NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン2 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

May 17, 2011
第24話 家族 Familia
豪快ヘティの単独潜入

脚本／Shane Brennan 監督／James Whitmore Jr.
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カレンはヘティの様子がおかしい事を告げると、サムもディー
クスもケンジーもヘティが私たちの未来について言及していた
事を告げる。それを聞いてカレンはヘティが身辺整理をして
何か死を意識したことをやろうとしていることを推察。
そんな中、ヘティの後任としてローレン・ハンターとしてや
ってくる。

その頃ヘティは、チェコの首都・プラハに渡ると、彼女は
有る男たちが二名いる家にやってくる。食事中の二人に対して
ヘティはコメスクに話があると告げる。しかしここには居ない
とすると伝言を伝えて欲しいと告げる。ヘティは巨漢の男に
ボディチェックされる中、隠し持っていた銃に触れられると
ヘティは容赦なく銃で射殺する。一人の男性は虫の息でも生き
ていた。コメスクは何処に居るのか?と問いかけに、伝言とは
俺たちのことなのかと問う。

一方ヘティと連絡が取れないとしてカレンとサムは電話をして
探し回っていた。もしかして辞めさせられたのか?しかしヘティ
を辞めさせられることの出来る人物など居るのかと問う。
カレンたちはエリックとネルに新しく後任として赴任して来た
女性・ローレン・ハンターに関する情報は無いか?と問う。
エリックはあくまで"推測"だとする中で、ペンタゴンや国土安全
保障省の機密資料にアクセスしたがハッキリとしたものは
なく極秘任務についていたのだろうという。資料にはロシア
のムルマンスクとかポーランドのワルシャワのことが書かれて
いて、3年間現場からは外れていたことが有るのだという。
後任として認めたのはバンス局長だということ。

カレンは直接ローレンから話を聞く為に彼女のオフィスに
やってくると、一体何者なのか?と問う。ヘティは辞める筈が
ないとして問い詰める。ローレンはカレンたちが混乱して
当然だとして気遣う中、彼女はワルシャワに8ヶ月居て、その
前はムルマンスクにいた事を語る。カレンはドイツにいくと
オーストリア人に間違われ、ローマでは北部の人に間違われる
という。ローレンは突然カレンに対して「G」には何の意味が
有るのか知らないというのは本当の事なのかと問う。
ローレンによるとヘティ自身がNCISを辞めたのだとし、戻らない
と告げたのだとするが、カレンは俺には何の話も聞かされて
いないという。お前はヘティの事を知らないのだろうとすると、
カレンはオフィスを出て行く。

サムはカレンについていくとサムはヘティの自宅の一つに
向かう。ヘティのことを尾行した事があるが毎回泊まるところ
が変わるので、正確には何軒あるのか分からないのだという。
するとエンチーノのヒルクレストドライブにあるヘティの
自宅に男たちが居るのが目に入る。FBI捜査官なのか。
カレンは隣人を装い近づくと、彼らは警察官だと名乗るが
バッジが無かった為にカレンは射殺する。すると中から味方が
出てきて発砲になる。サムも急いでカレンの援護のためにやっ
てきて、三名を射殺。一人が車で逃走しカレンたちは追いかける
が自損事故を起こして容疑者は亡くなってしまう。

ヘティの家をすぐに調べる。
ヘティのビンテージカーが銃弾を受けているのを知って、
ディークスたちはヘティに見つかれば殺されるだろうとカレン
たちを脅す。「ビッグバッドママ」のワンシーンみたいだな
というディークス。カレンは修理工場で直すというが・・・

ケンジーたちはヘティの室内を探ると何か異様なものを感じ
ていた。エリックによるとカレンらを襲った4人に関しては
今のところ身元が判明していないことを報告。ヘティの家の
パソコンにはセキュリティがかけられていて1度しかパスワード
が入力できないようになっていた。
この一件に関して、何か知っているのではないかとローレンに
問い詰めるが彼女は否定する。するとバンスはカレンたちに
作戦ルームに来いと呼び出す。

