NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles シーズン2 http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Feb. 1, 2011
第14話 監獄 Lockup
肉弾捜査官決死の潜入セクシーダンス教習所

脚本／Christina M. Kim、Frank Military 監督／Jan Eliasberg
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サムがシールズ時代、スーダンのテロ掃討作戦の際、生き残った
地元の少年、モーワッド・デュサ(通称モー)を連れてきて、
彼の身元保証人になる。しかしサムが父親を殺害したという事
を知って以降、テロリストの仲間として活動していた彼は
あるとき捕まり、オークビル刑務所に収監されていた。
モーは刑務所内の食堂で働く中、アブドゥル率いるイスラム
過激派組織の4人組によってリンチされる。"お前の番が来た"と。

ケンジーがNCISのオフィスにやってくる中、ランチを爆食して
いるのを目にするディークスとサム。ディークスはケンジーに
対して何か話したい事はないか?として、私生活で何かが起きた
であろうケンジーを気に掛ける。するとケンジーは昨夜グラフ
ィックデザイナーの男性と2度目のデートをし、幼いときから
見てみたかった中世騎士ショーに連れて行ってもらった事を告げ、
すてきな夜だった事を告げる。何が問題なのか?とばかりに
サムはソイツに戦いでも挑まれたか?と問い、ディークスは食事
でも取り上げられたのかと告げる。彼女はサイフを忘れたこと
に気がついて彼の車に取りに戻ったら、彼は中世騎士ショーで
田舎娘役の女性と路上キスをしていたのだという。

そんな中サムの元にオークビル刑務所から電話が鳴り、ハット
フィールド病院に運ばれた患者・モーの近親者としてサムが
登録されている事を告げる。サムは急いでモーが入院している
病院に駆けつけるとモーは怪我はしていたが命に別状は無かっ
た。モーによると、こうなることは分かっていた事を告げ、
入団の儀式だという。サムは更正するのを誓っただろうと
告げ、悪い奴に利用させるなと忠告するが、モーはある男に
近づく為だと告げ、協力すれば刑期を減らしてくれると取引を
持ちかけられたのだという。男はアブドゥル・ハバサという男で
彼は何かを企んでいるとのこと。何処の機関と取引したのかと
問うとNCISだと語る。サムは危険だとするが、人生をやり直す
為にはこうするしかない事を告げやらせて欲しいと頼む。

カレンは享年11歳で死亡した姉・ハナ・ローソンの墓参りを
する中で、突然人形が置かれていることに気がつく。
かつてカレンは墓で怪しい男を見かけて取り逃がした(S2 #1)
巣箱に監視カメラを設置していた。
カレンはボートハウスにヘティを呼び出すと、姉の墓に置いて
有った人形を見せる。鉛で出来たプロイセンの軽騎兵の人形
だがこれが何なのかと問うと、カレンは子供の頃に海岸沿い
で男からもらった人形と似ているのだという。過去からの
メッセージという事なのか。巣箱のカメラには二人の人物が
写っており、一人はヘティ、そしてもう一人はフードをかぶった
人物だった。恐らく俺に会いたがっているのだろうとし、
ヘティに捜査したい事を告げる。ヘティは危険だとするが、
俺にも自由時間があるだろうとして、理解を求める。ヘティは
48時間の休みを与える。

