NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 Naval Criminal Investigative Service (シーズン2) 製作総指揮/企画 - ドナルド・P・ベリサリオ 企画 - ドン・マクギル

Nov. 30, 2004
第8話 秘められた真実 Heart Break

脚本／George Schenck、Frank Cardea
監督／Dennis Smith
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ベセスタ海軍病院で入院するマイケル・ドーナン中佐は、ジャ
ニス・バイヤーズ医師の執刀で後天性の大動脈狭窄の手術で
有る大動脈弁形成術を行い、鎮静剤をうって寝ていた。
看護師のドゥーリーと衛生兵は、バイヤーズ医師から鎮静剤
をうったので30分後にまた様子を見て欲しいという。
そんな中ドーナン中佐の病室が突然爆発を起こす。

ギブスは船を地下室で作る中トニーからの電話でベセスタ海軍
病院に向かう。ケイトは家で寝ていたとするが、トニーは
自宅の固定電話に繋がらず携帯に出た事を指摘し、家では寝て
いないだろう?と疑う。

現場に着いたギブスたちは被害者は、空母ケネディの安全担当
官だったドーナン中佐が亡くなった事を聞かされる。4日前に
手術を受けたモノで、執刀医はバイヤーズ医師だという。
酸素を管で身体に供給している状態で、爆発の10秒前に看護師
と衛生兵がチェックした時には中佐は寝ていたのだと証言する。
人体自然発火現象ではないかというマクギーに対して、そんな
ものはただの都市神話だと言われる。しかし会話を聞いていた
ダッキーは大昔、聖書の時代から人体自然発火現象については
報告が有るのだとし、世に広めたのはチャールズ・ディケンズ
だと語る。小説「荒涼館」に出てくるクルックがそれによって
消滅したのだとし、映画化もされているという。

バイヤーズ医師から話を聞く。
するとドーナンは痛みを訴え私を呼べと要求したのだという。
中佐はとても威張り散らす人物で、その際心エコー検査をした
が問題は無かったとの事。ダッキーはギブスを介してバイヤーズ
医師を紹介されるとダッキーは彼女に一目惚れしてしまう。
大動脈弁形成術を行い二ヶ月後に復帰できると考えていた様だ
と聞かされる。ダッキーはまた検視後に聞きたい事が出来る
かもしれないとして彼女から携帯の電話番号をゲットする。

ギブスはマクギーに対して技師から酸素供給の装置を徹底的
に調べて報告しろと告げる。また病室にある物証は全てアビー
の元に送れと指示する。更に被害者の身辺調査を行えと。

ダッキーは検視する。
ジミーはダッキーが遺体に語りかけながら検視するのを見て
違和感を覚えていた。身体の中から焼けているのは明らかで、
ジミーに対して胃の内容物をアビーに届けろと告げる。

ギブスはアビーの元に行くと彼女からSHCのファンじゃないのか?
と問われる。SHCとはバンドのことなのか?と尋ねるギブスに
アビーは人体自然発火現象の事だとし、修士論文で取り上げた
のだという。アビーによると押収した電子機器に不審な点は
見られなかった事を告げ、手がかりは無いと告げる。消化器に
よって残留物の仕分けが困難になっているという。

トニーはケイトに対して昔医者になろうとしていたのだと語る。
婦人科でしょ?というと意外にも皮膚科だという。人が死ぬ事
は無いし、金が儲かるとのこと事だった。
マクギーは酸素は中央のシステムから各病室に送られ、特に
問題は無いとギブスに報告する。
また中佐は10年前に離婚し、子供はなく、妻は再婚してサンタフェ
に住んでいるとのこと。両親は仕事を引退していて姉が一人
居るのだという。ケイトがギブスに報告している間に、ケイト
の携帯電話に電話がなるのをトニーは目にする。相手はハリソン
からのものだった。

