スイッチ〜運命のいたずら〜
Switched at Birth (シーズン2)

http://abcfamily.go.com/shows/switched-at-birth





Oct. 22, 2012
第20話 南への逃避行 Street Noises Invade the House

脚本/ Lizzy Weiss
監督/Steve Miner
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病院側弁護人のエドは証人としてキャスリンを召還する。
ベイの行動はエスカレートする一方で、ジョンはそんな娘に
対してもう沢山だと告げるとベイは家を出て行く。
ベイはその足でザラが住んでいるトレーラーハウスに泊まる
ことに。

レジーナは朝、ダフネに逢うとアンジェロがまた法廷に来て
欲しいと言っている事を伝える。するとダフネは行く事を告げる。
ダフネはジェフからのメールを見ており
"バッタを発見した"
いう報告に笑顔を見せる。ダフネはレジーナに店の同僚からの
メールだと偽ると、レジーナはダフネが楽しそうに店で働いて
いる事を知って喜ぶ。レジーナは明日の夜の予定は?とダフネに
尋ねると、明日はハロウィンのカボチャの特別メニューを作る
のだとし、ウェイターはみんなハロウィンの衣装を着るのだ
と告げる。

ベイはザラが不法に住んでいるトレーラーハウスで過ごしていた。
ハロウィンの
ジャック・オ・ランタンを製作する。
ザラの元に父から電話が鳴り、現在メキシコに居るのだという。
JRというストリートアーティストと作品を仕上げているのだと
いう。ベイはJRを知っておりフランス人で
ケニアに行って屋根
にポスター(ビニールシート)の芸術を描いた人だという。そんな
彼が
メキシコに来るので父もメキシコに居るとのこと。
ザラは行かないのか?と問うとクリスマスまでに金を貯めて行こう
と思っているのだという。
そんな中ベイの元にも母・キャスリンから電話が鳴っていた。
一日三度目の電話だと指摘され、いい加減出たらどうか?とザラ
に言われ電話に出る。キャスリンは何時家に帰るのか?と問うと
ベイはハッキリ決めていないという。パパも傍に居るのか?と
問うと父親の声が電話口から聞こえてくるのを知る。パパは
私を要らないと思っているようだとして、ベイは電話を切ってし
まう。ザラは暫くここに居たら良いと告げる。

ダフネは仕事に行くと、
MAIZEのオーナー・ミシェル・ナタソン
から声を掛けられる。アナタとシェフのジェフ・レイクラフト
との関係について話があるのだという。

一方ベイはザラに
"親権からの解放"について話をしていた。
かつてパリでモデルになる為に、判事に親から離れた方が良い
と認めさせた人が居るのだという。

そんな中スマックが仲間達を連れてザラを探しに来る。
凶器を持ち仲間を多数連れてきていた為にザラはとりあえず
ここに隠れていようと告げる。

ダフネはミシェルから事情を聞かれる。
ジェフは従業員の一人と不適切な関係になっているとの噂が有る
のだとし、弁護士に調査を依頼する前に話を聞きたいのだという。
どれ程深刻な状況かどうか。ダフネは被害など受けていないと
するが、ミシェルはダフネが皿洗いからガルドマンジェに抜擢され
た事はあまりにその期間が短い事を気にしていた。
身体の関係を
要求されたのではないか?
と問い、恋仲に有るのではないか?と
問われるが、それを否定する。ダフネは以前ここで働いていた
従業員にデートに誘われたがそれを断った事が有り、その彼が
厨房で大失敗を起こした時に解雇されたので、その件でそういう
噂が流れているのではないかと告げる。

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相変わらず静かな中でも波乱に満ちた物語。
シーズン最後のエピソードだった事も有って、衝撃的な状況の
中で最後に心地よいサプライズが有った。
サルズという店に幼少期からケニッシュ家もバスケス家も
よく足を運んでいて、昔から二人はすれ違っていたのではないか?
という事情が存在していたこと。
ベイはメキシコに行こうとしていた際に、真っ先に心配したのは
ダフネの事で、自分が見捨てていくのではないかとする心配する
姿が有った事からも二人の関係が面白く描かれたエピソードだ
った。


■ベイ周りの話

ジョンとの関係がうまくいかず、ベイとしては自分のしている
ストリートアーティストとしての道なりそこで知り合った
ザラとの関係を認めて欲しい様だ。
ジョンやキャスリンは決して間違った事を言っていないし
子供の気持ちを踏みにじるような対応はしていないようには
見えるんだけど親子関係って難しいね。

ネガティブな時にばかり現れてしまう血統の問題。
ジョンはキャスリンとは血のつながりがないということは
やはり気持ちの中で影を落としている事は明らかだけどね。

ベイがザラの家に居る際にスマックら集団によって襲われる。
ちょうどハロウィン時期ということもあって仮面をかぶった
男たちだったけど、芸術家といっても色んな人が居るんだね。
ただベイが親権の件で放棄しようと少しでも考えていると
するならば最早救いようもない気がする。こんなに良い両親
がいるのにね。