一方サムたちはオークビル刑務所の監視カメラの映像を見る。
するとリーダー格のアブドゥルと部下の4人組がモーをリンチ
していた。ヘティがやってくると、サムは何故モーが任務を
している事を話していなかったのかと問うが、こうなる事が
分かっていなかったので内緒にしていた事を語る。
一人で任務をさせるなんて危険だとするが、一人ではないとして
刑務所には分析官のネイトが張り込んでいる事を告げる。
ネイトはずっとテロ組織の監視をしてきており、アフガニスタン
に派遣されていたこと。その中でイスラム過激派組織のリーダー
格の一人・アブドゥルがオークビルで服役していることが分かった
という。どんな組織なのかについてはまだ分かっていないが、
イエメンを拠点とする資金力豊富な組織で中東・東アフリカ・
欧州で爆破事件に関与しているという。アブドゥルの兄・サダト・
ハバザが組織のリーダーをしていて、組織の実態はゼロ。
モーの潜入をきっかけに何かを掴みたいのだという。
そんな中モーの銀行口座に、ケイマン諸島の口座から振り込みが
ある事が分かる。更にトラフティン産業を経由していることが
分かる。トラフティン産業は総資産2千万ドルの幽霊会社で
ウエストハリウッドの会社"X-POLE"にも資金提供しているとのこと。
サムは自分も刑務所に入り、アブドゥルに近づくことを告げる。
10年以上服役していたとするイスラム教徒のID・経歴を偽造
してくれとエリックに頼むのだった。
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カレンは自分にメッセージを送ってくるものの事を調べる為、
NCISとしての仕事を休む中、サムが身元引受人となったモー
が刑務所内で襲われた事を知る。話を聞くと、NCISに協力して
実態の解明されていないイエメンのテロ組織の解明の為に
協力している事が分かる。サムは自分もモーの近くに居て
サポートする事を告げる。

今回はサムとカレンが分断しての任務なのでかなり不安が残る
ものが有った。とりあえずカレンの変わりにネイトが久しぶりに
s2 #3以来の出演。2010年9月28日の放送分から、今回の2011年
2月1日の放送分まで、ずっと不在にしていた訳だから、その間
の任務の中でどれだけ成長したのか見物だ。

相変わらずケンジーとディークスの流れは面白い。
彼氏になりかけた男性が二股を掛けていたということで、
ケンジーが爆食することになるけど、その男性もどういう意図
でケンジーに近づいていたのだろうか。
冒頭でのランチはともかく、ドーナッツを食べようとしている
のを見たディークスが「その一口が一生の肉になるぞ」と脅して
食べ物は友達ではない事を告げ教育的介入としてドーナッツ
を取り上げていた。

またテロ組織が隠れ蓑にしているであろうトラフティン産業の
アメリカでの資金供給をしている"X-POLE"にも二人で潜入。
スポーツジムなのかどうかは分からないが、ポールダンスを
学ぶジムらしく、ケンジーはジェニファーとして、ディークスは
兄・エドワードとして潜入。ポールダンスを習いたいのは兄の
方で彼氏のフィルの為に習いたいと告げる。このやりとりは、
先日のS2 #9でも同様にディークスホモ説を流布するという
ケンジーの意地悪さが有った。その時の名前はサンシャイン
だったけどね。

意外だったのはネイトとネルが既に知り合いだったという事だけど、
まぁ同じような職場で働いているのであれば、顔見知りでも
間違いはない。

スポーツジムに潜入したケンジーらは領収書からシルバーのバン
がリースされていて、ガレージもまた借りている事が判明。
中から酸性アンモニウム、軽油、ワイヤー、爆破用の雷管、
そして刑務所の地図が発見されたことから、脱獄を計画していた
事が判明する。

問題は内通者が誰かという事だけど、ネタ的にはそう難しく
なさそうだったな。
サムがアブドゥルから信用を得るために白人を相手に無双化して
いたところが印象的だったけどね。

元々の脱獄計画を握りつぶし、アブドゥルがサムに協力を求める
様誘導する。モーが刺されたという事を利用して救急車を
搬入させ、救命士たちを倒して刑務所外へと脱出された。
当然救命士役にはディークスとケンジーだったけど、刺される役
はみんな上手だね。

裏切り者がいるという情報が伝わり、結局最後にはモーも殺害
されるが、S2 #12で利用された、スプレーを吹きかけるだけ
でGPSのように衛星で監視できるシステム、オーバーウォッチを
利用したという事なのかな。
果たしてアブドゥルをはじめとする組織の解明に繋がるのか。

リスクを承知の計画にヘティは、「生命の危険がある場合の決断は
難しいが作戦は続行する」とした際には、上官としての資質を
求められているようで辛い決断だったし、モーを失った際に「全員
を守ることは出来ない」とする主張は切ないものを感じたね。

そして何よりもカレンに近づいてきているものが何者なのか。


モー出演話

・Season 1, Episode 11
・Season 1, Episode 21
・Season 1, Episode 22

アブドゥル出演話

・Season 2, Episode 18