ミディアム 霊能者アリソン・デュボア
Medium (シーズン4)

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第7話 陰謀の炎 Part1 Burn Baby Burn, Part 1

脚本/Javier Grillo-Marxuach
監督/Leon Ichaso
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アリエルは登校するとクラスメイトのオーウェンの視線の先に
居た女性が突然灯油を被り
焼身自殺を図るのを目撃してしまう。
しかしアリエルが見た夢だった。アリエルの枕元には、
ジャン
ヌダルクの犠牲
という本が置かれており、それを読んだ影響で
夢を見たのか。

ジョーは打ちっ放しのゴルフにいくと、ジョーの父が一緒に練習
しており、息子に対してもっと練習して良いコーチをつけた方が良い
という。良いコーチが
タンパに住んでいるので家族と行ってみろという。
遊びに行くヒマも金も無いんだと言うと、
カリフォルニア州
ディズニーランドにでも車で行ったら良いとし、街を出ること
を強く薦める
という。ジョーの元に電話が鳴ると
絶対にその電話
には出るな
と言われるが・・・

アリソンの見た夢だった。ベッドの隣にジョーが居ない事を
知り部屋の外に出ると、ジョーは実家の母・マージョリーに金を借りる
ために電話していた。更に今週ここに母は遊びに来るとの事だった。
アリエルは起きだしてきてジョーに変な夢を見た事を告げるが
まだ学校までは一時間眠れるので寝なさいと諭される。

スキャンロンの元には何度も電話が鳴るが一切出ようとしなか
った。隣に寝ていたリンは、女性からの電話ではないのか?と
問うが、スキャンロンは携帯を見せる。すると消防署からの
電話だった。今日は火曜日。リンは
スキャンロンもストライキ
の一員に関わっている
のか?と問い、噂が本当ならば市庁は大変
だという。全警察官が休めば市長に苦情が殺到して、労働交渉
にも影響が出るという。スキャンロンはリンに対して、警察官
だってもっと大きな家に住んで車に乗っても良いだろうと
告げ待遇の改善を求めるが・・・

朝食の際に、アリソンはジョーの母が来る事に対して、新聞沙汰
になっているアリソンの事情の件で話していない事が気になる
という。
15年も付き合っている中で私がどういう人間なのかを
話していないとしたならば、私ならば傷つくだろうし怒るだろ
うという
。しかし母は会うことを楽しみにしていると言っていた
との事だった。

スキャンロンは仕方なく電話に出ると火災現場に行く。
すると焼死体が発見される。恐らくこれは放火によるものだと
いう。

アリソンの元にシンシアがやってくる。
シンシアは
フェニックスの地は好きだが実績を上げないとデン
バー
に飛ばされる事を告げ、そうなると私たちの関係も終わり
になると説明する。
アメリティップスが扱っている未解決事件
のファイルをアリソンに預けていくので何か閃いたら連絡が
欲しい
という。

一方アリエルの学校では授業中、担任の教師がオーウェンを
呼び出し校長が呼んでいるという。アリエルはオーウェンの
行動を注意深く見ていると、校長から何かを言われて項垂れて
崩れるのを目にする。それを見て恐らく母が亡くなった事を
聞かされたのではないかと考える。

アリエルはアリソンに夢を見た事を話す。しかし詳しい内容まで
は話さなかった。私がオーウェンに話していれば助ける事は
出来たのかと項垂れるが、15歳の貴方ではまだ人助けは無理
だと告げる。
そんな中、ブリジットとマリーは、お婆ちゃんが来ることを
知って自分の部屋に泊まって欲しいと紙に書いてアピールする
のだった。しかしジョーはお婆ちゃんは高齢なので一人でゆっ
くり眠らせる為にもアリエルの部屋を使ってもらうという。
アリエルは民主主義なのだから多数決で決めようと言うが、
この家では独裁主義だと語る。

スキャンロンの元に電話が鳴る。
全焼火災で亡くなったのはメアリー・ステイシーとの事だった。
夫は6週間前に家を出離婚協議中だったとのこと。昨日
夫の
車が火災のあった現場で目撃
されており、家ではケンカの声が
聞こえ、彼の車が立ち去った後に家に火が付いていた事を
目撃証言から得られていた。