バンス局長は自分もヘティが辞めたことは残念でショックだ
と語る。しかしローレンはヘティが選んだ後任だと告げる。
彼女は「疲れた・・・もう限界だ」と言って辞めたのだとするが
その言葉を信じる筈は無いだろうというカレン。カレンは
バンスに自分たちにかけた言葉を考えれば、ヘティは生きて
帰れるとは思っていないのだと語る。
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カレンはヘティが居なくなったことを知り連絡を取るがなかなか
電話でも連絡が付かなかった。新しくヘティの変わりに後任して
きたという女性・ローレンは自分はヘティからの後任要請を
受けてきたのだとするが、ヘティが消えたことに関しては一切
情報を明かそうとしない。バンス局長もヘティが消えた理由に
ついては分からず、留意しようとしたが断られたのだという。
調べているとヘティの持っていたファイルからは「コメスク作戦」
という名称が出てくることを知る。それに関してはバンス局長
も何か知っている様だが、固く口を閉ざしてしまう。

ヘティが何故単独で行動を取るのか。
そしてバンス局長やヘティの後任として来たローレンがどの
程度今回のヘティ失踪の件で情報を得ているのかが興味深く
描かれた感じ。

ヘティはどう見ても強そうに見えないけど、NCISは完全に
年寄りを敬うみたいなところが有るので、本家のギブスといい
ヘティと言い謎めいているところと、過去に色々と行った
とする引き出しの多さから、何がどう関係しているのか
気になるところが多かった。

話を聞いてみると、なんと今回のコメスク作戦はカレン自身
の事だという。
それだからこそヘティは話を出来なかったし、そしてバンス
もヘティの居るプラハにLAチームを派遣せずパリ支局のチーム
を送ろうとする姿が有った。

カレンはシーズン2の冒頭で密かに写真を撮られていたことが有り、
一時カレンは2週間の休暇を取って自分のことを調べる(s2 #14)という
シナリオが有り、そこに幼少期に海岸沿いで人形を受け取るという
回想シーンが挿入されたことが有った。
しかしそれもドラマの中では一つの事件として解決したかと思うところも
有ったのだけど、実際にはその延長線上に根深い家族として
の争いが存在していたという前振りが有ってようやくシーズンラストに
なりその伏線が回収され始めたという感じだった。

ヘティとカレンは特に繋がりが強いとは思うのだけど、その
二人の関係自体がこれまで謎だったし、絆は相当深いものと
して描かれていたよね。ヘティが居ないと分かったときの
カレンの慌てぶりみたいなものを感じたし、バッヂを置いて
プラハに向かう流れもまた上司の命令を完全に無視した
行動だったし、カレンが行かなければサムとかディークス、
ケンジーもパリ支局に解決を求めていたと思う。

ヘティが実際に戦っている姿というのは初めてみた感じ。
冒頭で二人の大男を殺害したけど、随分と口径の小さい銃
だった。これだと脳に直撃するか心臓に当たらない限りは
即死はまずありえないけどね。普段から強い強いと恐れられて
いるヘティの本領発揮なんだろうけどね。

そしてヘティの情報を探るために、ネルとエリックも大活躍。
ただヘティもそう簡単にはセキュリティを破られるハズもなく
色々と仕掛けはしてあった。エリック以上にセキュリティにも
精通しているというのは不自然だけどね。
ネルがヘティに関して2つの事実を掴んだ様だけど、バンス
局長からは口止めされた。一つはカレンの死亡証明書で
もう一点は何だったんだろうね。

ヘティがプラハからルーマニアへと渡りコメスクファミリーと
対面した。ただファミリーのドンのアレクサも随分と情報通
でヘティのことも良くって居る様だったけど、カレンの正体
とかヘティの正体とか今まで知らなかったんですかね。
ヘティの腕に掘られていたタトゥはコメスクファミリーによる
もので、ポーランドの密輸関係の組織と精通しているという
事なのだろうか。

ルーマニアの海岸を見てカレンは過去にフラッシュバックして
いた。シーズン2に入って時々フラッシュバックが有ったシーン
はこの海岸だったようで、コメスクファミリーの家族の確執だとしていたけ
ど、元々カレンはこのファミリーの一員なのか。それとも
分家した敵対する側の人間なのかな。

ますますシーズン3が楽しみになりました。来年の2月にテレ東で
放映予定。手元に既にシーズン3が有るのでみたい気持ちも
有るのですが、とりあえず地上波の放送を待って感想・エピガイを
書いていこうかと思います。

・コメスクファミリーのドン・アレクサ

女性ボスという事で驚かされるものが有ったけど、演じている
Cristine Roseは、「HEROES」でもペトレリ家のドン・アンジェラ
役を演じていた。「チャームド〜魔女3姉妹〜」のクレア・プライス
役を演じている。