アグリー・ベティ
Ugly Betty (シーズン4)

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/uglybetty4/index.html



第20話 旅立ちのとき Hello Goodbye

脚本/Silvio Horta
監督/Victor Nelli Jr.
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クレアにも嘘をつかれて失望するタイラーは、酔った勢いで
銃を片手にクレアの元に詰め寄る。ウィルミナはタイラーが
そこまで暴走するとは予想外で、彼を止めようとするが、彼は
銃を発砲してしまう。

葬式。しかしそれはウィルミナではなく、アマンダが飼ってい
た犬のホルストンの葬式。ウィルミナにも銃弾は貫通して
未だ意識不明の重体だった。クレアは事故だと主張するも、
マスコミはウィルミナとの確執を知ってクレアが撃ったのでは
無いかと疑う。

スアレス家の夕食。
ベティは未だにモードを辞める事を編集長のダニエルに言えず
にいた。オースティンはスアレス家に受け入れられた事で
大喜びする。イグナシオはベティの為に、一人特別料理を用意
する。スコットランド料理のハギス。羊の内臓を羊の胃袋に
詰めて茹でた料理で、今後はこういう料理を食べなければなら
ないために今から胃を鍛えろとイグナシオが気を利かせてくれ
たものだった。
一方ボビーはヒルダと住む物件を探している事を、みんなに
言うべきではないかとするがヒルダはそれを止める。ベイブリ
ッヂ近郊の土地を探していると言うと、ジャスティンは現在
マンハッタンは不況で土地価格が下落していることを告げる。

そんな中ベティの元にダニエルから電話が鳴り、彼の元にいく
事になる。家族のもの立ちはついにダニエルに話すのか?と
問うが、ここまでしてくれたのは編集長のお陰なので言い出し
にくいという。

マークは意識不明の状態で病院のベッドに寝ているウィルミナ
の化粧をしながら話しかける。やっぱりミード社を乗っ取るのは
辞めるべきだったとし、今までの苦労が水の泡と化したと
告げる。

ベティはダニエルの元に行くと、モード創刊100周年の特別号
に、歴代編集長のプロファイルを掲載するために、写真選びを
行う。そしてダニエルはベティに、自分のプロフィール欄は
ベティが執筆して欲しいと頼む。ここまで来られたのは君の
お陰だと言われると、ベティはダニエルに会社を辞めること
を話せずにいた。

ウィルミナの病室には、刑務所にいるはずのコナーがいた。
コナーが優しく語りかけると、ウィルミナは突然目覚める。

ベティは出社しながら電話でヒルダと会話する。
このまま黙って三週間後にロンドンにいくつもりか?と問われ
それを否定していると、その会話を偶然通り架かったマーク
に聞かれてしまう。マークを口止めするが、マークは一瞬に
して社内中にその事実をメールしてしまう。それを見た社員
たちはベティに挨拶する。ベティは何としてでも自分の口から
ダニエルに話すべきだとして、急いで彼のオフィスへと走る。
そしてダニエルの前でベティは告白しようとするが、時既に
遅くベティが退社するのを知っていた。この4年間とても
お世話になった事。そしてこれからも友達だとすると、
ダニエルは止めもせずあっさりと良いんだよと告げ、雇用契約
の解除にサインをすると告げる。

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ベティはこれまでのダニエルとの関係を考えると、モードを
辞めるとは言えず困っていた。
一方ウィルミナは、モード誌の編集長になるという野望を
半ばにして、タイラーに撃たれて意識不明の重体に陥る。

いよいよシーズン4最終話、そしてベティの最終回。

最終回はやはりベティとダニエルの関係で結ばれたのかという
感じだけど、もう少し前から恋愛的要素を臭わせておけば
現実感が出たのかも。やっぱりベティとダニエルと恋愛対象
というよりも友達関係が似合っている。

ベティに対するマークやアマンダの意地悪は最後まで続いた
けど、別れのパーティーではとてもしんみりしたものがあったし
涙が出そうになる部分も有った。
シーズン4に入ってウィルミナ事態のベティに対する視線が
随分変化してきていたので、最後にベティへの餞の言葉も
それ程驚きはなかったのかも。

結局ウィルミナの野望が達成するけれど、これまでしてきた
数々の悪事に対して、それ程野望が達成された後も後味の悪さ
みたいなものは感じなかった。それだけ仕事に対しては、
真面目で厳しい視線が有ったからかもね。

タイラーの件はかなりグダグダのまま終わってしまった感は
否めない。

アマンダも探していたトゥイーティのタトゥーを入れた父も
見つかったし良かったね。

イグナシオが一人で暮らすことになってしまったところは
寂しいね。恋人とも遠距離だし、途端に老けなければ良いけど
ね。
最後にベティに対して、自分がメキシコから渡ってきた事を
引き合いに出して、ベティの選択に対して間違いではないこと
を訴える辺りも上手くできていた。

ベティ・スアレス (アメリカ・フェレーラ) 「モード」編集部
ダニエル・ミード (エリック・メビウス) 出版社会長の息子
ウィルミナ・スレイター (バネッサ・ウイリアムズ) クリエイティ
ブ・ディレクター
マーク (マイケル・ユーリー) ウィルミナの部下
アマンダ・タネン (ベッキー・ニュートン) ミード社の受付嬢
イグナシオ (トニー・プラナ) ベティの父
ヒルダ (アナ・オルティス) ベティの姉
ジャスティン (マーク・インデリケイト) ヒルダの息子
クレア・ミード (Judith Light) ダニエルの母

スズキ・St.ピエール (Alec Mapa) アパレル業界の報道
ボビー・タラーチノ (Adam Rodriguez) ヒルダの元彼
タイラー・ベントン (Neal Bledsoe) クレアが里子に出した
オースティン (Ryan McGinnis) ジャスティンとライバル
コナー・オーウェンズ (Grant Bowler) ウィルミナと相思相愛


リンゼイ・ダン (Daniel Gerroll) 出版社社長
トロイ (Matt Newton) マークの元パートナー
スペンサー・キャノン (Bryan Batt) ゲイ、俳優

--- (Jian) モデル
--- (Keri Uribe) モデル
--- (Angel Picard-Ami) レセプショニスト
--- (Michael Belveduto) Boom Mike Operator
ブライアン (Daniel Burress)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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