ホワイトカラー (2011年、アメリカ White Collar) シーズン3 http://mystery.co.jp/program/white_collar/

Jun. 21, 2011
第3話 情報源を探せ Deadline

脚本／Alexandra McNally 監督／Michael Smith
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ダイアナはピーターのオフィスに行くと彼から潜水艦の中に
有った積み荷の目録の中から2つの絵画の名前を翻訳して欲しい
と頼まれる。自宅で行いあくまでネットを使ったりグーグル
翻訳などは使うことは禁止だと告げ、誰に見られるか分からな
いと語る。ダイアナは1日か2日有れば翻訳出来る事を告げると、
その翻訳が終わったら、その資料をワシントンから来ている
FBIの芸術犯罪班・メリッサに渡して欲しいという。週末には
メリッサはワシントンに戻るのでそれまでに頼むと言われる。
ニールは二人の会話を仕事をしているフリをしながら見て
いた。ニールはモジーに電話すると、ダイアナが所持している
スーツケースのすり替え作戦を決行する事を語る。

ダイアナはFBI支部のオフィスを出る中、ダイアナに声をかける
ニール。ダイアナの注意を引き付けてモジーがすり替える作戦
だったが、ダイアナの元にクリスティという女性が来た為に
モジーは近づけなくなる。ニールに対してダイアナは自分の
恋人であるとしてクリスティの事を紹介する。ダイアナから
ニールの事は聞いているとし、笑顔が嘘くさい人物だと言われて
いるという。これから二人でバッボに行く事を告げるクリスティ
に対して、ニールは今週ダブルデートでもしようと誘う。

モジーはメリッサは金曜日まで居るのでなんとか盗み出す方法
を探す事を告げ、ダイアナを尾行する。

ピーターはジョーンズに対して、スクープ雑誌編集主幹のヘレン
アンダーソンが現在脅迫を受けているとして、彼女が勤める
雑誌社の上司・リーランド・シェルドンから身辺警護を頼まれて
いる事を語ると、シェルドンに逢いに雑誌社に二人でいく。
シェルドンはピーターたちをヘレンに紹介するが、ヘレンは
脅されているということをバラしたのが部下のメリンダだと
知って彼女を首にする。ヘレンは脅しなどいつものことだとして
それまで散々脅迫を受けてきた事を語り、私がFBIに情報を
渡したらそれこそ信用に関わる問題になると語る。警護など
必要はないとするが、ピーターはジョーンズに彼女に気が付か
れないように警護して欲しいという。しかし流石にそれは難し
いということになる。

ピーターはオフィスに戻るとダイアナに対してヘレンの雑誌社
に彼女の秘書として潜入させ警護して欲しいと頼む。ダイアナ
は子どもの頃にイギリス・マンチェスターにいた事があると
いう経歴を利用し、ヘレンも元々は北アイルランドで雑誌
エコノミストの記者をしていたのだという。同郷で同じ大学
だったことをアピールして、なんとか秘書面接に合格して欲しい
とし、ピーターは彼女に関する分厚い資料を渡すと、それを
全て覚えるよう告げる。ヘレンはとても気むずかしい性格を
しており厳しい人であることを告げる。

ニールはサラと逢う。
サラはクライアントからの電話で、遠隔監視警報システムの
テック98を破らなければならないが、ニックならば破れるかと
問う。コンパネからwi-fiで接続すれば簡単に破れると告げる。
一方ニールの元にはモジーから電話が鳴り、スーツケースを
盗む作戦は、ウォリー・バーンズ作戦で行こうと語る。
するとニールはサラにダイアナの彼女とディナーをすることに
なったのでサラも来て欲しいと頼む。

ダイアナはヘレンの秘書採用面接にいく。
ヘレンはとても厳しい人だった。ヘレンはダイアナは能力的には
問題がないが少し年齢が高いとしてそれだけで断ろうとする。
するとダイアナは去り際にヘレンの書いた記事の甘い一面を
指摘すると、ヘレンは気に入り雇うことになる。ヘレンは
ダイアナに私の生活全般の面倒を見るのが仕事であることを
告げ、二度と生意気な口は聞かないでと語る。

