オークションハウス 
Auction House (2007年MBC)

演出:ソン・ヒョンソク、キム・デジン、イ・ジョンヒョ
カン・デソン
脚本:キム・ナムギョン、チン・ホンス、クォン・キギョン
キム・ミヒョン


第2話 消えた楽園

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第86回の美術品のオークションが迫る中、出品される作品の
下見会が行われることになる。
作品は温度調節が行われる収蔵庫へと入れられるが、今夜は
電気の点検のために一時間ほど館内の電気が止められる事に
なるという。
下見会ではマスコミも入りその賑わいが報道される。
当日現場で入札できない人には書面入札する手もある事をヨンス
は来場者に説明する。しかしヨンスは丸三つが描かれる絵が
3億ウォンもする事実に驚いていた。漁場で働く父親に昼休み
に電話しその事実を伝える。しかし父親から普通の丸3つを芸術
に見せるなんて凄い才能ではないかという。

ヨンスは雑誌を見ると、憩いの場"モナリザ茶房"という店が
取り上げられているのを知る。
下見会が終わり、その時チョコレートによって一部の絵が汚さ
れる事件があり、絵を復元室へと運ぶ。その過程でヨンスは
盗難防止チップが有ることを知らずに思わず館内から運びだそう
として失敗する。復元が終わった後には収蔵庫に入れて置いて
と言われる。
復元室にはユジン画材の店員が荷物を運びに来る。

オークション当日。
今回のメインとなるべき、ユン・チャンギ画伯の"楽園"が収蔵庫
から消えて無くなった事が判明する。収蔵庫には"楽園"の変わり
にモナリザの絵はがきが一枚貼られていた。この事が世間に
知られれば誰も美術品を預けなくなってしまう為に下手に盗難届
も出せない状況だった。しかし"楽園"が出なければ大騒ぎに
なることは間違いなく、警察に届けようとミン理事は告げる。
しかしユンジェは探そうという。ヒントは絵はがきであり、きっ
と何かが有るはずだという。競売会は5時から。幸いまだ8時間
の猶予があるとする。しかし最悪盗難の事実を隠したことになる
として難しい対応が迫られる。
ヨンスはモナリザの絵が提示されている喫茶店の事を雑誌で読ん
だとしてまずはそこに向かうことにする。絵はがきに付着して
いる成分分析をするようスタッフたちに命じる。

喫茶店に着くと店はレプリカだらけだった。次のヒントはレプ
リカなのか?とユンジェとヨンスは頭を抱える。しかし店内を
見渡すと何故か一枚だけ韓国の画家の絵"晩鐘"が飾られている
のを知る。店員に尋ねると一人の帽子を被った客に頼まれたの
だという。今そこに居た人だと言われて外に出ると、帽子を
被った男はコチラの動きに気がつき逃げ回る。

一方オークション会場では、マスコミのユ・ミニョン記者が
ネタを探して館内を嗅ぎ回っていた。ドヨンが思わずユンジェ
は絵を探しに行っていると告げてしまい危うくバレそうになるが
ミン理事が上手く誤魔化す。

ヨンスはユンジェから"楽園"に込められた絵の意味を知らされる。
これはユン・チャンギが自殺する直前に書いた絵であること。
ユン・チャンギの絵を所蔵する美術館のノ館長から話しを聞く。
当時の芸術家はみな生活に困っていたが、チャンギの場合長男
を栄養失調で失っていること。彼はその後楽園を完成させてから
死んだこと。恐らく家族に負担を掛けたくなかったのだろう
との事だった。当時絵を購入したのは私くらいだったと。しかし
楽園だけは最後まで売ろうとしなかったと。しかしそれでも最後
には楽園を売るまで遺族は貧窮し、その後家族とは連絡が取れな
くなっているという。
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オークション会場から絵が盗まれる!!

どうやって絵を会場から盗み出すのかが一つのミステリーとして
面白い様に描かれている。
出来ればもう少しセキュリティの厳しさを強調していると面白い
流れなんだけどね。
特殊絵の具を使って盗み出す方法論については何処かのドラマで
見たような気がする。

どのように犯人捜しをするのか?

ある意味ではこの流れに説得力があるのかどうか。
ヒントは"モナリザの絵はがき"だけだけど、何故"モナリザ茶房"
に犯人が居たのかとか、その辺はやや腑に落ちない流れがある。
テレビ埼玉版では分からなかったけど、あの絵はがきはこの店
で配られていたものなのかな?

絵を盗む意図は?

単純に美術品が金の価値だけでは図れないことを示すための意図
が存在している。
画伯の家族がその絵を求める気持ちとコレクターや投資家が絵を
求める気持ちの違いを面白いように浮かび上がらせた。

父親の絵なのに家族が一枚も持っていないというのは確かに悲し
い事かも知れない。

犯人はキム・ヨンチョル

ユン・チャンギの次男らしい。長男は餓死して死んだと言われて
いたものね。
鍾路区・梨花洞(チョンノク・イファドン)に住んでいる犯人。随分
良いところに住んでいるんだよね。

扉の鍵を手慣れた様子で壊すヨンスが笑えた。

収蔵庫の温度調節が止まった為に完全犯罪を防ぐことが出来た。

電気が止まって他の美術品は大丈夫なのかって気がする。


ヨンスの父・マンヒは贋作画家

演じているのはチョン・インテクさん。
ちょうど現在見ている「華麗なる遺産」でもウンソンの父
ピョンジュンを演じている。過去には「チャングムの誓い」での
ユンス役、「チェオクの剣」のトクス役を演じている。

この人贋作画家だったのね。その関係なのかどうかは知らない
けど一応娘には美術関係の血が引き継がれているのね。

宝石担当の社員・チョン・ナギョン。

演じているのはイ・ユジョンさんだけど、この前までフジテレビ
で放送していた「太陽の女」でチョ・ヒョンジュを演じていた
人だ。今BSで放送している「冬鳥」のユンジ役、深夜にテレビ
東京で放送していた「ラブストーリー・イン・ハーバード」の
ファン・ユンミ役の人ね。


チャ・ヨンス …… ユン・ソイ (主人公)
オ・ユンジェ …… チョン・チャン (メガネの人)
ミン・ソリン …… キム・ヘリ (理事)
チョン・ナギョン …… イ・ユジョン (宝石、アンティーク担当)
ナ・ドヨン …… チョン・ソンウン (ワイン、美術担当)
キム・ウンテ …… チャン・ヨン (ウィルオークション社長)
ホ・ミョンファン …… チェ・ジョンウォン (復元作業)
ユ・ミニョン …… オク・チヨン (記者)
チャ・マンヒ …… チョン・インテク

キム・ヨンチョル …… ピョ・チョルファン (チャンギの次男)


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