私はラブ・リーガル
Drop Dead Diva

曲/Jason Mraz featuring Colbie Caillat “Lucky”
曲/Fergie “Big Girls Don't Cry”

http://www.dlife.jp/lineup/drama/dropdeaddiva_s1/





第4話 愛しのデヴィッド・ベッカム The Chinese Wall

脚本/Thania St. John 監督/Lawrence Trilling
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ジェーンは買いたかったハイヒールを購入するも、横幅が合わず
はけずにいた。ヒールで脹ら脛を綺麗に見せようと思ったのに
と嘆く中、フレッドステイシーにあげるならば僕が持って
いくという。
ステイシーに完全にご執心のフレッドはなんとか
彼女との関係を取り持ちたいと考えるが、ジェーンは彼女の
性格を知っており、フレッドには無理だと告げるが、ジェーン
が所持している恋愛映画のコレクションを見て分かった事が
有るという。恋愛には粘り強さであり最後は根気の勝負だと
いう。
映画「めぐり逢えたら」トム・ハンクスメグ・ライアン
と結ばれたのもそれだという。

そんな中パーカーから依頼人が来ていると言われるジェーン。
依頼人がデビッド・ベッカムだと聞くとキムが突然しゃしゃり
出てきて私がメインでジェーンはサブをしてという。彼には
ヴィクトリアという妻が居るのだと語るが、キムはそれでも
好きだという。
いざ応接室で依頼人と会うと、そこに居たのはウォレス・ハフト
と犬のベッカムが居た。ベッカムはショーで優勝するほどの
優秀な犬・ゴールデンレトリバー犬であり、この子はクローン
犬だという。20万ドルの大金を使い
BFFバイオテック社でクロー
ン犬を作ってもらったが、外見はソックリだが一世と違って
全く言うことを聞かないバカ犬だという。20万ドルの金を取り
返して欲しいという。

そんな中、事務所にはボビー・ドブキンズグレイソン
尋ねてやってくるのを見ると、ジェーンは思考が停止する。
あれは私(デビー)の母だという。しかしフレッドは、君はもう
デビーではない事を告げるが、何でも打ち明けられる友達の
親子だった事を告げ、逢いに行くとして強引にグレイソンの
オフィスに入っていく。ジェーンは話を聞く前から二人の間
に立ち、グレイソンが担当するならば私がヘルプとして入る事
を宣言する。しかしグレイソンは既にボビーの夫であるジョー
と契約を結んでいるので担当できないという。何故ここな来た
のかを尋ねると、何と
両親が離婚しようとしている事を知る。
理由はデビーが死んだ事によるものなのか?と問うと、ジェーン
悲しみは感情を乱して正常な判断を鈍らせるとして、まずは
話し合いをすべきでは無いか?という。グレイソンが父親側を
担当するのであれば、私がボビーを担当するという。
同じ企業間でも利害が一致する場合
"チャイニーズウォール"
使って情報の壁を作れば良いのだと語る。グレイソンは大事な
人なのだから扱いには注意する様ジェーンに告げる。

ベッカムの件で法廷に立つ。
オースティン判事の下で、相手のハクスリーの代理人ポールマン
と戦う事になる。ベッカム一世は2007年ベティグリーカップで
グリーンリボン(優勝)した犬だが、今年二世が出場したが
予選すら抜けられなかったという。犬に関しては全く同じ
プログラムで教育したのにダメだったと告げる。外見だけが
同じで、それはまるで
ポルシェの車にヒュンダイのエンジンを
乗せているようなもの
だとすると、ポールマンは寧ろ運転する
ドライバー側に問題が有るのではないか?と反論する。一世の
事を溺愛しすぎていて、二世の存在を認めていないだけだと。
そんな中、ジェーンに対して廷吏のハンクがやたらと笑顔を
振りまいてくることに気がつく。ジェーンは気味が悪いとするが
テリーから話を聞くと、なんと一年付き合っていて先日はデート
している事を聞かされる。

一方フレッドは相変わらずステイシー攻略を考え居た。
46本の映画を見たという彼は、空港に彼女を迎えにダッシュする
か、そりとも人混みの中で愛の告白をすれば女性は落ちると
考える。