アビーは現場の爆発状況をコンピュータで再現する。
するとマットレスから採取したサンプルと遺体の胴体の左上
部分から微量の硫化アンチモンと塩素酸カリウムが検出された
という。それはマッチの痕跡だが、中佐は寝ていたとし、たばこ
を吸っていたハズはないと告げる。
ギブスは病院から防犯カメラの映像を取り寄せろと告げ、忍び
込んだヤツが居ないか調べろと命令する。
更にケイトとトニーにノーフォークに行って過去9ヶ月、空母
ケネディでの中佐の仕事ぶりを聞いてこいと言う。
空母の中にはなんとNCISの捜査官・ポーラ・キャシディが搭乗
している事が分かる。
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病室内で海軍の中佐・ドーナンが殺害される。
中佐は素行が悪く、部下の事を執拗に虐めていたり、我が儘
放題に振る舞っていたことが分かる。特に中佐はヘイズ少尉
の事を執拗に虐めていた事が分かり、他の部下たちが休暇を
取る間もそれを許可しない意地の悪さが有った事が証言から
明らかになっていく。

今回はなんと言ってもケイトが兵士を撃ってしまう事で相当
傷ついてしまったという事がすべてだったような感じ。

ケイトがシーズン2で終わりという事で、その辺の伏線にも
なっているのだろうけど、捜査官として当然のことをしたのに
傷ついてしまうというのもちょっぴり可哀想だ。
ギブスは被害者の行動は捜査官を使った自殺だとしていたけど、
肝心の被害者は残された人の気持ちを無視する酷い行動だと思った。

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久しぶりにJessica Steen演じるポーラ・キャシディの4度目の
登場。
Season 1, Episode 8 死のエメラルド
Season 1, Episode 16 それぞれの悪夢
Season 1, Episode 23 目覚め
Season 2, Episode 8 秘められた真実 <-今ここ
Season 3, Episode 3 心理ゲーム
Season 4, Episode 19 生死の境目
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空母に査察に入る際に、迷路のような空母内で迷うというシーン
は二度目だったね。

今回NCIS内では恋人の存在が浮き彫りにされるものだった。
ダッキーとバイヤーズ、ケイトとハリソン、ポーラとトニー
そしてギブスも女性と一緒にいる姿が有った。ギブスが地下室で
船を作っているシーンってシーズン2に入って初めて見た気がする
けど、まだ根気よく作っていたんだね。
ギブスと一緒にいた赤毛の女性は誰なんですか?って感じで気に
なるものが有るあった。検索で調べてみるとVivienne Bellisario
という人みたいだ。ハリソンとケイトの関係は謎だし、マクギー
にも彼女が居るみたいな感じ。

また今回はダッキーが年甲斐もなく一目惚れするという事で、
彼にはない奇異な行動を取った事からも、容疑者はバイヤーズ
だと分かるものが有った。医療従事者で酸素を体内の中でも肺
ではなく胸腔内に入れる事の出来る人物は限られているしね。

過去のしがらみ・父親の呪縛から解かれたいと感じている少尉
だったり、いつかは発見されるとしてそれをダッキーが解明
してくれるのを待っていたのかも知れないと思うと、ダッキーの
恋心はなんとも切ないモノだ。
スミソニアン博物館の調査室でデートするところは、ムーディ
なのかどうかは微妙だけど、「BONES」のメンバーを是非登場
させて欲しいシーンだったね。まぁまだこのドラマ始まっていな
かったけか。

事件解決のきっかけは、アビーが胃の内容物に違和感を感じた
事とアビーの部屋で一緒に調べていたトニーが、たばことマッチ
の関係を見て"セシル・B・ディノッゾ"が映画「第十七捕虜収容所」
でのトリックを使った犯行で有る事を見破ったことだった。
兵士がたばこを使って簡易時限爆弾を作って手法を真似たという
事。意外とトニーって映画通だったりするんだよな。前回の
エピソードでもモノクロの映画の内容に精通している所が有ったし。
セシルBディノッゾなんて引用していたので、セシル・B・デミル
監督の映画かと思ったら、この映画、ビリー・ワイルダー監督
が監督したものなのね。

ジャニスは来月からコロンビアの長老派教会病院にいくと語って
いた。「グレイズ・アナトミー」でも●●長老派病院とつく
事が多いけど、プロテスタント系・カルヴァン派の病院のことを
長老派と名付けているみたいだね。

■使用された曲

・Dominic Kellyの"Analog Spells"
・Dominic Kellyの"Darkwave Sphere"
・Dominic Kellyの"Immortal Drones"

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