NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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May 4, 2010
第21話 発見 Found

脚本/ R. Scott Gemmill 監督/James Whitmore Jr.
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ドムは覆面をかぶせられてカメラの前に座らされる。

そんな中、寝ていたケンジーやカレンの元にエリックから電話
がなり今すぐ来て欲しいという。
ジハードのサイトにドムの
映像がアップされた
との事だった。
ジハードの動画ではアメリカに対する非難する姿勢/ジハード
の主張が語られる。

"邪悪な西側は平和という偽りの言葉と国連を口実にイラスム
教徒を否定し、戦争によりイスラム世界を破滅させようとして
いる事。"、"24時間以内に冤罪のアラ・アディン・ケシュワル
を解放しなければ、ドムを処刑する"
というのである。
モロッコのインターネットカフェからの映像だというエリック。
徹底的に画像を解析し、各機関に協力を求める様サムは指示し、
ケンジーに対して、奴らの身元や活動拠点を調べる様告げる。
ネイトに対してアラ・アディンの情報を集めてバンス局長に報告
をするよう告げる。
ドムの両親にもこの事実を伝えた方が良いのでは無いか?とするが
まずはドムを救出してからだという。監禁場所が特定できず、
サムは空中で待機し、いつでも乗り込める体勢を取ろうと告げる
が、カレンは世界の何処に居るのかも解らないので、まずは
情報を集めようと告げる。ドムだって頑張っているのだと語る。
しかし何故相手は新入りの捜査官を拉致したのかと問う。
コロンビアからプロを送ってくる執拗さは異常だった。俺たちを
苦しめるためだろうという。

その頃ヘティはあらゆるコネクションを使って捜査協力を求める。
しかし殆どの官僚は腰抜けで、口ばかりの協力を約束するばかり。
このままだとロシア政府に電話をして捜査を外注することにも
なりかねないと語る。
ヘティはカレンに積極的に協力してくれるかどうか分からない事
を告げる中、
一人情報通が居て、彼には貸しが有るので情報を
くれるはず
だという。名前も教えてくれず、カレンとサムは
その情報屋が居る桟橋に向かうと、突然二人に
"偽りの公爵夫人
は元気か?"
と声を掛けてくる男が居た。ヘティにはあちこちで
窮地を救ってもらったという男性。
冤罪で釈放を求めているというアラ・アディンとはまだテロリスト
としては新人の男性で、
タリブ・アルジハディア(TAJ)という組織
に所属している人物だという。名声のためには何でもするテロリ
スト集団で、表上ではアラ・アディンは
パキスタンで爆死した
事になっているという。TAJはそれを否定していて、最近の噂では
アメリカの捜査機関によって捕らわれているというが、その
機関が何処なのかは誰も分からないという。誰もが彼の存在を
認めていないのだとし、恐らく逮捕し、ヤツをエサにTAJの他の
メンバーをあぶり出すつもりなのだろうという。成功すれば
その部署は活動資金を増やせるからだという。TAJは、
スーダン
エリトリア、ソマリア
に軍事トレーニングキャンプがあると
されているが、未確認だという。仲間のことは残念だが幸運を
祈ると言われる。そして
TAJに関する映像の入ったUSBメモリ
渡される。
男からはヘティに
"コソボのバーにはまだ写真があるぞ"と知らせて
くれとの事だった。

ケンジーとエリックはアラ・アディンについて情報を調べる
が何一つネットワーク上では見つからなかった。カレンはTAJの
情報について調べる様エリックに告げる。ドム殺害まで20時間
だとすると、なんとか交渉に応じるフリをして期限を延ばせない
のか?とネイトは語るが、無理だという。
カレンはエレックにUBSメモリを調べて欲しいと告げると、中には
訓練の映像が入っていてその中には、モーワッド・デュサ(モー)
の姿が映っていた。モーはアフリカに戻っているのだろうとの事。