事務所にドブキンズ夫妻がやってくる。
ジョーの姿を見ると、思わずジェーンは握手ではなくハグする。
これが我が弁護士事務所の方針だと。ジョーの財産リストを
提示されると、ジェーンは既にそこまで離婚の話が進んでいる
事を知り、26年の結婚生活を壊しても良いのか?と思わず興奮
する。もう一度向き合って話し合うべきではないか?とするが、
グレイソンは話がまとまり掛けているのに混乱させるなと
告げる。離婚のきっかけがデビーの死であるならばやり直せる
と考えるが、グレイソンはジョーが自分の元に来たのはデビー
が亡くなる前の事だと聞かされる。ジョーがそれを知りつつ
デビーに話さなかった事を知ってジェーンは激怒。そして
妻にその事実を隠していたと言うことは財産を隠す時間が
欲しくて時間稼ぎをしていたのではないか?と疑っていく。

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■相変わらずテーマは一貫している

中身がジェーンではなくデビーのジェーン。
犬のエピソードを通して、クローン犬の姿形と能力・愛情の
問題はジェーン自身の問題に繋がっていきそうな内容だった。

■バカ犬ほど可愛らしい?

賞を取れるような犬ではなかったけど、主人と犬という関係
を取り外して、自分の近くに居てくれるという犬の姿に
実際にはウォレスも愛情を感じていたようだ。ただそうなって
くるとあわよくば金が欲しくて訴えていたのかという感じにも
思えてきてしまうモノが有る。

■アジアン色の強い内容?

チャイニーズウォールなんていう言葉が何度も飛び出す所は
面白かったし、その話を聞いていたテリーが私はコリアンだ
とした所も笑えた。

ヒュンダイ車のエンジンを小馬鹿にするようなシーンを見る
と韓国人から相当な批判を浴びるであろう事は明らかだけど、
このドラマに出てくるテレビの多くはソニー製だし、ボビー
が使用している携帯電話は、ソニーエリクソン製のものだった。
アメリカでもソニーエリクソン製の携帯って売っているのね。

■犬のDNAの取り方が笑える

ただ犬を怖がっている人が犬に顔を近づけることが出来るのか
という感じもしたけどね。鼻を近づけてとテリーが言った時には
その後の展開は想像出来るモノだったけど、犬の飼い主に許可
なくDNA取っても良かったのだろうか?

■両親の離婚

デビーの両親が離婚するというエピソードが今回描かれた。
悲しい事だけど、話せない事情が至る所に散見していて、
デビーは自分の事ばかりで実際には家族の事、そして恋人の
事を見ていなかったのではないか?と思わさせるものが有る。

両親は既にデビーが高校時代から心は離れていて家庭内別居
状態だったという。26年の結婚生活も娘無しでは成立しないと
いう所か。

■フレッドとステイシー

フレッドに脈は有るのか?って展開なんだけど、地上のことを
何にも知らずに映画を見て勉強している憎めない人物。
「めぐり逢えたら」「愛と青春の旅立ち」「セイ・エニシング」
に影響を受けていた様だ。

■俳優達

デビーの父・ジョーを演じたのはMark Moses。
現在放送中のデスパレートな妻たちシーズン7では、
ポール役としてウィステリア通りにカンバックして暴れています。

デビーの母・ボビーを演じたのはSharon Lawrence。
奇しくも「デスパレートな妻たち」にシーズン1の#6#10#16
でメイジー役として出演している彼女。NYPDブルー 〜ニュ
ーヨーク市警15分署
の検事・シルヴィア役などにも準レギュ
ラーで出演。

廷吏のハンク役にはDavid Berman。
なんとCSI:科学捜査班の検視官のデビッド役の彼が
登場。友達みたいな形でまだまだジェーンとは絡んでいって
欲しいね。

ジェーン・ビンガム (Brooke Elliott) 外見は冴えない、やり手弁 護士
テリー・リー (Margaret Cho) ジェーンのアシスタント、友達
グレイソン・ケント (Jackson Hurst) デビーの元婚約者
キム・カズウェル (Kate Levering) ジェーンの同僚・ライバル
ステイシー・バレット (April Bowlby) 一流モデルを目指すルーム メイト
フレッド (Ben Feldman) ジェーン(デビー)の守護天使
ジェイ・パーカー (Josh Stamberg) 法律事務所代表
デビー・ドブキンズ (Brooke D'Orsay) 一流モデルを夢見るブロン ド美人

ボビー・ドブキンス (Sharon Lawrence) デビーの母
ジョー・ドブキンス (Mark Moses) デビーの父
ハンク・スペンサー (David Berman) 廷吏、ジェーンと元恋人
ウォレス・ハフト (Diedrich Bader) 飼い主、原告
--- (Dwayne Boyd) Security Guard
アル・ハクスリー (Joe Knezevich) 博士
ジム・ホールマン (Lee Spencer) 被告側弁護士
オースティン (Veda Wilson) 裁判長
--- (Ricky Muse) Shar Pei Man

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