11 Feb. 2013
第16話 母の決断 The Lying Game
脚本/David E. Kelley 監督/Tom Verica
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クロエ・ヒギンスは、離婚した夫のジェームズから脅しを
掛けられているとして、警察にも被害届を出したがまるで話を
聞いてもらえなかった事も有り、入り口の所に扉を開けると
銃が発砲されるように自衛策を採っており、ドアには無断で
開けると銃弾が飛ぶことを書いて置いたがそれを無視して
ジェームズがドアから入ったことで、銃弾が飛び出しジェームズ
に当たって死亡したのである。しかしクロエは弁護士である
キャシーに私は銃弾は入れていなかったのだと語る。
キャシーとオリーはクロエから話を聞く。
二度に渡って裁判所に保護命令を求めたが二度共に却下された 事を受けて、自己防衛の為に銃を仕掛けていたこと。ボードには
きちんと注意書きをしていたこと。彼は正常ではなかったのだ という。
一方ハリーの元にはタバコ訴訟の件で争ったサム・バーマンが
やってくる。サムは陽気な姿で"元気か友よ!"とハリーに語る と、以前よりも気分が良いという。サムは協議中に自分で
誤ってネイルガンを自分のこめかみに向けて打ってしまい、 頭に刺さった状況の中で取引してしまった事を受けて、判断能力
を失っている間にハリーによってつけ込まれて和解交渉させられ
たことを告げる。私はあんたが正常だと思ったことはないと いうハリー。サムは和解は無効にしようと告げ、変わりに
ハリーの弁護士資格剥奪は要求しないという。ハリーはその 提案を拒否すると、私が指を鳴らせば君は全てを失うことになる
のだぞと語る。しかし勝手にすれば良いとしてそんな要求には 応じないと語る。
アダムとハリーは訴訟に備えて、トミーの弁護が必要だと考える。
一方リサはチュンホアの元に行くと、あんたが理由もなく
靴屋の女性店員を全て解雇したことは、貴方が女性好きだから であり、私のことが好きなのでしょと問う。私のことを好きに
なっても良いと告げ私も貴方が好きだと語る。
クロエの元夫・ジェームズ殺害事件に関して裁判が始まる。
ギルデア地方検事はクロエが夫を殺害した件で事の経緯を
語る。裁判官室でクロエとジェームズが話合った後に、クロエ はジェームズが室内に無断で入って"寂しい"と口紅を使って
鏡に書いたと主張しているが、クロエは裁判官室での協議を 終えた後に、今度ウチに入って来たらあんたと撃つと言っていた
ことを語り、クロエが殺害したのだという。 オリーはそんなギルデアに対して、当時クロエが感じていた恐怖
は本物だと思うか?、そして彼女が人殺しに見えたのか?と問う と、警察に通報する程にクロエが猟奇的に見えたのかと厳しく
問い詰める。オリーの反論は的を射ている為に有利に思われた。
法廷での審問を終えると、オリーとキャシーは司法取引すべき
事を語る。本当のことを言ってシェルビーを適切な施設に
入れるべきだとし、治療が必要だとするが、娘を施設に入れる なんて出来ないという。しかし現状では正当防衛を証明出来る
のはクロエだけであり、そのクロエに法廷では証言させられない
事を語る。何故できないのかとクロエはキャシーたちに尋ねると、
依頼人が嘘をつくと分かっていながら証言をさせてはいけない
というルールがあるのだという。更にこの件で私たちを解雇
して別の弁護士を雇ったとしても、嘘を付くと分かっている 以上、私たちにはそれを報告する義務があるのだという。
クロエが付いているウソとは、銃弾を込めたのはクロエでは なく娘のシェルビーだという事を話さず、あくまで正当防衛
としてしか証言していなかったのである。クロエはハリーと 話がしたいと語る。
キャシーはハリーの元にクロエを連れて行くと、何とか私たち は過失致死に持ち込もうとしたが、検事は第一級、又は第二級
殺人の主張を貫き通している事を語る。シェルビーが弾を 入れたことは明らかだがクロエがそれを語るのを拒んでいること。
今後の法廷での展開として、検察はもう一人だけ証人を呼ぶこと が出来るのだとし、その次はクロエの証言の機会があるのだという。
ハリーはそれならば申述方式で証言させたらどうかと告げる。
しかしそれだとウソをつくのと同じであり、陪審員からも 印象が悪くなるという。クロエは申述方式とは何かと尋ねると、
弁護士からは一切質問することなく、一人で全てを証言する ことだという。しかし今の時代、陪審員はドラマなどを見て
賢くなっている事を告げ、申述方式での証言をすれば大抵 嘘を付いていると思われるのだという。ハリーはこれを担当して
いる判事は誰かと尋ねるとカークランドだという。
一方フィービー・ブレイクがハリーの弁護士事務所へとやって
くるとアダムに声を掛ける。召喚状を持ってきた事を告げ、
この事務所がサムによって訴えられたのだと語る。サムが 貴方を雇ったのかと問うハリーに対して、フィービーは何故
私が雇われたのかは分からないが、個人事務所としてやっている 私にとってはレベルの高い弁護だと語る。その為に早く和解
したい事を告げる。和解金を戻せば資格の剥奪は防げるとする が、私が300万ドルも渡すと思うか?と問い、フィービーのことを
グウィネス(バルトロー)扱いする。しかし私も手ぶらでは帰れない とすると、ハリーはトミーに意見を求める。するとトミーは
ゼロ円でどうか?と告げる。 そんな中、アダムの元にリサがやってきてチュンホアの件で 相談があるというのだった。
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