ニキータ / NIKITA

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May 12, 2011
第22話 分岐点 Pandora

脚本/Craig Silverstein 監督/Kenneth Fink
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ディヴィジョンのパーシーはスパロー作戦を画策する中で、
アレックスはパーシーに
ニキータの内通者である事がバレて
しまい体内に時限爆弾の毒を埋め込まれてしまう。パーシーが
ボタンを押せば殺害されてしまうものだった。
そんな状況の中でパーシーからニキータはハメる為にアレック
スが派遣され、アレックスはニキータの前に訪れると、アナタ
が父親を殺害したのか?として
ニキータに銃声を複数回浴びせて
殺害
する。
アレックスに付いていた映像が一瞬乱れて消えた為に、パーシ
ーは同行したクリーナーのローンにニキータはどうしたのか?
と問うと、ローンはニキータの体を調べると、
心臓に3発、
9mmホローポイトン弾が命中している
ことし、ただし防弾ベスト
をしているので貫通はしていないが、内出血を起こして心臓に
損傷が起きているのだろうと語る。
衝撃による心肺停止だと
いう。ローンに遺体を処分させろという。
パーシーはアレックスがニキータを殺害した事に対して予想外
の出来事だとアマンダに告げる。アマンダはアレックスの処分
をどうするのか?と問うと、彼女はウディノフの後継者で
あり使い道があるのだという。訓練したのも無駄じゃなかった
と。パーシーはこれから
オーバーサイトに行ってスパロー作戦
を説明してくるという。

パーシーによって捕らえられていたマイケルの元にはバーコフ
がやってくる。パーシーの命令できたのか?というマイケルに
対してお別れを言いに来たのだというバーコフ。ディヴィジョン
の中で
唯一マイケルだけが信頼できたのだと告げると、マイケル
はバーコフにお前だって俺に罠を仕掛けていただろうと指摘。
スパロー作戦がパーシーの不正である事を知っても見て見ぬ
振りをしていたのだと告げる。マイケルは全ての真実を知る事
が出来たのはニキータのお陰なんだと語ると、バーコフは
マイケルにニキータは死んだことを語る。パーシーに刃向かう
のは危険だと忠告していただろうという。

パーシーはオーバーサイトへ。
ブルース、議員、提督、参謀本部長などアメリカの政治を
握る人物たちが来ていた。名前を言う事だけはここでは禁止
だとすると守るべき名と立場があるのだという。パーシーは
私はあなたたちとは違い存在しない人間だというと、議員らは
パーシーのしている事に不満を告げる。闇の組織であり
政府の
手に負えない仕事を担い任務の痕跡を一切残さない
というのが
パーシーの役割なのに、
パーシーは勝手にブラックボックスを
作り我々を裏切った
のだという。ブラッグボックスは危険なの
で処分しろと言うと、パーシーはディヴィジョンの予算が削除
されたことを問題視する。私はこれまで十分働いたのでそろそ
ろあなたたちと同じテーブルにつきたい事を語るが、彼らは
空席がないのだと語る。するとパーシーは
国家情報コミュニティ
は構造の転換を迫られている
事を告げ、それも全てはニキータ
という反政府テロリストのせいだと語る。
CIAの上層部を標的
にしたテロリストを企てている
のだとし、
ジュネーブの会議
での爆弾騒ぎ(
19話)でニキータは神経ガスを盗んでいき、その神経ガ
スをニキータはブラックボックスのハードケースの中に入れて
CIAの分析官に渡したのだと語る。ニキータはCIAの分析官に
ブラックボックスの中にデータが入って居ると信じ込ませて
いるのだとし、作戦名をスパロー作戦と呼ぶのだという。
そうとは知らず、トロイの木馬をCIAの持ち込んでいるのだと
いう。
解析して中身を見る為に電源を入れれば神経ガスが
噴出し、その場に居るスタッフの全員が死ぬ
だろうとのこと。

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アレックスはニキータが自分の両親を殺害したと知らされた事
でニキータを射殺する。ローンがニキータの死を確認し、
処分のために筋肉弛緩剤を投与して体中の毒素を抜く事を
知ってアレックスはニキータにテトロドトキシンを投与して
いた。ローンが薬を注入した途端にニキータは再び鼓動を打ち
始めて活動を開始する。パーシーがニキータに罪を背負わせて、
CIAを危機的状況に追い込もうとしている事を知ってニキータ
は行動を起こす。

シーズン2に向けて、ディヴィジョンの勢力図なり、それぞれの
思惑の違いというものを浮かび上がらせて、現在の形のままでの
ディヴィジョンという組織の形態の維持が難しいことを示唆
する流れだった。

シーズン1最後のエピソードはパーシーが行おうとしていた
【スパロー作戦】がなんだったのかという事と、【オーバーサ
イト】という組織の構成員の存在が浮かび上がったことかな。
6名くらいいた感じだけど、それらがアメリカ政府側のガン
らしいけど、パーシーの暴走によって、その対応にも苦慮して
いるであろう事が伺える。

今後の流れとしては、アレックスはニキータとは離れてディヴ
ィジョンに殺害を依頼した人物を特定して、父の帝国を壊した
人物に復讐していくという感じだし、その流れのリーダーとし
て浮上したのがアマンダであること。
ニキータやパーシーとしてはどういう立ち位置で今後ディヴィ
ジョンに関与していくのか分からないけど、上述したように
ディヴィジョンという組織を今のままの形で維持していくこと
は難しい様な感じはする。一応パーシーなりに副業していた理由
は予算縮小に有り、就職先を捜していたという部分も有るのね。

バーコフも今後はこの組織を抜けてマイケルと行動を共にして
欲しいけど一体どうなることなのか。

ニキータの死を偽装したところは、アレックスに取っては相当
複雑なものが有ったハズ。ただニキータが当時組織の一部で
有り命令によって下されていたことはアレックスも理解する
所だろうし、命令に背いてアレックスを助けたという事実は
本人にも伝わっている事だとは思う。

最後にニキータだけがロープを伝って逃げて、アレックスが
ロープを切ってしまう所は切ないけど、ライアンがその身を
犠牲にしてニキータを逃がし、いつか俺を脱獄させてくれる
のだろう?とする流れとかなかなか良かったね。

ローンがニキータから何らかの酸のようなものを浴びせられて
しまったけど、余計にこの掃除人は迫力のある存在になりそう
だな。

ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元"ディヴィジョン"
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) CIAの諜報員
ネイサン・コルビル (Thad Luckinbill) アレックスの隣人
アリ・タサノフ (Peter Outerbridge) 元KGB、民間傭兵"ゴーゴリ"

マルコム・ミッチェル (Rich Sommer) CIAコンサルタント
ニコライ・ウディノフ (Vieslav Krystyan) アレックスの父
若い頃のアレックス (Eliana Jones)

マデリーン・ピアース (Alberta Watson) オーバーサイト
ブルース・ウィニック (Harris Yulin) 提督
エドワード・アダムズ (Ron White) 議員
アボット長官 (Robert Wisdom) CIA Director
--- (Steve Boyle) SRU Agent
--- (Robyn Thaler Hickey) CIA Receptionist
ブース (Paul Beer) 捜査官、ニキータを捕まえる
ジエリンスキー (Joe Eigo) 捜査官、ニキータを捕まえる
--- (Larry Mannell) Deputy Director

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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