告発 〜国選弁護人 (2011年1月期・テレビ朝日・木曜21時枠) 脚本 ： 竹山洋(1)(2)(4)(5)(7)、吉本昌弘(3)、ちゃき克彰(6) 演出 ： 藤田明二 チーフプロデューサー ： 五十嵐文郎 プロデューサー ： 内山聖子、藤本一彦 http://www.tv-asahi.co.jp/kokuhatsu/

第7話 最終章?殺人時効の女帝!!
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佐原と純子は鶴子のウェディングドレスを見に行く。
そんな中、暫く顔を見せていなかった岡部雅也の姿を目撃。
彼は高級外車に乗り込むのを見て、佐原はタクシーに乗って
彼を追跡。岡部の顔が異様な緊張感に包まれているのを佐原は
見逃さなかった。

佐原が付いた先は赤坂グラントホテルだった。
そこには東京地検の検事・柳田淳朗の姿があった。検察は民政
党の藤尾定道の追求に関して、今でも若手は諦めていないのだ
とし、現在彼はここで藤尾派の金庫番である石川財閥の会長・
石川松子と逢っているという。
雑誌"月刊潮流"の中で、石川松子は藤尾に対して引退勧告を
示唆するような発言をしていた事でマスコミも注目していた。

石川と藤尾が出てくると、突然人々が居る前で銃声が聞こえる。
銃弾が当たったのは藤尾ではなく石川の腕だった。

二日後、鶴子と佐藤は結婚式を挙げるために帰国。みんなで
朝食を取っているとそこに柳田検事が来る。石川は軽傷だった
事を聞き狙撃された格好だが、藤尾を狙ったと見せかけて恐らく
藤尾が引退勧告をした石川を狙ったものではないかと推察され
ていた。しかし石川と岡部弁護士の関係は一体何なのか。

そんな中、岡部は純子の店にステーキを食べに来る。
佐原は岡部の姿を見て、かつて妻を失った際に岡部に励まされた
時のことを思い出す。佐原は岡部に会うと、今度鶴子が結婚する
ので証人になってほしいと語る。そんな会話を聞いていた鶴岡は
岡部に対して、石川とはどんな関係かと直接的な質問をする。
岡部がここにきた目的は佐原に預けておいた弁護士バッヂを
返してもらう事だという。石川との関係に於いては弁護士とし
ての守秘義務を理由に語らなかった。岡部は先日佐原が夢の
中に出てきた事を語る。

岡部は自分をスキャンダル事件ではめた岸田と面会していた。
岸田は岡部に自分の弁護をして欲しいという。貴方は石川が
人殺しをしたのを隠したのでしょう?として、記者の中原洋子
から聞き出したネタを彼にぶつける。しかし岡部は君の弁護は
したくないとし、何故俺なのか?と問う。すると貴方が悪くて
ずるくて悪魔のように頭が良い弁護士だからだという。

その直後、岸田は岡部と共に警察に自首し、記者会見の場で
改めて自分にかけられている殺人及び殺人教唆に関しては潔白
であることを訴える。
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佐原は久しぶりに親友の岡部弁護士の姿を見る。
彼は事もあろうか自分のことをスキャンダルでハメて弁護士
人生を棒に振るわせようとした岸田麗子の事を弁護していく
ことになる。佐原は辞めるよう説得するが・・・

岸田麗子の件はあれはあれで終わりなのかと思っていたけど
結局政治家の問題と絡めて、掘り下げて行くことになるのね。

佐原と岡部の法廷での対決を最後に持ってくるのかと思わ
せるも、結果的に刺客に刺されてその対決も無くなりそうだ。

問題は石川が何故録音テープを持っているのか。
30年も前の秩父・武甲山での顛末が未だに掘り起こされる所
は面白いが、一瞬WOWOWの「マークスの山」的事情が隠されて
いるのかと思わせた。
吊り橋から落としたときの記憶が曖昧であるところは、4話と
5話の被疑者・清水熱子に通じる所がある。

自分に刃を向けてきた事、そして岸田事件に置いては佐原の
事を裏切った岡部のことをどうしても憎めずに居る所など
佐原の複雑な心境が伺える。

最後に刺客が店にいる辺り、ぞっとするものが有った。
ここまで政治家の圧力があからさまなものがあると、藤尾も
簡単に足が付きそうな感じもするが・・・