レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀
Leverage シーズン2

製作総指揮:ディーン・デヴリン
製作:エレクトリック・エンターテインメント

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951
http://www.fujitv.co.jp/leverage/




 

 

Jan. 27, 2010
第12話 ファベルジェの卵 The Zanzibar Marketplace Job

脚本/Melissa Glenn、Jessica Rieder 監督/Jeremiah S. Chechik
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ウクライナのキエフ
展覧会に飾られる予定だった
ファベルジェの卵のことを、
キエフ美術館で鑑定していた鑑定士のマギーは、突然誰も居な
いハズの館内でスタンガンを押し当てられて気絶する。
目が覚めると、突然地元キエフの警察官によってマギーは
ファベルジェの卵の盗難容疑で逮捕される。

ハーディソンは二週間
東京に観光旅行に行かないかとパーカー
に語る。
その間、ネイサンとタラ、そしてエリオットたちは、次に
チームが扱うべき案件を選定していた。あまりに助けを求める
通知が多いのを見てタラは全部は助けられないと語る中、
ネイサンが酒を飲んでいる事を知る。

そんな中、チームが集まっている店にジム・スターリング
入店する。いち早く気がついたネイサンはエリオットに対して
暴力は振るうなよと告げる。エリオットは何の事かと思うが
振り向くと自分たち
チームを壊滅させたジムが立っている
のを知って激怒し殴り飛ばす
。暫く放置していたネイサン
だがエリオットが少し手を休めた頃、ジムから話を聞く。
今日は仕事を頼みに来たのだという。エリオットは何を言われ
ても組むつもりはないという。

ジムはファベルジェの卵について説明する。ロシアのニコライ
二世が作らせたもので、現存しているのは69個。価値にして
900万ドルはくだらないものだという。展覧会の準備のために
マギーが鑑定していたが、突然彼女は盗難容疑でキエフの
留置所に入れられ、保釈無しで裁判に掛けられそうなのだ
という。ネイサンはジムの会社が請け負っているから取り戻し
たいだけなのだろうとするが・・・
所有者はアレクサンダー・ランディという国際不動産業者で
アメリカ大使館に勤めているとのことだった。

ハーディソンはすぐにキエフ行きのチケットを予約すると
すぐに行動を開始する。
エリオットとハーディソンは、キエフ警察本部に行って
マギーを救い出すこと。
ネイサンとジムは大使館にいき、ランディと面会する。
財界の大物がなぜこんな所で働いているのかと尋ねると、
ツテを利用して途上国への投資を集めているのだという。
ジムは保険員として、盗まれたファベルジェの卵の事を調べて
いる事を告げる。ランディのパートナーであるサム・フィリ
ップス
は既に保険証書とアリバイとして彼のスケジュールを
用意していたが、ランディは調査対象ではないというジム。

一方警察本部に行ったハーディソンとエリオットはアメリカ
大使館の指示で来た事を告げ、ウクライナ政府の認証を受けて
マギーの仮釈放を求めるが、警察署長は一切話を聞こうとも
しなかった。保釈して大使館内に逃げられたら我々には手出し
出来なくなるのだとすると、確かに一理あるというエリオット。
タラはイヤホンからの指示で、
ウクライナは腐りきった官僚シ
ステムが長い間蔓延っていたので書類だけでは無理
だという。
彼らは利益をやりとりするのだという。それを聞いたエリオット
は警察署長に何か書いたメモを渡すと、署長は突然電話し始め
る。電話に出たのはタラだったが、タラは上手い事言葉で
たらし込めて、すぐにマギーを釈放させるよう告げる。

マギーは釈放される際に、署長から何か有れば連絡下さいと
言われるが、何のことだかまるで分からなかった。

IYS保険キエフ支店で、ランディの会社の事を調べると
会社は
借金地獄でこの調子だと数ヶ月で破綻
するという。ランディ
保険金を得るために貸し出しを名目にして地元の窃盗団
に盗ませたのではないか
と疑う。
パーカーによると、キエフ美術館に侵入した手口から見て、
関係者である事は間違いないという。ランディはその日の
打ち合わせの為にマギーとランチしている事が分かり、その際
に部下にIDとコードを盗み出したのだろうと疑う。

