ヴェロニカ・マーズ 〜私は放課後、探偵になる〜
Veronica Mars (シーズン3)

http://veronica-mars.jp/




 

Nov. 21, 2006
第8話 大富豪失踪事件 Lord of the Pi's

脚本/Diane Ruggiero 監督/Steve Gomer
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ヴェロニカは危うくレイプさせられかけるが、ローガンが
彼女を捜しに来た際にヴェロニカの車のセキュリティ警報が
鳴り響いているのを間一髪助かる。しかし頭部の髪の毛を
少し剃られていることが分かる

翌日、学校内でチップ・ディラーが何者かに裸にされて、髪の
毛を剃られて発見される。男子生徒たちは面白がって撮影する。

一方ヴェロニカは新たに新聞部の男性から、今度社交クラブ
の存続に関しての評議会が行われることになっており、その為
に今夜評議委員たちを招いたレセプションがあるので撮影して
来て欲しいと頼まれる。カクテルパーティーで、そこには
ハースト大の創設者の孫で現在ハーストスーパーで事業家として
も成功を収めているセルマ・ローズが来るのだと聞くと、
ヴェロニカは母がヒッピー時代にセルマを崇拝していて写真
を持っていたのだという。73年に彼女は信託財産をセスナ機
からすべてばらまくという暴挙をしたとのこと。
そんな中生徒たちは写真部に買って欲しい写真があるとして
チップが裸で髪の毛を剃られた写真を持ってくる。パイ・シグ
の代表がハゲにさせられたということは、レイプされたことに
対してパイ・シグを非難していた女性たちによる仕業ではない
かと思われた。

ヴェロニカはカクテルパーティーの為に出かけようとすると
玄関のドアにローガンが来ていた。ローガンは真面目な話が
有るのだとし、レイプの件をこれ以上調べるのは辞めるべき
と語る。犯人はヴェロニカを狙っているのだと告げると、
ヴェロニカはパパには言わないでくれと語り、髪の毛が剃られた
事は話していないのだという。ヴェロニカの事が心配だとする
が、先週はマーサーのことを調べさせたじゃないという
ヴェロニカ。しかしローガンはそれはヴェロニカが襲われる
前の話だとし、ヴェロニカはいつでも自分が正しくて無敵だと
思っていると非難する。喧嘩しているとキースがやってくる。
ローガンが帰宅する中、ヴェロニカはレイプ事件でみんな
ピリピリしているのだと説明する。

パーティーに出席するとヴェロニカは写真を撮影していく。
オデル学生部長とセルマはとても仲が良くヴェロニカにも
紹介してもらう。ヴェロニカは写真を撮る。

そんな中オデルは評議委員会としてセルマに一言コメントを
もらおうとすると、セルマが居なくなっていることに気がつく。
先ほどまでスピーチする為に待っていたのに一体どこに
行ったのか。オデルはラム保安官を呼んでセルマのことを調べて
もらおうとするが、まるで話を聞いてもらえず、バカな保安官
だと呟くとヴェロニカに対して、キースに探してもらって欲しい
事を告げる。レセプションの最中に消えたのだとし、20年来
の友達だがセルマの性格は熟知している事を告げ、消えたのに
は訳が有る筈だという。レイプ事件に誘拐まで起きたら、
この大学は存続の危機だとして、キースに仕事を依頼する。

キースはヴェロニカと共に仕事を分担しようと告げ、オレは
セルマの家族から事情を聞くので、ヴェロニカはパーティー
のスタッフから話を聞いて欲しいという。

ヴェロニカはリンダから話を聞く。当日のスタッフリストを
見せて欲しいと告げ、自分はオデル学生部長の依頼で調べて
いる事を語る。夕べセルマがウェイトレスと話をしているのを
目撃されている事を告げると、当日ウェイトレスはファーン
一人だけだった事を知る。
ファーンに逢うヴェロニカは、セルマと話をしていたことを
尋ねると、厨房にセルマ宛に電話が有ったので取り次いだだけ
だという。ファーンはまたパイ・シグがセックスクエストを
始めたことをヴェロニカに対して非難する。ヴェロニカが
以前にパイ・シグがレイプ犯ではなかったことを証明した為に
恨まれていたのである。

