デスパレートな妻たち (Desperate Housewives・シーズン7) 原案・製作総指揮／マーク・チェリー 制作／チェリー・プロダクションズ／タッチストーン・テレビジョン 出演／テリー・ハッチャー、フェリシティ・ハフマン、マーシア・フロマ、エヴァ・ロンゴリア、ブレンダ・ストロング http://www9.nhk.or.jp/kaigai/dh7/index.html

第1話 戻ってきた男 Remember Paul ?

脚本／Marc Cherry 監督／David Grossman
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アンドリューがカルロスの母親を車でひき殺したことを告白しよ
うとするブリー。スーザンは夫・マイクが不況のあおりで配管工
の仕事が儲からず借金を作った為に、家を貸し出して郊外の
安モーテルに住むことになる。

メアリー・アリスは"何をしたのか知っている"という手紙を
受け取った跡に自殺した。全ては家族を守るためのもの。
その手紙を送ったのが、隣人の女性マーサだと知り、ポールは殺害
する。そんな殺されたマーサの姉・フェリシアは、ポールが殺害した事
を知ると、ポールが自分を殺害したように装い見事彼を終身刑
で捕まえさせる事に成功するが、フェリシアはあるときスピード
違反で警察に捕まり、そこで全ての事実が発覚してしまう。
ロアーク弁護は、ポールの釈放の手続きをし、多額の賠償金を
取ることに成功する。ポールは地元に戻ってゆっくりするとの
事だった。しかしポールは、全ての住民が自分を容疑者として
仕向けたことが許せず、自分の事を忘れられないようにすると
恨みを持っていた。

一方病院では子供を取り違えたとして、理事長は顧問弁護士で
あるジャックに事実を打ち明けに行って欲しいと頼む。

その頃ポールが街に戻ってきた事を知ったカレンは、近隣住民
にその事実を伝えに走る。

ブリーはオーソンと離婚することになり落ち込む中、ギャビー
の元にいきアンドリューがカルロスの母親をひき殺した事を
告白する。当時アンドリューは16歳だったので、夫のレックスと
事実を隠蔽したことを告げる。するとギャビーは話すべきでは
無かったとし、誰にでも最低な一面は有るのだから、話さない
で欲しかったとし、聞いた以上はカルロスに事実を話さなければ
ならないという。しかしカルロスは怒り狂うだろうし、その
八つ当たりは自分に回ってくるとのこと。今、カルロスが正気
を失い誰かを病院送りにすればまずいことになるという。

リネットは新たに子供を産み、これでバスケチームが一チーム
作れるだけの子供を産んだと自虐ネタを語る。家族は誰一人
家のことをしようとはせず、家は荒れ放題だった。そんな中、
高校時代の親友である、レネ・ペリーから電話が鳴り、明日
ウチに来るのだという。レネはMLBのダグ・ペリーの妻であり
大金持ちだった。ゴミため状態の自宅を見せることなど出来ない
として、家族に片付けるよう命令する。

その頃スーザンとマイク、MJは新しい家に引っ越しする。
MJはウチは貧乏なのかと無邪気に質問する。確かに家計は苦しい
が、必ずここで金を貯めて戻ることを約束する。そんなスーザン
の元にも電話が鳴り、ポールが戻ったとの報告を受ける。
死んだと思われていたフェリシアが生きていた為に、ポールは
出所することになったのだと言われる。
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いよいよシーズン7の放送が開始。
アメリカ本国ではシーズン8の放送が終わりそうです。

これ以上ウィステリア通りに問題なんて有るのか?と思わせる
ものが有るけれど、またまた色んな問題が浮上してくる辺り
上手く設定されている感じだね。


スーザンの場合。
マイクの借金のせいで、安モーテル暮らしとなった彼女。
美術教師とアクセサリー作りで金を儲けようとするが、マイク
は銀行での融資を止められ、いよいよ首が回らなくなり、
アラスカにでも行くかというとんでもない状況に。
そんな中でスーザンに金儲けの話が浮かび上がるのだから
都合が良いと言えば都合が良い。大家がポルノサイトを手がけて
おり、部屋の中でランジェリー姿で過ごせば、大金が儲かる
とのこと。

ギャビーの場合。
まさかのホワニータが別の家の子であり、病院で8年前に取り
違えていたという事実が発覚。正直、カルロスの娘っぽい
感じにしか見えないけどね。その事実を最初に知ったのはカル
ロスであり、カルロスはとてもギャビーには言えないとして
口をつぐむ。一方でギャビーの方も、カルロスの母の死亡事故
の件の真相を知ってしまう事で、夫婦して秘密を抱えて悶々と
する辺り、ちょっぴりかわいそうな状況が描かれている。

リネットの場合。
リネットの親友、レネの登場。
玉の輿で金持ちのレネとの毒舌合戦。
レネ役には、「アグリー・ベティ」でのウィルミナ役が記憶に
新しいVanessa Williamsだけれど、まさにその時と似たような設定が
引きずられている一面が有るのかも知れない。
レネとガブリエルのファッション、セレブ対決なんかが見物
といえば見物なんだけど、二人がぶつかりそうもない感じだね。
スーザンのアクセサリーを見て子供がキャンプで作ったものと
一蹴するところが笑えたし、リネットの3P話とかとんでもない
ネタが飛び出した。

ブリーの場合。
いよいよ離婚することになり、独り身となってしまったブリー。
子供達も捕まったり独立していたりして、家には居ない状況
の中で、内装を手がけることになる。
そこで出会うキース役には、「Terminator: The Sarah Connor
Chronicles」でデレク役を演じたBrian Austin Greenが登場。
ブリーは彼と関係を持っていくのか、それとも内装業自体に
興味を持ったのかイマイチよく分からない所が有ったけど、
オーソンがジュディという名の女性と早くも幸せっぷりを
見せられることで、ブリーも怒り収まらない様子。でもオーソン
の言葉にも一理あり、もう長いこと二人は関係破綻していた
からね。


フェリシアが街に友人が居ると言っていたけど、恐らくディアドラの
事なんだろうな。シーズン1のエピソードを見返していたら、テイラー家
のエピソードがメインの流れとして存在していた。
テイラー家は大富豪で、マイクはこの家の長女・ディアドラとかつて
付き合っていた時期が有り、父親がマイクに娘の行方を捜させるという
エピソードが有った。今回のエピソードの中で、スーザンら家族の
宿主であるマキシン・ローゼンが、サイドビジネスとしてソフトタッチの
インターネットポルノサイトを経営しているけど、その中にマーサとディアドラ
も働いているみたいな台詞が有った。マーサ・フーバー自身は亡くなって
いるけどね。

ちなみにマーサ・フーバーが最後にクレジットされているのは、シーズン5の
13話「ほほ笑み返し」。その前に出演したのはシーズン1の20話「未練の残り火」。
マーサが殺害され遺体が発見されたのは、シーズン1の9話「疑心」。
マーサはシーズン1で、スーザンが火事を起こした際に、脅迫しようとして
いた人物で、マーサはイーディ・ブリットと比較的仲良くしていたが、
どちら共に結局この世から居なくなってしまったね。