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ネイサンたちの前に現れたのは、かつてチーム解散の危機に
晒した保険調査員でネイサンの元同僚のジムだった。
チームとしてはジムとは関わり合いを持ちたくはなかったが、
現在ウクライナで美術品の盗難の疑いを掛けられ捕まっている
のがネイサンの元妻マギーだと知って助けにいく。

パーカーが相変わらず可愛いらしい感じだった。
今回は大使館でのパーティーに乗り込むと言うことでドレス
アップしていたし、随分と胸の開いたドレスを着ていたので
凄くまぶしいモノが有った。

ウクライナでのエピソードという難儀さに加えて、事件は
大使館内で起きているのだからまた厄介な案件だった。
逆に言えばアメリカ国内の外国の大使館という設定でも良い
んじゃないかと思わせたけど、きっちりとウクライナの
時代背景やお国柄を利用した演出が成されている。

それぞれジムに対する恨みはあるのだろう。
エリオットは暴力で彼を殴り飛ばし、ハーディソンが静かな
る抵抗ということで彼のイヤホンにハウリングさせて不快に
させるというのが笑えた。ネイサンやパーカーは意外と
サバサバとしたね。

如何にも怪しいランディだけど、途中で口座などを調べて
いる段階でネイサンはその行動に疑問を持っていた感じだし
ランディ犯人説以外の可能性をもっと早くから想定して模索
しているのかと思った。

一番上手いなと思ったのは、盗品売買のチェルノフと
タラが接触したシーンだった。相手の情報が何も知らないのに
大丈夫なのか?というエリオットに、何も話さなければ良いと
して、本当に何も話せず 口を割らせるテクニック。
遠くから凄い勢いでエリオットが睨みを聞かせている所
とか笑えたな。

ソフィーと連絡を取っているのは相変わらず。
しかし今回はマギーもネイサンも相手と同伴して親密そう
にしていたので二人とも微妙な雰囲気と感情が渦巻いていた
感じだし、爆弾で死にそうだとした際には、マギーの方から
熱烈にネイサンにキスをしていた。

最後はジムが美味しいところを持っていったみたいだけど
あんまり彷徨かれると確かにウザイ。

以前のアナタよりも今のアナタの方が好きだけど、アナタに
とって今の自分は好きなのか?と問われ、やはりネイサンに
とってはアルコールの件は切っても切れないところに繋がって
居るのかも知れない。

●マギーの出演回

Season 1, Episode 12
Season 1, Episode 13
Season 2, Episode 12 <--今回はココ
Season 4, Episode 18

ネイサン・フォード (Timothy Hutton) 元保険調査員、アルコール依存症
ソフィー・デヴェロー (Gina Bellman) 2ヶ国語を物真似
エリオット・スペンサー (Christian Kane) 武術に長ける、銃嫌い
アレック・ハーディソン (Aldis Hodge) 機械オタクでハッキングのSP
パーカー (Beth Riesgraf) セキュリティーを抜ける泥棒

タラ・コール(カーライル) (Jeri Ryan) 弁護士、実は詐欺師・ソフ ィーの友人

ジム・スターリング (Mark Sheppard) IYS保険員
マギー・コリンズ (Kari Matchett) ネイサンの元妻
アレクサンダー・ランディ (Matt Keeslar) ウクライナのアメリカ大使館員
サム・フィリップス (Andrew Harris) ランディの部下
--- (Marty Ryan) Inspector
エイドリアン・チェルノフ (Todd A. Robinson) 盗品売買
ハル (Chris Gann)
--- (Ben Raymondjack) News Anchor
--- (John Breen) Police Officer
--- (Suzanne Brownlow) Embassy Party Guest
--- (Paula Burton) BBC Reporter
--- (Jena Sims) Waitress

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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