キースはセルマの豪邸へと足を運ぶ。
セルマの夫・バドに話を聞こうとするが、個人秘書だという
ブラントはバドに逢わせようとしてくれなかった。しかし
キースとブラントのやりとりを聞いていたバドは彼を部屋に
通せと告げる。彼は何でも私が誰かと会うのをシャットアウト
しようとして困っていると語る。セルマの件で尋ねると、
バドは仕事の件で悩んでいた事を告げ、彼女が改善案を出す
度に役員から反対されていたのだという。セルマが居ない間に
は彼女の弟のロジャーに会社を任せている事を告げる。
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■フラタニティとソロリティの対立

ハースト大には大小10個くらいこの手の社交クラブがあると
語られていた事が有ったけど、その中でも幅を利かせているのが
男性側のパイ・シグと、女性側のシータ・ベータの対立がある
のかな。パイ・シグの男性陣がまた馬鹿なことに、セックスク
エストなる点数制で女性とHをして競い合う姿。ホントアメリカ
の大学って頭が良いか馬鹿な人たちの集まりなのかって感じの
描かれ方。過去にヴェロニカが大学見学会に行ったシーズン2
の16話「キャンパス見学ツアーでは、パイ・シグが地下室
で行っているセックス・クエストをヴェロニカが暴いていたこと
が有った。

レイプ事件がある時にこんな事をするのだからまたもう止められ
ない。
チップが襲われ、髪の毛を剃られただけでなく肛門にイースター
エッグを入れられたというのだから凄い。まぁ入らないことも
なさそうだけど、卵を割らずに取り出す事なんて出来るのだろう
か?

■レイプ事件に迫る

ローガンとヴェロニカで見解の相違が出てきた。
ローガンは彼女となったヴェロニカの事が心配でたまらない
ようで、調査を辞めるよう指示。ヴェロニカは襲われた手前、
何者かの足音によっておびえる生活をしているけど、軽いPTSD
状態だね。でもヴェロニカもまたちょっと人のいない構内
を動き回りすぎるところが有るし、もう少し防犯意識は欲しい
ところ。スタンガンを持ってはいるけど、Kristen Bellって
体が小さいからちょっと不安があるね。

いよいよ今回レイプ事件が解明される。

■セルマ・ローズ失踪事件

突然レセプションの場から居なくなったセルマ。
この事件とレイプ事件を結びつけるというのは流石に無理だと
は思うけど、これまでの関係者が捜査の過程の流れに出てくる
となるとちょっと恐いものが有ったね。

セルマが出席したパーティーにファーンがウェイトレスをして
そしてセルマの犬の散歩係には、ハリーが担当していた。

バドにひっついているゲイの個人秘書が変な意味でミスリード
を誘っていたけど、ハリーと懇親にしていたセルマならば
当然社交クラブを廃止させるという流れは想定出来るものが
有るのかも。

セルマとバドは結婚10周年ということで、結婚は10年経過する
と相手に財産を半分分与せねばならないということで、セルマ
として交通事故以降、男性としてのプライドを見せようとして
女性と浮気しまくっていた夫に愛想を尽かして離婚しようと
していたけど、セルマがハリーと接触していることを知って
バドからは写真を流出させない変わりに10周年のその日まで
待ってから離婚するよう求めたようだ。


■レイプ事件の真相 -完結編-

チップの肛門の中に入れられたイースターエッグの中に、
謎の数字が書かれている。"CX I"、"CX III"。ローマ数字で
数字を変換するとそれぞれ、"111"と"903"になる。ウォレスに
この数字の意味を尋ねる中、ヴェロニカはこの数字が11/19/03
であると思い、2003年11月19日に何が有ったのかを過去の
ハースト大新聞で調べる。するとシーターベータの候補生が
屋根から落ちたとする記事があり、その人物はパトリス・ピトレリ
とのこと。