エチオピア青少年センターでジハードに勧誘していたサファー
ならば何か知っているのではないか?とし、
グアンタナモに収監
される彼から話を聞こうという。

モーの父はスーダンで政府が雇った
ジャンジャウィードに所属し
ていたのだという。別名:馬に乗る武装した悪魔と呼ばれる凶悪
な組織だった。その為サムがやむなくモーの父親を殺害したの
だと肩ね。
モーのアフリカでの足取りが分からない限りは、アフリカに
行っても無意味だという。カレンはとりあえずセンターに行って
情報を聞きだそうとのこと。

センターではイザという施設長が捜査ならば2ヶ月前に行い、
サファー・ジャダニラは逮捕されたハズだと訴える。
そんな中ケンジーは施設から一人の男・ヤリが走り出すのを見て
サムとカレンに告げる。ヤリは
パソコンをプールの中に投げ飛ば
して証拠隠滅を図ろうとする

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テロリストの組織"ジハード"がついにサイト上でドムを人質
にして自分たちの要求を告げる。アラ・アディンを24時間以内
に釈放しなければドムを殺害すると予告するが・・

いきなり結論から書くけれど、助かったと思わせて助からなか
ったというサプライズ的展開で、死に方に格好良いも悪いも
無いのだけど、最後に元SEALの男を助けて亡くなるという
名誉ある形での最後だった。
サムは最もドムの様子に気にかけていたし、この二人が
なんだかんだ言っても一番結びつきが強かったな。
サムにとっては自分が付けてきたモーが絡んでいる事件だった
し、モーに父親を殺害しただけでなくドムも犠牲にして
しまったということで精神的には辛そうだね。

クローザー4」の10話の中でプロペンザを庇うようにして
サンチェスが銃弾を浴びてしまうと言うショッキングな
シーンを見たばかりなので、ネタ的にはちょっと被っている
なと思ったけど、サンチェスは死にそうに無いキャラだけど
ドムは如何にも殺されそうな気配がムンムンだった。

ただモーはなんだかんだ言っても良心が残っていたところは
良かったというか唯一の救いなのかも。

自分たちの功績のためにアメリカの国の組織たち自身が情報
を隠蔽しているという辛いところが何とも言えないものが
有った。

事件自体はもう少しエチオピア青少年センターを監視し続けて
いれば簡単に止められていた事のようにも感じる。

なんとなく今回の事件は、テロリストと言うよりもテロリスト
を名乗るアメリカナイズドしたギャング団っぽい感じがして
犯人の要求もイマイチよく分からないものがあったし、釈放を
要求した人物もそんなにテロ活動に精通しているって感じの
人物じゃなかったのに、何故そんなにも金をかけて助けよう
としていたのかイマイチ不明だった。

エリックに対してプールに落ちたコンピュータの修復を求めて
いたけど、CPUなんていくらでも交換できる。問題は記録媒体
じゃないのかと小一時間なネタだった。
ヘティはエリックのファッションを否定しつつ存在の価値と
いうものを訴えていたけど、昨日見たハリーズ・ロー
ハリーのジェナに対する主張と被っていたな。

ナシールを使ってヤリから自供を引き出していたシーンは
衝撃だったけど、なんで取調室はボートハウスに有るんでし
ょうかね。建物の構造が木製であまりに脆そうなので、すぐ
襲われそうだ。

資金源だったカリムなんてテロ対策特別法であっさり逮捕
出来そうな感じもするけど無理なのかな。


■使用された曲

・G-$tackの"Get It Done"
・Peter Gabrielの"I Grieve"

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部
ローズ・ショワルツ (Kathleen Rose Perkins) 検視官
マーティ・ディークス (Eric Christian Olsen) 元LA市警・引き抜き

--- (Daniel Hugh Kelly) Man、情報を与えてくれる
カリル・エイブラムソン (Carlo Rota) 不動産業、テロに資金提供
モーワッド・デュサ (Ronald Auguste) "モー"
ヤリ (Ben Youcef) エチオピア青少年センター
アミーナ・シャー (Aliah Whitmore) 教育者、センターを辞める
イザ (Abdoulaye NGom) エチオピア青少年センター・責任者
(Mo Darwiche) Jihadist
ナシール (Tom Winter) 捜査官、ボートハウスで突き落とされる
--- (Indira G. Wilson) Woman In Bed

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