エメットとは久しぶりの絡み。
ベイとザラがメキシコに旅立ったことをジョンに伝える。
ジョンは結局携帯追跡アプリを作動してしまったようだ。

人との出会いが人生を大きく左右する中でザラはちょっと
ベイには危険な感じがするので居なくなってくれて良かった
かも。

■ダフネ周りのエピソード

シェフ・ジェフとの付き合いが店のオーナーに伝わり、
最悪のピンチ。ダフネがジェフとの関係を考えて、今後も
ずっと一緒にいるが為に店を辞める事になる。
しかし逆に寧ろジェフの立場を悪くしそうだ。
恋愛は相手のあることなのでどちらが悪いとも言えないけど、
キャリアを考えるのであればジェフの安易な行動がすべての
元凶なのかな。厨房を任されている身で有りながら、高校生
で見習いの女性に手を付けている訳だしね。
ただダフネの突っ走る状況もまたジェフの事を考えている
のかどうか疑問。ダフネは別にキャリアなど良いと考えている
かも知れないけど、相手はそうは考えていないとは思わなかった
のだろうか。

■キャスリンとレジーナ

今回は裁判がいよいよ終結する流れだった。

キャスリンが金銭的に裕福な立場であることから、勝訴は
認めつつ、賠償金が一ドル。なんとなく想像出来た。
最近Dlifeで放送中のハリーズ・ロー」の6話でも同様に勝訴は
しても賠償額は少ないってパターンが有ったな。

ただ相手の代理人のキャスリンに対する主張はどこか本質から
ずれていて的外れに思う。ドラマとして盛り上げる為なの
かもしれないが、代理人は"もしも"の話で問いかけているが
現実に起きていることなので、ベイの母になるのを望むのか
それとも取り違いがなかった事にしたいのかという質問は
かなりばからしいところだった。

レジーナは思った以上に腕の腱鞘炎が続いているね。
クリアパス職業紹介センターにいかねばならないとの状況だった
けど、最後に大逆転。500万ドルを得る事になったけど、アンジェ
ロとレジーナが対等な金銭を得るというのはちょっと納得のいか
ないところだね。
それよりも前回から登場し始めたラナという妊婦。アンジェロ
の関係者っぽい。一応見せかけの結婚生活とのことだけど、
この人の父ならば見せかけの結婚などする必要は無かったの
だろうし、どんな関係が有るのかな。

■アンジェロの暴走

ダフネに手を付けたジェフに対して殴りたい気持ちも分かる
けど、あなたそんな事が出来る立場じゃないでしょうが!って
感じだったね。

ジェフが問題に問われればまたダフネの反発を買って距離が
遠ざかるなと思っていたけど、残念ながらそこまでは描かれ
無かった。
まぁジェフも訴えれば自分が未成年者に手を出していた事が
バレルし難しい立場だね。

■使用された曲

・Artist: Jenny Owen Youngs
Song: Here Is A Heart
This song is heard when Zarra is missing, Bay reconnects with Emmett, and Kathryn consoles Daphne.

Artist: Sherry St. Germain
Song: Gonna Getchya
This song is heard when Bay decides to go to Mexico with Zarra.

Artist: Halestorm
Song: Freak Like Me
This song is heard when John and Emmett go to find Bay.

Artist: Michael Logen
Song: Breaking Your Own Heart
This song is heard when Daphne cries over Chef.

Artist: Kyler England
Song: Battle Cry
This song is heard when Daphne and Bay have an epiphany about life.


■検索用キーワード

・コヨアカン フリーダカー
・オアハカ モーレソース ワカモーレ
・ストリートアートは私を作り上げる一部。出はなくなったら心が壊れる。僕の場合はお前を失ったときだ
・取り違えた結果、これまでにない私服の気分が味わえた
・ザラは19歳

エメット・ブレッドソー (Sean Berdy) ろう者、ダフネの友人
トビー・ケニッシュ (Lucas Grabeel) 長男
ダフネ・バスケス (Katie Leclerc) 娘、ろう者
ベイ・ケニッシュ (Vanessa Marano) 娘
レジーナ・バスケス (Constance Marie) 母、プエルトリコ系
ジョン・ケニッシュ (D.W. Moffett) キャスリンの夫
キャスリン・ケニッシュ (Lea Thompson) ジョンの妻
アドリアナ・バスケス (Ivonne Coll) レジーナの母

メロディ・ブレッドソー (Marlee Matlin) エメットの母
アンジェロ・ソレント (Gilles Marini) ベイの父・10話初登場
シモーヌ・シンクレア (Maiara Walsh) 元ベイの親友
クレイグ・デビ (Sam Page) 新人弁護士
パトリック (Christopher Wiehl) ギャラリーオーナー
トラヴィス (Ryan Lane) ダフネの同級生、ジョンの店でバイト

ジェフ・レイクラフト (Justin Bruening) シェフ
ザラ (Tania Raymonde) ストーリーアーティスト
リアン・クローリー (Marianne Chambers) 25歳看護師
マウス (Mario Ardila Jr.) ストーリーアーティスト
エイトボール (Darrell Lake) ストーリーアーティスト

ニッキー・パパガス (Cassi Thomson) 教会で歌う
エド・カルストン (Phil Abrams) 病院側弁護士
--- (Jim Holmes) Angelo Lawyer
グレン (Charles Emmett) Judge
--- (Jack Jason) Interpreter
ラナ (Annie Ilonzeh) 妊婦
ミシェル・ナタソン (Robin Riker) MAIZEオーナー
スマック (Joshua Polit) 壁画荒らし
--- (Clyde Yasuhara) Jury Foreman
--- (Shawn Major-Winston) Tough Guy

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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