一方その夜アリソンはまた別の夢を見る。
売春婦の女性・サリーが紳士風の男性・レオに連れて行かれ、男は
歯科医で職場へと連れて行かれる。そしてそこで歯科医に
注射で眠らされる夢だった。アリソンは目覚めると、すぐに
シンシアからもらった資料ファイルを見て、その中の一人
サリーである事を確認する。

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いよいよジョーにもオヤジさんの霊が見られる様になったのか
と思わせるオープニングのエピソード。
しかし当然ジョーの父が見えるということはアリソンの夢であ
り、今回の夢は、アリソンが二つの夢を見て、アリエルが一つ
夢を見た事で、色々とシナリオの交錯する展開であり単純な様
で複雑な感じにも思えるようなエピソード構成だった。

何よりも弁護士という立場のデバロスと刑事のスキャンロン
の対立の構図が見ている方としては、ちょっぴり寂しさを
覚える所に繋がっている。
スキャンロンとしては仲間を裏切ってまで捜査をしているのに
ね。

ただデバロスもスキャンロンとしてもこの調子でいけばそう
悪い展開にはならないのかなと思うところも有って、安心して
見ていられるかな。

気になる要素はいくつもあったけど、ジョーの父が示唆して
いたこの街を離れろ!という流れとリンクして、警察官が
仕事をボイコットする流れが有ったので、街が犯罪者で溢れて
デュボア家を襲うのかと思って緊張するものも有った。

CSI:NY515話「パーティーの裏側ででもニューヨーク
市警はブルー・インフルエンザと称したストライキを起こす
事が有ったけど、スキャンロン一人が動くことで、この先彼に
不利益が及ばないか心配だね。

今回の流れはアリエルもまた重要な役割を担っていた。
もう少しアリソンが娘の夢に関しても敏感になってあげれば
良いのに、もの凄く扱いがぞんざいになっていた。
旅行好きだという妻が死を匂わす行動を持たずに亡くなった
という事を聞いて、リンガー 〜2つの顔〜ではないけど
死を偽装してバルセロナに逃げたんじゃないのかと思う所も
有った。

アリソンの予知能力がどの程度のものか分からずに、ジョー
の母親がアリソンに触れる際に、どこまで自分の将来を見通さ
れるのか心配しているものが有ったり、アリソンが反対せずに
家に迎入れたこととか、アリソンとジョーが優しく接してくれ
ている事に対して、全てを見通されていて、自分の命に後先が
ないと判明しているからこそ優しくされているのではないかと
する勘ぐり深い一面が出て来てしまうのではないかという感じ
がして、色々と母親の不安な心情が見て取れるけど、肝心の
ジョーは全く気がついていない様で、なんだか複雑。

因みにジョーの母・マージョリーは過去、シーズン1の14話
無罪と有罪
に登場していて二度目の出演。

アリソン・デュボア (Patricia Arquette) 能力者
ジョー・デュボア(Jake Weber)(アリソンの夫、数学者)
マニュエル・デヴァロス (Miguel Sandoval) 検事アリソン上司
アリエル・デュボア (Sofia Vassilieva)(アリソンの長女)
ブリジット・デュボア (Maria Lark)(アリソンの次女)
リー・スキャンロン (David Cubitt) 刑事アリソン同僚
リン・ディノヴィ (Tina DiJoseph) 副市長
マリー・デュボア (Madison Carabello) 娘
リリー・デヴァロス (Roxanne Hart) マニュエルの妻
トム・ヴァン・ダイク (John Prosky) 副検事
シンシア・キーナー (Anjelica Huston) "アメリティプス"
ハンナ (Holliston Coleman) アリエルの親友

マージョリー・デュボア (Kathy Baker) ジョーの母
グラハム・ステイシー (Paul Fitzgerald) メアリーの夫・別居
レオ・クレイン (Grant Shaud) 歯科医
メアリー・ステイシー (Gretchen Egolf) 焼身自殺?
--- (Bruce Gray) ジョーの父
サリー・グリーア (Natalia Baron) 被害者の女性
オーウェン・カーンズ (Bret Loehr) アリエルの同級生
--- (John Sloman) Fire Brigade Captain
リード校長 (Steve Owsley) アリエルの学校
Ms.マクリール (Emily Wing)
--- (Robert Maxhimer) Man Behind Counter
ブロック (John Cothran Jr.) 判事

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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