ダイアナは資料に目を通すと、ダイアナを脅している人物の
目星をピーターに伝える。製薬会社のP&Vの開発部のポール・
サリバンという人物がいる事を告げ、P&V社は医薬品局から
製品のリコールと違法製造の噂で査察が入っているという。
サリバンはその製品の開発リーダーだという。
ピーターはそれを聞いてニールと共に自分たちは医薬品局に
扮してP&V社にいく事を告げる。
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今回はなんと言ってもダイアナのパートナーの女性・クリスティ
が初登場。以前にニールがダイアナとの絡みの中で、君は
同性愛者だろうと指摘していたことが有ったけど、まさにズバ
っと言い当てていたという感じ。ニール自身は自分がデートに
誘ってもダイアナがまるで食いついてこないことで、ゲイだと
いう事を見抜いた感じなんだろうけどね。
ただダイアナの秘密を知る事で、また一つ秘密を共有した仲間
として、心理学的にもニールの中に、ピーターら仲間を裏切れ
ないとする気持ちも芽生えさせたことも有るのではなかろうかと。
ダイアナとクリスティの出会いは陶芸教室だったらしい。
やたらと映画「ゴースト」ネタが飛び出していた。

■雑誌記者・脅迫事件

記者のヘレンはピューリッツァー賞をもらうほどの記者。
日夜悪事を暴く為にリスクもいとわないという感じで、脅しなど
毎度のことだとして警護されるのを拒む。
そんな彼女を密着警護させる為にダイアナを潜り込ませるという
のはとても上手いアイディアだった。かつてピーターを潜入
させたエピソードも有ったけど、少しずつこういう潜入捜査という
展開にシフトさせていくのかな。

ザイバックスという抗生物質が治験中に問題があることが判明し、
製薬会社としては、商品開発にかけた金額を考慮するとリコール・
回収すること以上に和解金を払うことの方が安上がりだと感じて
その証拠をもみ消そうとしている。ただ流れからすると、医薬品局
からは認可を得ている感じだし、P&Vだけが問題なのかという
気がしないでもない。
流れとしては治験中の異常を示す薬は、正常な薬とすり替えられて
いるみたいな形だったけど、既に市販されている薬の副作用自体の
問題は解決しているということなのだろうか?

ダイアナが潜入するも凄い量の仕事。
それを協力して行く過程でピーターやジョーンズ、そしてエリザベス
を出現させた感じ。ピーターは完全に職権乱用って感じで、
スパイクボットというおもちゃを受け取っていたけどね。

ヘレンはダイアナが全ての任務を完璧にこなしたことで、彼女を
ヘッドハンティングしようとしていたけど、みんなでやっていた
と知ったらどう考えるのだろうか。でもダイアナは女性のキャリア
ウーマンに認められたという事実は相当嬉しそうだったね。
またダイアナがヘレンの面接を受ける際に年齢が高すぎるとして
いたけど、ダイアナってそんなに年齢が高く見えますかね?

■ナチスの略奪した美術品

ニールとモジーが今回掴んだのは目録の流れ。
前回マシューズとの流れでニールは目録の存在自体を掴んで
いたけど、あくまで口答で聞き出しただけなので証拠はない。

今回ダイアナがピーターから託された目録の翻訳に関して、
ニールとモジーが奪おうとするものが有った。

今までピーターはニールの行動はお見通しって感じだったけど、
ここのところピーターは冴えてない。
「BONES」のブース捜査官が先週のエピソード(S5の6話)の中で
オレの中のウソを見抜く能力が失われたと嘆くシーンが有った
けど、同じようにスキルを失ってしまうピーターを見ている感じ。
個人的にはニールの視線をピーターが知って、ダイアナに渡した
目録を敢えてニールに盗ませるような流れが有るのかと思って
見ていたのだけど、殆ど顔面通りだったのでガッカリ。
まぁまだシーズン3は始まったばかりなので、そういう核心を
突いた展開に持ち込まれるのも早いのだろうけどね。

Wally Burns作戦とやらが決行されたみたいだけど、何を意味して
いたのだろうか。行動自体は、ダブルデート作戦みたいな感じ
だったけどね。


・チャーチル

「困難を乗り越えることはチャンスを勝ち取ることである。」

モジーがニールに語った言葉。