話を聞いていくウチにシーターベータの候補生がパイ・シグの
地下室で裸の検査があり、それをパイ・シグの生徒たちが
マジックミラー越しに見ているような事が有ること。
そして女性の欠点に対して、油性ペンで色々と体に書いていた
ということで、特にパトリスの事をマショマロちゃんだと言った
男子生徒のことが許せず、パイ・シグを消滅させる為に
レイプ偽装をして、その罪をパイ・シグになすりつけようと
していたようだ。

ただ流れを聞くと裸の件ではシーターベータの上層部も一部
パイ・シグとの関係を考えて精通していた部分があるんじゃない
のかって気がする。

シーターベータの訴えは分からないでもないけど、同じ女性まで
もウソで巻き込んで退学させたり傷つけたりしている訳で、
相当な重罪にも思えるな。


■その他

●ローガンとヴェロニカの亀裂

ヴェロニカは良い感じにまたローガンに気持ちを寄せていた感じ
もしたけど、電話に出ないという事はもう駄目だという事なのか。
ローガンも語っていたけど、ローガンには変わって欲しいとして
いるのにヴェロニカは変わろうとしない姿があった。

●食い逃げタイム

アメリカで結婚10周が経過すると、元々存在していた財産も
夫に分け与えるというものが有るようだ。

●ザ・フーの言うピンボールの魔術

●シンプソンズで言うならブラントはスミサーズ

●ライアンとテイタムのペーパームーンみたい

・Paul MinorのMade To Be Broken
・The Dandy WarholsのWe Used To Be Friends
・Kevin Foster, Kevin Foster, and Lee SmithのHere Comes Peter
Cottontail
・M. WardのPoison Cup
・Josh KramonのVeronica End Credits

ヴェロニカ・マーズ (Kristen Bell) 大学生、探偵、図書館でバイト
キース・マーズ (Enrico Colantoni) 父:元保安官、現在探偵
ウォレス・フェンネル (Percy Daggs III) ウェロニカの友達
ローガン・エコールス (Jason Dohring) ウェロニカの恋人
イーライ・ナバーロ (Francis Capra) “ウィーヴィル”、ヴェロニカの友
ディック・カサプランカス (Ryan Hansen) 生徒。ローガンの友

パーカー・リー (Julie Gonzalo) マックのルームメイト、尻軽
ストッシュ・ピズナースキー (Chris Lowell) "Piz"、ウォレスのルームメイト
シンディ・マッケンジー (Tina Majorino) "マック"。PCオタク
ドン・ラム (Michael Muhney) 保安官
ヴィニー・バンロウ (Ken Marino) 探偵
サックス (Brandon Hillock) 保安官

ハンク・ランドリー (Patrick Fabian) 教授、犯罪心理学
マーサー・ハイエス (Ryan Devlin) カジノのオーナー
サイラス・オデル (Ed Begley Jr.) ハースト大・学部長

セルマ・ハースト・ローズ (Patricia Hearst) ハースト大創設の孫
チップ・ディラー (David Tom) 生徒
バド・ローズ (Charles Shaughnessy) セルマの夫、車椅子
ニッシュ・スウィーニー (Chastity Dotson) 新聞部
ファーン・デルガド (Cher Ferreyra) ウェイトレス、学生
ウィルソン・ビーハン (Michael Charles Roman)
クレア・ノードハウス (Krista Kalmus) レイプされたと偽装
ブラント (Brian Kimmet) バドの個人秘書
ハリー・ピアット (Keri Lynn Pratt) セルマの犬の散歩係
ロジャー・ハースト (Scott Alan Smith) セルマの弟
テッド (Ryan Judd)
--- (Tim Sitarz) Mountain Man
モーティ (Kristopher Logan) ホームレス
リンダ (Linda Bailey Walsh) パーティープランナー
ボニー・カピスチラーノ (Carlee Avers) 女学生、ディックがH
ボブ (Colin Kim)
バーブ (Emily Happe)
--- (Kevin Foster) Conductor Frat Guy
--- (Lee Smith) Conductor's Buddy
--- (Chase Penny) Rival Frat Guy

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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