トム (Ashton Holmes) 組織、初任務
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元"ディヴィジョン"

ガディエル・ゾマン (Daniel Kash) 父、アルメニア系犯罪組織幹部
マリー・ミラクル (Robin Givens) ミラクルウェディング社
ブリア・ゾマン (Shanda Bezic) 娘、結婚式
ロザリー・ゾマン (Deborah Odell) 妻
ダニエル・モンロー (Sebastien Roberts) ニキータの彼氏
--- (Ali Adatia) Guard
--- (Nykeem Provo) Recruit
カイル・リンコフ (Neil Davison) 麻薬密輸業社
--- (Jared Durand) Recruit
--- (Devon Richards) Alpha Team member

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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